平成30年北海道胆振東部地震 自衛隊による人命救助活動(北海道厚真町) 写真:防衛省・自衛隊
先週は災害が相次いだ。
関西地方には台風21号が襲来。北海道では平成30年北海道胆振東部地震が起きた。現地で被災された方にはお見舞い申し上げたい。
災害が起こったことで、スマホが情報収集には最適なツールであることに改めて気づかされたような気がする。
情報すばやく伝わるスマホ
台風21号が関西地方に上陸した際、テレビでは盛んに「淀川が氾濫するかもしれない。周辺の人は気をつけて」「関西国際空港が水没してしまっている」と報道していたが、実際、関西地方ではすでに停電しているところも多く、テレビの情報がまったく現地に伝わっていなかったとされる。
北海道の地震でも大規模な停電により、現地ではテレビが視聴できない状態となった。むしろ東京のほうが現地の情報をテレビで確認できていたかもしれない。
そんななか、スマホにはTwitterやFacebookなどで情報が共有されていた。テレビ局や新聞社などもSNSを活用していたため、比較的正確な情報が流れていたように思う(ただ一部にはデマもあり、情報を見極める力も必要であった)。
特に台風21号が上陸した際は、あちこちでクルマや看板などが飛ばされる状況が動画としてアップされ共有されていたので、今回の台風がいかに強力であったか、テレビ以上の情報力で、しかもほぼリアルタイムに知ることができた。
あらためてスマホの利便性に感心したのだが、一方、「電波・電力をどう確保するか」という点が、今後起こるであろう災害に向けての「課題」として浮かび上がったように思う。
スマホがどんなに便利であっても、電波が届かないことには意味がない。