iPhoneの「メール」アプリを活用する便利ワザ10

文●柳谷智宣

2017年09月09日 10時00分

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 iPhoneの標準メールアプリである「メール」。シンプルに使えるが、細かく活用できる便利機能も多数搭載されている。そこで今回は、意外と知られていない便利技を10個ご紹介する。これまで、なんか面倒だな、と感じていた作業が不要になるかもしれないので参考にしてほしい。

「メール」アプリ、シンプルに見えて実は懐が深い

1.メールの作成中に他のメールを閲覧するワザ

 メールの作成途中に、他のメールの内容を確認したりコピーしたいことがある。その際、いったんキャンセルしたり、入力中の文面をコピーして画面を閉じてやり直したりしていないだろうか?

 実は、「メール」アプリの作成画面はタブ化できる。一番上に表示されているメールの件名部分を下にスワイプすれば、最小化されて他のメールを閲覧できるようになる。戻す際は、下のタブ名をタップすればいい。なお、複数のメール作成画面を同時に起動して、タブで切り替えながら作業することも可能だ。

メール作成途中に他のメールを見たくなったらタイトルをスライドする
下にスライドすると最小化できる
受信画面が開いた
他のメールを確認したり、コピーする。画面下のタブをタップすれば元の作成画面を開ける
複数の作成画面をタブ化することも可能だ

2.メールの作成画面から写真を追加するワザ

 メールに写真を添付できるが、必ずフォトアプリから起動している人もいるのではないだろうか。実はメールの作成途中でも、写真を挿入できる。本文を破棄したりする必要はないのだ。

 作成画面をタップすると、「選択」「ペースト」といったポップアップメニューが表示されるので、その右側にある三角マークをタップする。すると「写真またはビデオを挿入」というメニューが現れる。タップすると「写真」アプリが開き、添付できるようになる。繰り返せば、複数の写真を添付することも可能だ。

 作成途中のメールに複数の写真を一回で挿入したいなら、コピー&ペーストを利用する。「写真」アプリで複数の写真を選択して、共有メニューから「メール」ではなく「コピー」を選択。作成中のメールにペーストすればいい。

通常は写真アプリで写真を選び、共有メニューから「メール」を開く
画面をタップしてメニューを開く
右に移動して「写真またはビデオを挿入」をタップする
写真を選ぶ
「選択」をタップする
挿入できた
左下の「コピー」を選択する
メールの作成画面にペーストする
複数の写真を一回で挿入できた

3.メールの差出人名をカスタマイズするワザ

 メールの差出人には、名前が表示されることがある。この名前、自分で自由に付けることができる。初期設定などで適当に設定し、意図しない本名バレや、「ウナギ王」とか「ウナギ姫」といった恥ずかしい名前になっている可能性もある。自分で自分の名前がどう表示されているかわからない人は、一度確認し、相手に表示したい名前に変更しておくといいだろう。

 iOSの「設定」から「メール」を開き、アカウントの設定画面を開く。そこの「名前」を編集すればいい。

メールの「差出人」にはメールアドレスではなく名前が表示されることがある
設定画面から「メール」を開く
「アカウント」をタップする
名前を変更するアカウントを選ぶ
「名前」を編集する
「完了」をタップ
メールの送信者名が変わっている

4.大量の未読メールをまとめて既読にするワザ

 長くメールアドレスを使っていると、迷惑メールが届くようになる。いちいち削除するのも面倒なので放置することもあるが、未読件数が数百件にもなると目障りになってくる。そんなときは、一括操作で開封済みにしてしまおう。

 メールの一覧画面で右上の「編集」をタップすると、右側に○マークが表示され、複数選択が可能になる。そこで左下の「すべてマーク」をタップすると、すべてのメールが選択される。同時に、操作メニューがポップアップするので、「開封済みにする」をタップすればいい。同じ操作で「フラグ」を選択すれば、すべてのメールにフラグが付く。

迷惑メールの未読が積もると邪魔になる
右上の「編集」をタップし、左下の「すべてマーク」をタップ
「開封済みにする」をタップ
まとめて既読にできた

5.目立たないフラグマークを目立つ旗のアイコンにするワザ

 重要な内容だったり後で読みたいメールには「フラグ」を付けて目立たせることができる。このフラグのマーク、標準では色の付いた○アイコンになっている。未読メールにフラグを付けるととても見にくいので、フラグを多用するなら本来の旗のマークに変更してもいいだろう。

 「設定」から「メール」を開き、「フラグのスタイル」をタップ。「カラー」から「フラグ」に変更するだけだ。

メールをスライドするとフラグを付けられる
マークが付いて、検索したり目立たせることができる
「設定」から「メール」を開き、「フラグのスタイル」で設定する
フラグマークが旗のアイコンになった

6.文字化けしないように署名に一工夫するワザ

 メールを開いたら盛大に文字化けして、本文が読めないことがある。「メール」アプリでは文字コードの変更ができないので、文字化けしたらあきらめるしかない。他のメールアプリやGmailなどで表示しよう。

 文字化けを回避したいなら、あらかじめこちらから送信するメールの文字コードを固定してしまえばいい。設定などはないのだが、メールの本文や署名に、特定の文字を入れておけばいい。こちらから送るメールが文字化けする可能性がずっと低くなるし、そのメールへの返信も自動的に文字化けしないようになる。挿入する文字は、文字化けしにくい「UTF-8」の「こまんど」がオススメだ。詳しくは下の写真を参考に。

メールの署名に「こまんど」を追加しておく
自動的に挿入され、お互いに文字化けしにくくなる

7.受信画面から引用せずに新規メールを送るワザ

 メールの一覧から返信したいが、別の話題なので引用はしたくない、ということがある。そんなとき、返信画面を開いて件名や本文を削除している人もいるのではないだろうか。それでもいいのだが、手間がかかるし、相手が使っているメールサービスやメールソフトによっては同じスレッドにまとめられてしまうことがある。できれば、別の話題は新規スレッドで送信したい。

 そんなときは、受信画面からユーザー名をタップし、プロフィール画面のメールアドレスをタップすればいい。新規のメール作成画面が開く。

メールの差出人をタップする
プロフィール画面のメールアドレスをタップする
新規メールの作成画面が開く

8.画面に触れずに操作をキャンセルするワザ

 誤操作で、誤変換したりメールを削除してしまったら、端末をシェイクしよう。画面にタッチせずに、「取り消す」という画面が出て、操作をキャンセルできる。

端末をシェイクすると、直前のアクションをキャンセルできる

9.ハイパーリンク付きの署名を設定するワザ

 「メール」アプリでも、署名機能を使えば、自動的に名前やメールアドレス、電話番号、住所、URLなどを挿入できる。しかし、これらの情報は単にテキストとして書き込まれる。例えば、「メール」アプリであれば、電話番号をタップすれば電話をかけられるし、住所をタップすれば「マップ」が開く。しかし、それはアプリの機能なので、例えばメールアドレスなどは開くことができない。もちろん、URLもベタ打ちする必要がある。

 もし、メールアドレスをクリックできるようにしたり、住所をタップしたらグーグルマップを起動するようにしたり、「ホームページ」というテキストをタップしたら指定のURLを表示するようにしたいなら、ハイパーリンク付き署名を利用する。

 「メール」にはハイパーリンクを付ける機能がないのだが、他のアプリと連携させればいい。電話番号やメールアドレスにハイパーリンクを付けるなら「メッセージ」アプリを利用しよう。誰宛でもいいので、メッセージを送り、その文字列をコピーすればいい。

 任意のテキストに任意のリンクを付けたいなら、Gmailなどを利用してハイパーリンク付きテキストを作成して自分に送り、コピー&ペーストで登録する。

「メッセージ」アプリでメールアドレスや電話番号のハイパーリンク付きテキストを作成できる
署名に貼り付ける
メールを送信したところ。文字が青くなりタップできるようになっている
Gmailの作成画面で文字列を選択してリンクボタンをクリックする
URLなどを入力してハイパーリンク付きテキストを作成する
GoogleマップのURLなどを住所に指定することもできる
メールアドレスや電話番号だけでなく、ウェブサイトや住所までタップできるようになった

10.検索ではなくフィルタリングでメールを絞り込むワザ

 画面左下のアイコンに触ったことがあるだろうか。これは「フィルタ」機能で、特定の条件でメールを絞り込むことができる。手軽に未開封やフラグ付き、添付ファイル付きのメールを抽出できるのはとても便利。もちろん、その一覧からさらに検索することも可能。

 ちなみに、「VIPからのみ」は、プロフィール画面で「VIPに追加」をタップした相手だけを表示してくれる機能だ。

左下のフィルタアイコンをタップする
設定されているフィルタが適用される。青いフィルタ名をタップしよう
設定画面が開く。表示したい条件を選択し、「完了」をタップする
フラグ付きのメールだけを表示できた

 以上が、神アプリ「メール」の便利技となる。意外と侮れない機能がそろっているので、ぜひマスターして大量のメールを快適にさばいてほしい。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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