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Leicaダブルレンズ搭載 「HUAWEI Mate 10 Pro」のカメラは仕上がり良し!

文●林 佑樹 編集●ASCII編集部

2018年01月23日 12時00分

LEICAダブルレンズの描写が
NPUでより進化しているHUAWEI Mate 10 Pro

 「HUAWEI Mate 10 Pro」レビュー4回目は、多くの人が気になるであろうカメラ機能をチェックする。HUAWEI Mate 10 Proはファーウェイ端末のトレードマークともいえるダブルレンズ仕様であり、背面にはLeica SUMMILUX-H 1:1.6/27 ASPHとプリントされているように、カメラについてのアピールが強い。

シックなデザインながら、カメラはしっかりと目立つ

 もちろん、ダブルレンズはすっかりハイエンドモデルでは標準になっているが、HUAWEI Mate 10 Proはカラーセンサーとモノクロセンサーで撮影し、ひとつのデータにする方式を採用している。カラーセンサーは1200万画素、モノクロセンサーは2000万画素で、レンズはいずれもF値1.6。光学手ぶれ補正も搭載しており、撮影については下記のサンプルどおり、NPUのフォローもあり、ラクに撮影できる。

 NPUによるフォローは、被写体を認識し、それに最適な設定を実行してくれるというもので、花や青空、植物、夜景、フード、日の入り/日の出、文字、ビーチ、雪、ポートレートなどに対応する。認識までの時間は早く、ほぼ被写体に向けた時点で完了するほどで、認識した被写体のアイコンも表示される。

 また、ワイドアパーチャ時の背景ぼかしの処理にもNPUが使用されており、これも処理はスムーズだ。NPUによる被写体認識はPROモードに切り換えることでオフになる。色が気に入らない場合に活用してみよう。

 以下、HUAWEI Mate 10 Proで撮影したサンプル写真を掲載するが、リサイズしていないので通信量に注意してほしい。

NPUが被写体を判断すると、左下にアイコンが表示される

風景の場合は光源によって、NPUの判断が変化する。青空が多ければ青空と判定され、写真のように分かりやすいものになる

料理はお皿だけでなく、料理自体も判断しているようで、この場合も被写体を認識していた。もちろん、空のお皿の場合は反応しない。このあたりのチェックはけっこう楽しい

PROモードで撮影。風景と判断したが色がキツかったのでオフにした

こういったパターンはとくに反応せず

これもNPUは反応せずだが、描写は安定していい

ワイドアパーチャの応答性もよく、待ち時間にイライラすることもない

背景のぼかし量の反映も早いので、頻繁に使用できる

F0.95の再現にまで対応しており、後ろボケの作りもそれっぽい

モノクロの描写もいいので、シーンに応じて楽しんでみよう

人物であるかの認識精度はよく、マスクをしていても検出するケースが多くあった。写真の人物はアニメ「お見合い相手は教え子、強気な、問題児。」のみうらさぶろう監督

夜景と判断されるとシャッター速度が思いっきり落ちるため、手持ちでは難しくなる

街中であれば光学手ぶれ補正もあるため、設定を気にせず撮影を楽しめる

インカメラは800万画素で、美肌機能も搭載されている。美肌機能は10段階になっており、6以降はわかりやすいものとなるが、それよりも前の値はナチュラル路線だ。人体検出も速く、背景ぼかしも気軽に使えるだろう

ファーウェイ「HUAWEI Mate 10 Pro」の主なスペック
ディスプレー 6型有機EL
画面解像度 2160×1080ドット
サイズ 約74.5×154.2×7.9mm
重量 約178g
CPU HUAWEI Kirin 970
2.36GHz×4+1.8GHz×4(オクタコア)
メモリー 6GB
ストレージ 128GB
OS Android 8.0(EMUI 8.0)
対応ネットワーク LTE:バンド1/2/3/4/5/7/8/9/12/17
/19/20/26/28/32/34/38/39/40/41
W-CDMA:バンド1/2/4/5/6/8/19
DSDS(4G+4G) ○(DSDV)
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac
(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:1200万画素(RGB)+2000万画素(モノクロ)
/イン:800万画素
バッテリー容量 4000mAh
SIM形状 nanoSIM×2
USB端子 Type-C
カラバリ ミッドナイトブルー、チタニウムグレー

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