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「isai V30+」のカメラ機能を検証! デュアルレンズで遊べ!

文●林 佑樹 編集●ASCII編集部

2018年01月30日 12時00分

標準とワイドで楽しく遊べる
「isai V30+ LGV35」のカメラ

「isai V30+ LGV35」レビュー第4回は、自慢のカメラをチェックする。例に漏れず、同機もダブルレンズ仕様だが、isai Beatから引き続き、標準レンズとワイドレンズを採用している。標準レンズは1650万画素で、71度となっており、F値1.6、光学手ぶれ補正を搭載する。ワイドレンズは1310万画素で、120度とより広く撮影できる仕様で、F値1.9と明るめのレンズを採用している。ワイドレンズ側の光学手ぶれ補正は、とくにLGサイトにもauサイトにも記載がなかったのが、テストした限りでは非搭載のようだ。

画面上部のアイコンをタップでレンズを切換できる

モードは豊富。マニュアルを選択しているときには、Graphyと呼ばれるプリセットから、サムネイルにある写真の撮影設定を呼び出すことができるほか、自分の写真の設定の追加も可能だ

 さて、標準レンズ側はオートで撮影した場合、日陰などの暗さからISOを高めにする傾向が強く、スマホで見る分にはいいが、PCで見るとノイズが目立ってしまう。また、夜間になると本体の画面でもキツい絵になりやすい。光学手ぶれ補正があるので、シャッター速度を落とし、低ISOにしたい場合はマニュアルを活用するといいだろう。

 ワイドレンズ側は歪み補正が強制的に実行されているものの、端では歪みが目立ち気味で、中央部と比べると甘めの描写だ。手ぶれ補正がないため、日中用と割り切っておくといい。三脚がある場合は逆に夜景写真で遊べるので、小型三脚をカバンに忍ばせておけば、よりisai V30+ LGV35を楽しめるだろう。

※写真はすべて原寸大で掲載しています。データ通信量にご注意ください。

標準レンズ。全体的にパキパキ感がある

ワイドレンズ。補正は良好で端のほうを注視しなければ違和感は少ない

標準レンズの夜間。手ぶれ補正があるので楽だが、シャッター速度を稼ぐため、ISOは高くなりがち

ワイドレンズの夜間。シャッター速度が遅めになりがちで手ぶれ率高め。EXIFにISOが記録されない

ざっくりとした歪みのテスト。左は標準レンズ。ほぼまっすぐ。右はワイドレンズだが、歪みが生じている

人や風景の構成によっては歪みは気にならないので、趣味優先で使っていくといいだろう

状況によっては(いまいち傾向が不明だが)、標準レンズ側でも低速シャッターになることがある

標準レンズは接写もしやすくなっている。ワイドレンズも可能だが、それほど寄れない

ワイドレンスは慣れてきたらマニュアルで遊ぶと楽しい

ご飯写真はまずまずの写りで、美味しく見えやすい。写真は標準レンズ

こちらはワイドレンズ。もう少し寄れると飯テロ向きといえるのだが

 インカメラは510万画素、F値2.2となっており、ここ最近のインカメラとしてはややもの足りない。とはいえ、ビューティー機能はちゃんと搭載しており、ジェスチャーシャッター機能も搭載と、ポイントは押さえているほか、ソフト的に広角にも可能なので、パーティーショットも問題ナシだ。

1回手を握るとカウントダウンののち、1枚撮影といったことが可能。縦長になり、ボタンが押しにくいことを考えるとアリな機能だ

撮影データ。わりと控えめな処理がデフォルトである

撮影中のつばさ先生。指紋センサーをロングタップでシャッターも可能だが、キツいときもある

 標準レンズは良好だが、ワイドレンズはisai beatから引き続き、出番は限定されがちな印象だ。ワイドレンズにも光学手ぶれ補正があればよかったのだが、広く撮りたいシーンはいつもあるわけではないので、ここぞというときに使用してみたり、三脚前提で楽しんでみたりするといいだろう。

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