iOS 12新機能ガイド

【iOS 12新機能】ARで身の回りのものをiPhoneだけで計測する

文●山崎潤一郎 編集●飯島恵里子/ASCII

2018年10月02日 09時00分

 iOS 12には「計測」というアプリが、新たに追加されました。その名が示すとおり、iPhoneのAR機能を利用して身の回りのアイテムの長さや面積(四角形のみ)を、計測することができるアプリです。

 たとえば、部屋に新しい家具を入れたい場合など、メジャーを引っ張り出す必要はありません。iPhoneをさっと取り出し「計測」アプリを立ち上げるだけで寸法を測ることが可能です。寸法を測ったら画像記録ボタンをタップして画像を保存しましょう。寸法だけでなく、「水平器」機能もあるので、傾きを調べることも可能です。

iPhoneの「計測」アプリで寸法を測る

①「便利ツール」フォルダ内の「計測」をタップします。

②「計測」が起動すると図のような表示が出る場合があります。指示に従ってください。

③計測の準備ができると白い円と真ん中に白い●が表示されます。この●を距離を計測する始点に合わせて「+」ボタンをタップします。

④「+」ボタンをタップしてからiPhoneを計測したい辺に沿って動かしてください。黄色い点線と距離が表示されるので、終点の位置まで動かしたら再度「+」をタップすします。長さが表示されます。始点がずれるなどして計測をやり直したい場合は、左上の「やり直し」ボタンをタップしてください。iPhoneが物体の角などを認識すると●が吸着するので始点や終点の位置決めが楽になります。

⑤多角形の各辺の距離を図ることも可能です。それぞれの辺の始点から計測を開始し、辺の終点で角(頂点)に●を合わせたら「+」ボタンをダブルタップします。するとそこが次に計測する辺の始点として登録されるので、順次全ての辺を計測してください。

⑥●が最初の辺の始点に近づくと、始点に吸着するのでそこで「+」ボタンをタップします。すると各辺の長さ(距離)が表示されます。

⑦被写体が長方形や正方形の場合は、計測対象の全体を構図に収めた時点で自動的に形を認識するので始点や終点を手動で決める必要はありません。「+」をタップします。

⑧辺の長さと面積が表示されます。

⑨傾きなどを計測する場合は、iPhoneを計測面に仰向きに置き「水平器」ボタンをタップします。傾斜角が表示されます。2つの円が重なれば水平です。一方、iPhoneを立てた状態での計測も可能です。その場合、角度表示とともに、水平になると画面が図のような緑色に変遷します。


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