カメラやソフトが進化したSIMフリースマホ「ZenFone 4」実機レビュー

文●藤沢航 編集●ゆうこば

2017年09月08日 10時00分

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 一挙に6モデルが発表され、日本での発売が期待されているZenFone 4シリーズの主役とも言える「ZenFone 4 ZE554KL」(台湾版)を購入しました。ひと足先にレビューをお届けします。

パッケージデザインは変わるも、中身の構成は変わらず

 ZenFone 4シリーズからパッケージデザインが新しくなりました。ZenFoneを2台並べてハートマークにしたアイコンが特徴的です。キャッチコピーの「We Love Photo」からもカメラ機能に力が入っていることがわかります。

パッケージと付属品

 付属品は日本でも使えるAタイプのACアダプターや、ASUSロゴの入ったSIMピンなど、おなじみの構成です。TPU製のケースが付属しているので、気に入ったものが見つかるまでこれを使うとよいでしょう。

凹凸の無いフラットな背面

 背面は「ZenFone 3」のデザインを踏襲したものとなっています。ガラスの光沢の中にキラリと光るスピン加工が目を引きます。両面2.5Dガラスに金属フレームを採用し、なめらかな持ち心地です。

左からZenFone 3、ZenFone 4、ZenFone Zoom S

 5.5型版「ZenFone 3 ZE552KL」と「ZenFone Zoom S ZE553KL」を並べてみました。ZenFone 4の型番はZE554KLで、これら2台の後継モデルという位置付けです。

TPUケースを装着してみた

 付属品のTPUケースを装着してみました。いたって普通なケースですが純正なだけあってサイズはピッタリです。ほかのケースを探すまでのつなぎにも、メインのケースとしても使えます。

背面のカメラ部

 デュアルカメラ部分には出っ張りがありません。メインカメラは、レンズの明るさがF1.8、光学手ブレ補正を搭載しており、ツライチに美しく仕上がっています。

指紋センサーはホームボタンの位置に移動

 先代では背面中央に位置していた指紋センサーはホームボタンに内蔵されました。センサー式のホームボタンで少しくぼんでいます。左右のナビゲーションキーも同様にセンサー式。バックライトを搭載しタッチ時に点灯、もしくは常灯を設定できます。

nanoSIM x2のデュアルSIMスロット

 SIMスロットはnanoSIMが2枚入る構造です。SIM 2のトレイはmicroSDカードと兼用となる排他仕様です。ZenFone 4は下位・上位モデルどちらも64GBの内蔵ストレージを搭載しているため外部ストレージの出番はないかもしれません。

プリインストールアプリは28種まで減らせるように
複数のSNSアカウントを持てる「ツインアプリ」も搭載

デザイン刷新、プリインアプリ激減で生まれ変わった「ZenUI 4.0」

 ZenFoneシリーズに採用され続けているASUS独自のUIと、ホームアプリを統合したZenUIも最新の4.0になりました。まず、目に入るのが外観の変化です。視認性を重視した従来のものからより近代的なものに変わりました。

 見た目こそ変わりましたが使い勝手はいままで通り。カスタマイズ性の高いホームアプリとなっています。

プリインストールアプリ一覧

 プリインストールアプリも見直されました。グーグルアプリも含めて29個がプリインストールされています。WebStorageアプリはアンインストールもできるため28個まで減らせます。

ショートカットメニュー

 一部アプリではアイコンを長押しすることでショートカットメニューが開くようになりました。確認したところ、グーグルアプリが対応しているようです。

SNSで複数アカウントを管理できるようになる新機能「ツインアプリ」

 ZenUI 4.0に追加された目玉機能がこのツインアプリです。FacebookやInstagramなどひとつのアカウントしか登録できないアプリで利用でき、名前の通り2つ目のアカウントが管理できるようになります。

Antutuスコアー11万点超え! メモリー優先利用設定も有効

Antutuの実行結果

 私が購入したのはSnapdragon 660にメモリー6GBを搭載した上位モデルです。Antutuベンチマークで測定した結果、スコアーは11万1447点でした。600番台で、ついに10万点を超えました。

 メインストリーム向けのZenFone 4ですが、性能的にはハイエンド志向のパワーユーザーに訴求できるレベルと言えます。

 Snapdragon 630を搭載した下位モデルがZenFone 3の正当後継機、上位モデルはZenFone 4 Proとの間を埋める新しいラインアップと見ていいかもしれません。

アプリ起動をブーストさせる「OptiFlex」

 ZenFone 3 Deluxeなどの大容量メモリーを登載した端末には以前から登載されていた「OptiFlex」。最大10個のアプリを選び、メモリーを優先的に割り振ることでより快適に使えるようにする機能です。選択するアプリは自分で選ぶか、使用状況に基づいて自動選択されます。

 使ってみると確かにアプリの立ち上がりなどで速さを実感できます。これに慣れると少ないメモリーの端末には戻れないかも……。

デュアルカメラでなくても利用できる「新ポートレートモード」
オートモードでも見たままの印象で撮影

刷新されたカメラアプリ

 ZenFone 4シリーズではカメラアプリも刷新されました。UIはよりシンプルなものになり、左右スワイプでモードの切り替えられます。ZenFone 4では山のアイコンをタップすることでメインカメラと超広角のサブカメラを切り替えできます。

 ZenFone Zoom Sにアップデートで追加されたポートレートモードはデュアルカメラを用いて被写体と背景の距離を測って背景ボケを演出します。

 一方、ZenFone 4に搭載されているポートレートモードはカメラひとつで利用できます。人物の顔を認識し、顔や体と背景の境目を掲出しているようです。ZenFone Zoom SのようにF値(ボケ具合)の調整はできず、被写体は人物限定となってしまいますが、超広角カメラやインカメラでも利用できる点が魅力と言えます。

※画像をクリック/タップすると実サイズで表示(1枚・約5~6MBほど)
※画像をクリック/タップすると実サイズで表示(1枚・約5~6MBほど)
※画像をクリック/タップすると実サイズで表示(1枚・約5~6MBほど)
※画像をクリック/タップすると実サイズで表示(1枚・約5~6MBほど)

 すべてオートモードで撮影しました。先代のZenFone 3と同様に、見たままを写すような印象です。逆光では一度の撮影でHDR補正がかかるリアルタイムHDR撮影が適用されます。食べ物撮影モードなどはありませんが、オートでもキレイに撮れました。

ワイドアングルカメラでの撮影も楽しい

メインカメラ
ワイドカメラ

 車のフロントガラスにピッタリ当てて空を撮影してみました。ガラス越しなので少し色味が変わっていますがメインカメラとサブの超広角カメラでは画角がかなり違うことがわかります。超広角特有の歪みもいい雰囲気です。

 望遠側はデジタルズームを使えば大抵のスマートフォンで実現できますが、広角側はそうはいきません。サブカメラとして超広角カメラを搭載していることで、いままでと違う撮影を楽しめます。

日本での発表日は9月15日!?

 台湾版を購入しましたが日本語化はバッチリ済んでいました。日本向けのAPNもプリセットされ、技適さえ通せばいますぐにでも発売できる完成度です。

 国内向けにはau VoLTEの対応や技適、「ATOK for ASUS」をプリインストールしたり、カメラのシャッター音調整機能の撤廃などの調整が加えられることでしょう。

ASUS JAPANのホームページには意味深なカウントダウンがスタート

 去年のZenFone 3は9月発表、10月発売でしたが今年はどうなるでしょうか。ASUS JAPANの公式ホームページには、ZenFone 4のグローバル発表時と同様のPR文句「WeLovePhoto」の画像が用意。9月15日に発表があるようです。

 果たして、ZenFone 4以外にもZenFone 4 Pro/4 Selfie/4 Selfie Pro/4 Max/4 Max Proのいずれか、もしくはすべてが出るのか。いまから楽しみですね!


※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。

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