XperiaからWALKMANまで! ソニー好きのソニー製品徹底レビュー

オレたちのXperiaが戻ってきた! 「Xperia XZ3」実機レビュー

文●ジャイアン鈴木 編集● ASCII編集部

2018年10月29日 10時00分

 多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回はデザインが変わった「Xperia XZ3」の魅力を探ります。

 ソニーモバイルコミュニケーションズは最新Androidスマートフォン「Xperia XZ3」を日本国内向けにも投入。ドコモ、ソフトバンクからは11月上旬、auからは11月9日に発売される予定です。今回は発売前の試作機を借用したので、一足先にファーストインプレッションをお届けします。

Xperia初搭載の有機ELディスプレーが綺麗すぎる!

 まず電源を入れてみて印象的なのが、ディスプレーの鮮やかさ。Xperia XZ3には約6型のQuad HD+(2880×1440ドット)有機ELが搭載されており、もちろんHDR(ハイダイナミックレンジ)再生にも対応しています。早速YouTubeのHDR動画を再生してみたのですが、まあこれが異常に綺麗。この色彩の鮮やかさ、ダイナミックレンジの広さを見慣れてしまうと、リビングの液晶テレビが色褪せて見えてしまいますね。

写真では伝わりにくいですが、金属の輝きが実に艶めかしいです。※「Sony | α | α7 III - Full frame 4K HDR (HLG) sample movie」を再生

裸で使いたくなる官能的な曲面ボディー

 ボディーは大幅にスリム、軽量化されました。「Xperia XZ2 Premium」のサイズ/重量は約80×158×11.9mm/約236g、Xperia XZ3は約73×158×9.9mm/約193gとその差は歴然。曲面を描くボディーは持ちやすく、またカメラ部がほぼ飛び出していないのも好印象。ケースをつけずに運用したくなるほど官能的な曲面ボディーです。

背面は滑らかな曲面を描き、側面も丸められているので手にしっくりとなじみます。ただ、かなり滑りやすいので落下防止のためにケースを付けたほうがよいかもしれません

カメラはほとんど飛び出していません。筆者は「飛び出たカメラ」恐怖症なので必ずケースを装着します

専用機譲りのカメラクオリティー

 カメラには、有効画素数約1920万画素の1/2.3型イメージセンサー「Exmor RS for mobile」、画像処理エンジン「BIONZ for mobile」、高解像度レンズ「Gレンズ」とすべてソニーが自社開発したパーツで構成。その画質のほどは実際に撮影した写真で確かめてください。

焦点距離: 4.40mm、シャッタースピード: 0.001s (1/800)、F値:2.0、ISO感度: 40、測光方式: Pattern

焦点距離: 4.40mm、シャッタースピード: 0.010s (1/100)、F値:2.0、ISO感度: 64、測光方式: Pattern

焦点距離: 4.40mm、シャッタースピード: 0.077s (1/13)、F値:2.0、ISO感度: 1600、測光方式: Pattern

焦点距離: 4.40mm、シャッタースピード: 0.063s (1/16)、F値:2.0、ISO感度: 640、測光方式: Pattern

焦点距離: 4.40mm、シャッタースピード: 0.020s (1/50)、F値:2.0、ISO感度: 64、測光方式: Pattern

焦点距離: 4.40mm、シャッタースピード: 0.010s (1/100)、F値:2.0、ISO感度: 50、測光方式: Pattern

 Xperia XZ3のカメラを使ってみた第一印象は、とにかく失敗写真が少ないというところ。またカメラ専用ボタンも使い勝手がよいですね。

 ついに有機ELディスプレーを搭載し、ボディーもスリム&軽量化されたXperia XZ3は、他社フラッグシップ端末に引けを取らない魅力を備えているというのが率直な感想。「オレたちのXperiaが帰ってきた」という思いで胸アツです。

 次回はXperia独自のカメラ機能を使い倒してみたいと思います。お楽しみに!

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