「iPad Pro」「MacBook Air」「Mac mini」お買い得は?

文●山口健太

2018年11月13日 16時00分

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 11月7日、アップルの「iPad Pro」「MacBook Air」「Mac mini」新モデルが日本でも発売されました。秋の新製品ラッシュにより、つい最近スマホを買い換えたばかりという人も多く、すべてを買っていくのはなかなか難しいところ。どれがお買い得なのか考えていきましょう。

■ハードは極限まで進化したiPad Pro

 iPad Proの新製品は、サイズがほぼ同じで大画面化した11インチと、画面がほぼ同じでサイズが小型化した12.9インチの2モデル。どちらも画面周囲のベゼルが細くなり、表示領域がぐっと広がりました。

ハードは極限まで進化した「iPad Pro」12.9インチ

 これまでのiPad Proにほとんど不満はないものの、しいて言えばホームボタンが残っており、Apple Pencilは充電中に美観を損ねていました。新モデルではどちらもきれいに解決されており、これ以上改善するポイントが見つからないと思えるほど極限まで進化しています。

 買い換えをためらうとすれば価格でしょう。特にApple PencilとSmart Keyboardは両方とも新しくなって値上がりした上、過去のものと互換性がないため買いなおしが必要です。

ほぼ必須といえるアクセサリーは4割くらい値下げしてほしい

 もちろん仕事にバリバリ活用できるならばすぐ元が取れるとはいえ、iOSはファイルの扱いや、外部キーボードでATOKが使えないなど、PCほどの自由度はありません。一部のアプリはまだ新モデルに対応しておらず、黒い枠の内側に表示されてしまいますが、これは時間が解決するでしょう。

 全体的な使用感はすばらしく、Face IDが縦横どちらの向きにも対応し、キーボード接続時には何かキーを押すだけで使いはじめることができます。USB Type-Cの採用により拡張性も高まりました。何がどう進化したのかしっかり確認してから買うべき製品といえます。

■待望のRetinaディスプレイ「MacBook Air」

 MacBook Airの新モデルはついにRetinaディスプレイを搭載しました。これまでのMacBookとMacBook Proの間を埋めるようなスペックになっており、第3世代の薄型キーボードや2基のThunderbolt 3により最新の体験を得られます。

「MacBook Air」がついにRetinaディスプレイを搭載

 新モデルで悩ましいのはサイズ感です。底面積は13インチのMacBook Proと同じで、重量は1.25kgと100g強しか違いがありません。特に11インチのユーザーなら、今回は見送って12型の新モデルが出るのを待つのも手でしょう。

 実際の使い勝手として、指紋認証の「Touch ID」を搭載しつつファンクションキーを備えている点は、Touch Barが不要という人には魅力的です。CPUは第8世代Coreの「Yシリーズ」ですが、ピーク性能が高く、冷却ファンを回すことで高い性能を維持できるため、かつての遅いイメージはありません。

MacBook Airといえばこの形、という人も多いのでは

 手前が薄くなっているくさび形のデザインは継承しており、13インチのMacBook Airに愛着がある人なら買いといえます。

■安心して買えるデスクトップ「Mac mini」

 他の2製品に比べて、買い換えにあたって不安要素がほとんどないのがMac miniです。2014年の前モデルから4年が経過したこともあり、あらゆる点が劇的に進化しています。

4年ぶりに復活した「Mac mini」は安心して買い換えできる

 背面にはThunderbolt 3を4基搭載。5Kディスプレーは1台までという制限はあるものの、iMac Proに匹敵する拡張性はうれしい点です。メモリーは最大64GB。しかもDIMMスロット実装に戻ったため、将来的にアップグレードできる余地を残しています。

本体サイズは変わっていない(写真はMac miniを立てるのに便利なIKEAのナプキンホルダー)

 デスクトップ向けCPUは安くてもパワーがあり、ベンチマークテストでは8万9800円の最小構成モデルでも2017年の15インチMacBook Pro並みの性能が出ています。高性能マシンは時短により仕事を早く終えられるのはもちろん、作ったものを見返し、手なおしする余裕が生まれるのも魅力です。

 2019年に向けて何か新しいことに挑戦したい人にとっては、Mac miniが最もコスパのいい買い物になるかもしれません。

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