秋葉原のスマートホテルでIoTデバイスに囲まれた未来の生活を体験

文●さかな亭さめ

2018年02月18日 12時00分

JR「秋葉原」駅昭和通り口から徒歩4分ほどの場所に位置する「&AND HOSTEL AKIHABARA」

 2月16日、東京、秋葉原のスマートホステル「&AND HOSTEL AKIHABARA」のメディア向け内覧会が開催された。「&AND HOSTEL」はIoTデバイスを体験できるスマートホテルブランドで、すでに福岡や上野、浅草北で開業しており、&AND HOSTEL AKIHABARAは1月からプレオープン中だ。宿泊費はIoT double RooMが9000円~、スマートドミトリーが3600円~。

1階のラウンジスペース

軽食や飲み物も提供

屋内から世界各国の風景を楽しめるデジタル窓「Atmoph Window」も設置

 「IoT Double Room」を利用する来客者はチェックインの際にスマートフォンを手渡される。

廊下の照明は天候に合わせて色彩が変化するという

スマートフォンのNFC機能により客室のロックを解除できる

ダブルベットの脇にはIoT照明「Hue」を配置

 IoT Double Roomには、IoT照明「Hue」やスマートスピーカー「Google Home」をはじめ、スマホで操作できるエアコンやテレビ、カーテンレールなどを備えている。同部屋は独自開発の「&IoTプラットフォーム」を採用しており、専用のアプリから室内すべてのIoTデバイスを操作できる。通常ならば個々の対応アプリを起動してデバイスを操作しなければならないが、1つのアプリからの操作に集約したことで利便性が向上している。また、ラウンジスペースや共有のシャワースペースの混雑状況なども、アプリやスマートスピーカーから確認できる。

 「外出」「リラックス」「集中」「起床」「就寝」の5シーンのプリセットを用意しており、アプリかスマートスピーカーからシーンにあわせて各デバイスを一度に操作できる。例えば、就寝時にスマートスピーカーに「おやすみ」と話しかけると、就寝に適した環境を整えるためにデバイスが一斉に作動する。

 &AND HOSTELは店舗によって客室に導入しているIoTデバイスのラインアップが違うとのこと。IoTデバイスのある生活に興味がある人にとっては、1泊でそれらすべてを楽しめる有意義な体験になるだろう。

&IoTプラットフォームで室内のIoTデバイスをすべて管理できる

IoT照明「Hue」のライティングを調節

ボタン1つでカーテンを開閉

Google HomeではIoTデバイスの操作はもちろんのこと、施設や観光に関する情報も得られる

スマートドミトリーは30床用意

 女性のゲスト専用のスマートドミトリーはアメニティはもちろん、Wi-Fiや手元灯も完備。 プライベートカーテンもあるので、睡眠時は半個室となる。

行燈(あんどん)スタイルで照明を持ち運べる

■関連サイト

mobileASCII.jp TOPページへ

mobile ASCII

Access Rankingアクセスランキング