Instagram TIPS~今さら聞けない「Instagram」のキホンのキ

Instagramでフォロワーを増やすよくない方法

文●柳谷智宣

2017年09月09日 10時00分

最近Instagramを始めた、もしくは始めたばかりという人に捧げるInstagram連載! SNSやデジタルガジェットを使いまくっているITジャーナリストの柳谷智宣氏が、Instagramの基本からTIPSまでを紹介します!〈連載目次(こちら)〉

 Instagramを使うなら、フォロワーをとにかく増やしたいという人も多いだろう。「フォロワー 裏技」などで検索すると、いくつかのテクニックが紹介される。その中でも一番ひどいのが、お金でフォロワーを増やすと謳っているサービス。海外サイトを検索すれば、1000フォロワーが5~10ドルで買えるというのだ。日本語サイトでも1000フォロワー2000円程度で購入できる。実際に購入すると、翌日には普通に1000フォロー程度増えていた。

適当に検索して見つけたフォロワー購入サイト

クレジットカード番号を入力するのは怖すぎるのでPaypalで支払い

翌日、フォロワーが1000人増えていた

 ただし、アカウントのフォローを販売するのは明確な規約違反。購入してはいけないと明記はされていないが、Instagramの規約に「弊社は、理由の如何を問わず、あらゆる者による本サービスへのアクセスを随時拒否する権利を留保します」とあるので、いきなりアカウントを削除される可能性はある。せっかくそれまで育ててきたアカウントがなくなるダメージは計りしれないので手を出さない方が賢明だ。

※記事検証のためフォロワーを購入をしましたが、推奨するわけではありません。

 それに、プロフィールから「フォロワー」をクリックすれば、フォローしているアカウントを一覧できる。それらを開けば、ダミーアカウントは一目瞭然。数千人をフォローしているのに、投稿がゼロなのだ。もし、有名人や企業がこの手のサービスを使っていたら炎上必至。個人なら注目されることは少ないだろうが、数万フォロワーを得て目立つようになると、やはりバレることだろう。

フォローするといった、アカウントに付随する権利を販売するのは規約違反

フォロワーをクリックすると、一覧を確認できる

大半は投稿ゼロのダミーアカウントなのがすぐにわかる

 他には、無作為にフォローしてフォロー返しを狙う方法も有名。フォロー返しをもらったら、フォローを外して、さらに別の人をフォローするという極悪非道の所業だ。これもばれれば普通にフォローを外されるだけなので、あまり意味はない。ただ、これはばれにくいし、炎上もしにくいのでやっている人もいるかもしれない。

 しかし、これらの方法で得たフォロワーは自分の投稿に興味があるわけではない。「いいね!」がつくわけでもないし、コミュニケーションができるわけでもない。ただ“フォロワーがいる”という悲しい状態だ。

 次に使われるのがハッシュタグ。「#f4f」「#fff」といったタグが付いていれば「follow for follow」、つまりフォローしてくれたらフォローし返しますよ、という意味になる。「#l4l」なら「いいね!」を付けてくれたら「いいね!」を返してくれるという意味だ。これはルール内なので、使っている人も多い。ただし、これも自分のアカウントに興味をもってくれるわけではないので、フォロワーの数字を増やす以外に意味はない。

「#f4f」タグだけでも1億3583万件も投稿されている

 やはり、フォロワーを増やすなら王道を行くのが楽だし、楽しめる。フォトジェニックで好感度の高い被写体を、高性能なカメラで綺麗に撮り、アプリでレタッチして投稿するのだ。適切なハッシュタグを付け、さらには流行のタグも付けて検索に引っかかるようにする。例えば、4600万件の投稿がある「#BFF(Best friend forever)」や1億4000万件の「#ootd(Outfit Of The Day=今日のコーデ)」といったタグだ。

 同じ興味のアカウントを見つけたら、フォローをする。いい感じの写真を見つけたら「いいね!」を付ける。共感する写真に出会ったら簡単でいいのでコメントを付ける。そうしてInstagramを楽しんでいれば、自然とフォロワーは増える。

 投稿がたまり、フォロワーが増えてくると、さらにフォロワーの増加ペースは上がる。ただし、あまり数字に一喜一憂せず、自分のペースで利用するのがInstagramを楽しむコツと言えるだろう。インスタ疲れをしない程度に楽しんでもらいたい。

今日のコーデを自慢する「#ootd」は定番

同じ趣味のアカウントを積極的にフォローしたり、投稿に「いいね!」していこう

積極的にInstagramを使っていれば、自然とフォロワーは増えていくので焦らないように


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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