格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

最大2万円ほどお得に! 2018年の格安SIM、春のキャンペーンをまとめ (1/2)

文●正田拓也

2018年03月08日 12時00分

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 ケータイといえば新規加入者ばかりが優遇されるものだが、格安SIMはこれまでそういうイメージではなかった。

 しかし、近年は格安SIMでも既存利用者がうらやむほど新規利用者に手厚いキャンペーンが行なわれている。特に春の時期は3大キャリアに対抗すべく格安SIMも手厚いキャンペーンを実施している。2018年3月はじめの状況をチェックしてみた。

月額料金割引、ギガ増量、端末安値提供とお得のオンパレード

 いつ加入しようがどれだけ長く使おうが、端末を自力調達しても料金やサービスに差異がなかった格安SIMだったのは昔のこと。ここ数年はキャンペーンを打ち立て、お得な新規加入をアピールすることが多くなってきた。

 ちょうど1年前の今ごろは、定額の音声通話オプションが続々と登場していた時期で、格安SIMが通話の多い人にも有利になったことをアピールし、キャンペーンよりも通話定額オプションの内容で競っていた。

 ところが2018年は目立った新プランや新サービスはないため、一気に料金や容量や端末価格のキャンペーン戦争という状態になっている。

料金面で割り引くタイプ

 具体的なキャンペーンの内容を見ていこう。初期費用や月々の料金で勝負をしているのは格安SIMのなかでもメジャーな存在の「IIJmio」だ。

IIJmio

初期費用3240円→1円、月額300円(税別)引きを12ヵ月(音声SIMのみ)、データ量月3GB増量を12ヵ月(5/8まで)

IIJmio

IIJmio

 実際のコスト削減は音声通話付きの場合、初期費用と月額費用の合計7128円がお得になり、プラスしてデータの増量分がある。

 月間3GBの「ミニマムスタートプラン」と月間6GBの「ライトスタートプラン」の差は12ヵ月間で8035円、合計で1万5163円お得になる計算だ。

 初期費用無料については、初期費用が含まれた加入パックを購入してしまうと特典が無駄になるが、そのかわりに対象加入パックであれば3000円のギフト券がもらえる。

mineo

音声SIMの900円(税別)引きを6ヵ月間(3月28日まで)

mineo

mineo

 料金割引で金額が大きいのは「mineo」。音声通話付きのプラン限定だがトータルで5400円(税別)がお得になる。キャンペーン期間が3月28日までと短いが、キャンペーンの名目や内容が変わって延長される可能性もある。

 このほか、加入手数料をほぼ無料とするキャンペーンを行なっているのは「イオンモバイル」や「DMMモバイル」がある。「LINEモバイル」は月額基本料無料を初月だけでなく2ヵ月目まで無料とするほか、オプションの無料キャンペーンも同時に実施している。

キャッシュバックは一部で実施

 契約して一定期間が過ぎたらキャッシュバックというキャンペーンを行なっているところもある。

BIGLOBE

音声SIMで加入1年後に1万800円キャッシュバック

BIGLOBE

BIGLOBE

 「BIGLOBE」が実施しているのは音声通話付きプランを契約し、1年経過したら1万800円がキャッシュバックされるというもの。本来キャッシュバックであるが、広告ではその金額を引いた実質的な負担額を強調する方向となっている。

 広告で大きく表示している「700円」というのは、月間3GBで音声通話付きのプランの1600円(税別)が12ヵ月で1万9200円(税別)、そこから1万800円を引いて12で割ると700円という計算からだ。ちなみに消費税は元の金額にかかることになる。

nuroモバイル

音声SIM利用開始から11カ月目の15日に1万5000円または1万円キャッシュバック

nuroモバイル

nuroモバイル

 「nuroモバイル」も音声通話付きプランでキャッシュバックを実施している。加入から約1年後となるが、プランによって1万円または1万5000円のキャッシュバックとなる。1万5000円はドコモ回線7GBまたは10GBを新規契約する場合で、そのプランをキャッシュバックまで継続している必要がある。

 なお、キャッシュバックはあくまで後からお金が戻ってくること。それまでは元々の金額を支払う必要があり、キャッシュバックされるまでに解約してしまうと受け取れない。一度はお金が出て行くことになるので注意したい。

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