背面コルクのポルトガル製スマホから謎のガラホまで! MWC 2018の面白スマホまとめ

文●山根康宏 編集●ASCII編集部

2018年03月15日 12時00分

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MWCには面白スマホもたくさん出展!

 「MWC 2018」にはメジャーメーカーのスマートフォン以外にも、マイナーメーカーから面白そうな端末がいろいろと出ていました。ちょっと変態チックな製品もあった、MWC 2018の「謎端末」を紹介します。

ポルトガルのメーカーが
コルクで作ったスマートフォン

 Ikimobileは「メード・イン・ポルトガル」を謳うスマートフォンメーカーです。一見すると普通のスマートフォンに見える「Bless Plus」は、CPUがMediaTek Helio P20、メモリー6GB、内蔵ストレージ64GB、5.99型フルHD(1080×1920ドット)ディスプレー、メイン1300万+1300万のデュアルカメラ、フロント500万画素カメラ。スペックとしてはミッドハイレンジに属する製品です。

IkimobileのBless Plus。日本語ロケール完備

 ところが背面を見るとコルクが張られています。このコルクもポルトガル製で、とことん自国生産にこだわったメーカーなのです。背景には新興メーカーとして市場に参入する際、自国の製品であることが大きな武器になるということでしょう。また、コルクは使っていくうちに自然に色合いがつき、愛着も沸いてきます。IT製品なのに持ってみると肌触りが良いということで、ヨーロッパで少しずつ注目を集めています。

背面はコルク仕上げ。独特の風味が味わい深い

 なお、Bless Plusはワイヤレス充電にも対応していますが、同じく表面をコルク貼りにしたワイヤレスチャージャーも販売されます。コルク製なので傷がつきにくく、端末も滑りにくいというメリットがあります。端末とセットで入手するだけではなく、他の端末ユーザーにもオススメの充電台でしょう。

ワイヤレスチャージャーもコルク仕上げ

ギリシャ生まれの3方ベゼルレススマホ

 Fluoはギリシャのスマートフォンメーカー。創業からまだ数年の若いメーカーですが、ギリシャやトルコを中心にミッドレンジ機を中心とした展開で販売拡大を目指しているそうです。端末はどことなく見たことのあるようなものが多く、深センあたりのODMメーカーと同じ設計品のようです。MWC 2018のブースでイチオシとして紹介されたのが発売間近という「W01」。3方がベゼルレス設計のデザインで、このスタイルはシャオミがMi Mixを出してからマネするメーカーが増えています。

ギリシャメーカーのベゼルレス端末、W05

 ディスプレーは5.5型フルHD(1080×1920ドット)、CPUはMediaTek MT6737(クアッドコア)で、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GB。カメラはメインが1300万画素+800万画素のデュアルで遠近切り替えタイプ、フロントが500万画素。フロントカメラが右手前のため本体を持つとレンズが手で隠れてしまいますが、握った状態ではほぼベゼルレスに見えるのがいいところ。最近流行りのノッチよりも、こちらのほうが見た目はすっきりしていますね。

マット仕上げの背面にデュアルカメラと指紋センサーを内蔵

顔認識カメラが飛び出しているMediaTekの試作機

 MWC 2018では端末メーカー以外からもいろいろなスマートフォンが展示されています。これはチップセットメーカーのMediaTekにあった製品。同社の最新チップセット「Helio P60」はカメラのコントロール性能が大幅にアップ。フロントカメラを使った3D顔認証で一瞬で本人かどうかを判断できます。デモを見たところ顔の登録は数秒、認証は一瞬でした。そのデモ機として、高画質カメラを外に付けた端末が使われていました。

3D顔認証のテスト端末

 なお、こちらがノーマルのMediaTekのテスト用デモモデル。このモデルのカメラを高画質なものにしても3D顔認証はできるそうですが、手っ取り早く外に付けたんですね。もちろんこのまま発売されることはありませんが、どことなく未来っぽいデザインはちょっと面白い感じがします。

通常のテスト機。画面サイズは6型程度

ケータイみたいで中身はスマホなSailfish OSデンワ

 元をたどればインテルとノキアが合作し、その後スピンアウトして生まれたヨラ社が手掛ける独立系のスマートフォンOS「Sailfish OS」。MWC 2018では同OSの最新バージョン「Sailfish OS 3.0」の発表会も行なわれました。

 一方で非タッチパネルのフィーチャーフォン型端末への対応もアナウンス。見た目はケータイでも中身はスマートフォン、いわゆるガラホへ対応したのです。リファレンス機として出てきたのはODMメーカー製の端末で、画面を見るとしっかりとスマートフォンアプリが動いています。

ガラホにもなるSailfish OS 3.0

 実はAndroidアプリもある程度動くので、SNSアプリを入れて使うことも可能。FacebookやTwitterなどをガラホで楽しむことができるわけです。低価格スマートフォンよりもさらに安く、しかも数字キーと十字方向キー操作なので動作ももたつきがありません。今後同OSを乗せたガラホが日本などでも出てくる可能性はあるかもしれません。

OSのバージョンは1つ前の2.1。見た目がノキアのケータイっぽいのはご愛嬌

誰も知らないGalaxy

 サムスンブースで見かけたのがモデル名不明のスマートフォン。一見するとGalaxy S Active系の強固なボディーをしていますが、Galaxyラインではなく業務用の端末とのこと。LTEでのプッシュトゥートーク/ビデオに対応し、緊急発信ボタンも備えるなど、警察や消防機関などが使うものです。公共LTE(PS LTE)にも対応するプロユース向けなので、一般向けには販売されません。

Galaxyではないサムスン製のタフなスマートフォン

 MWC 2018の会場ではあちこちでアクティブ系のスマートフォンを見かけました。それだけ需要があるということなのでしょうね。サムスンもGalaxy S Activeは定期的に出していますが、アクティブに特化したラインを作れば一定数売れると思うのですがどうでしょう?

MWC 2018には中小メーカーのアクティブ系スマートフォンが目立った

もう1つのSIM無しスマホ

 グローバルローミングソリューションを提供するUrosが展示していたのがeSIM内蔵で世界各国で使えるスマートフォン。物理的なSIMの挿入無しに、到着した国で電源を入れれば自動的に電波を拾います。あとはアプリからデータ利用量を購入すれば利用できるというもの。MWC 2018にはuCloudlinkも類似の製品を出していましたが、eSIMやvSIMの搭載がスマートフォンに進めば海外どころか自分の国でもメジャーキャリアやMVNOを使わずともスマートフォンが使える時代が来るかもしれません。なお、このスマホも日本に対応しています。

SIM不要スマホはこれから増えるかもしれない

 MWC 2018では両面スマホなど怪しい製品も出ていたとの噂がありますが、会場が広すぎて見つけることができませんでした。来年はどんな面白い、あるいはヘンタイな端末が見つかるのか? いまから楽しみです。

来年こそ見た目が謎なヘンタイ端末が見つかることを期待

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