XperiaからWALKMANまで! ソニー好きのソニー製品徹底レビュー

PS4VRアクション「ASTRO BOT」は箱庭に入り込める臨場感!

文●ジャイアン鈴木 編集● ASCII編集部

2018年11月12日 10時00分

 多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回はPSVRのゲーム「ASTRO BOT:RESCUE MISSION」をレビューします。

 将来「VRゲーム史概論」的書物が編纂される際にターニングポイントとして特筆されるであろうVRゲームがリリースされました。それは「ASTRO BOT:RESCUE MISSION」。ジャンル的にはアクションゲームに分類される作品です。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント「ASTRO BOT:RESCUE MISSION」パッケージ版4900円+税、ダウンロード版5292円(税込)

 ぱっと見は任天堂の「マリオ」的な3Dアクションゲームのように思えるのですが、ASTRO BOTが画期的なのはバーチャルリアリティーで作られた箱庭的CG世界にすっぽり入り込んで、キャラクターを360度自由に飛び跳ねさせて楽しむアクションゲームというところ。

スクリーンショットを見ると、一見ただの3Dアクションゲームに見えますね

 もう少し補足すると、ゲーム体験としては自分が巨人になって、小さな主人公キャラクター「ASTRO」をコントロールするという感覚です。座ったままプレーできなくもないですが、時には立ち上がって高所の足場を確認したり、頭を動かして壁の向こうを覗き込んだり、空中からキャラクターを見下ろしたりなどなど、VR空間のなかで実際に動いたほうが操作しやすいですし、また断然楽しいのです!

高い場所にキャラを移動させたときには、立ち上がって足場を確認したほうが有利にゲームを進められます。思わぬキャラクターが隠れていることも

時にはキャラクターを見下ろしてプレーすることもあります。一応プレーヤー自身には浮遊する足場があり、なおかつVRということはよくわかっていますが、それでも足がすくんでしまいます

 ゲーム中には、ASTROのジャンプ、パンチ、ダッシュのアクションだけでは進めない場面もあります。そんなときはプレイヤーが頭突きしたり、フックショット、手裏剣、水鉄砲などのコントローラーガジェットで手助けする必要があるのは、VRならではの体感的な仕掛けです。

ここではプレイヤーが頭突きをくらわすと、ASTROの前に橋が架かります。可愛いASTROをサポートするために、思わず頭突きにも気合いが入りますね

プレイヤーはゲーム内でASTROより大きいのですが、プレー中にはプレーヤーよりもはるかに巨大な敵キャラクターが妨害してきます。それを見たときの絶望感は実際にプレーしてお確かめください

 VRコンテンツというと一人称視点が圧倒的に多いです。しかし、まるでガリバーになった気分で小さなASTROを操作し、仲間の「BOT」を助ける本作は、ひと味違ったバーチャル体験を楽しめます。PS VRのヘッドセットを最近かぶっていないな……という方にこそ、ぜひプレイしてほしい作品です!

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