ウォークマンの高音質をスマホで生かせる「NW-A50」:Xperia周辺機器

文●君国泰将 編集●南田ゴウ

2019年03月10日 10時00分

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ウォークマンの高音質をXperiaで生かせる
スーパーサブの再生機「NW-A50シリーズ」

 ソニーの「ウォークマン」と言えば、昔懐かしいカセットテープに始まり、CDやMD、メモリーなど媒体を変えながらもポータブルで音楽を聴くプレーヤーの代表でした。

 「音楽を聴くなら音楽プレーヤー」の一択しかなかった時代から、今ではもうすっかりXperiaなどスマホでも当然同様のことができるようになりました。しかし、あえて今そのウォークマンとXperiaとを組み合わせて使うおもしろい機能があるのでご紹介しましょう。

 ウォークマンのスタンダードモデル「NW-A50シリーズ」には、音楽をより良い音で聴くための技術が盛り込まれています。

 アルミキャビネットのボディーによりクリアで力強い低域の量感をアップ、基板とバッテリー線材の接続部分に金の入った高音質無鉛はんだを採用して、そこに微量なAu(金)を添加することで、ノイズ感やひずみ感のない音を再現。

 サンプリング周波数に合わせて44.1/88.2/176.4kHz(CD/DSD系)と48/96/192kHzのデュアルクロックを搭載するほか、フルデジタルアンプ「S-Master HX」の電源部にノイズが少なく良質な電力を供給できるコンデンサー「POSCAP」を5基搭載。

 固定するビスに導電性のあるものを採用したり、電源部に低抵抗ケーブルを採用したり、基板の一部を銅メッキで穴埋めするフィルドビア(Filled VIA)構造など、スマートフォンにはないこだわりのパーツや技術が投入されています。

 ハイレゾ音源は最大192kHz/24bitまで再生可能で、DSDの再生(DSD 11.2MHzまで)をリニアPCM変換により再生できるほか、384kHz/24bitのリニアPCM音源のダウンコンバートにも対応。

 ヘッドフォン出力は単独で35mW+35mWもあります。圧縮音源をハイレゾ相当に補完する「DSEE HX」はAI機能を搭載しており、曲のタイプを自動で判別することで 高音域の補完性能がさらに向上します。

アナログの音を再現する機能もあり
タッチ液晶と物理ボタンで操作もラクラク

 また、アナログレコードの豊かな音源を再現するという「バイナルプロセッサー」機能もあります。CDのようなデジタル音源と違って、アナログ音源であるレコードプレーヤーからスピーカーを通して聴くときの豊かさや深みのある音を再現するもので、あえてレコード針が振動していたり、スピーカーからフィードバックがかかっている音など盛り込むことで、楽器の自然な音色、豊かなボーカル表現、ステレオ空間の広がりを表現するというものです。

 あくまで好みが分かれるところかもしれませんが、例えばアコースティックサウンドなどであれば、アナログレコードのような自然でのびやかな音の再現がハマるかもしれません。

 ディスプレーは3.1型(480×800ドット)のタッチパネル。ストレージ容量はモデルによって64GB、32GB、16GBの3種類あり、メモリーカードスロットに最大128GBのmicroSDXCメモリーカードを使うと、内蔵メモリ―と足してデータ領域をたっぷり確保できます。

 底面には、イヤフォンジャック、WM-Port、ストラップホール。 右サイドには順に電源ボタン、ボリュームキー、再生系の操作キー、ホールドスイッチといった物理キーがあります。

 ボタン配置がそれぞれ独立して形状も異なることで、手に持っただけでも触感から操作しやすくなっています。音楽を聞いている時に、わざわざ取り出して画面を見なくても操作できるというのは、スマホにはないオーディオプレーヤーならではの利点。音楽に集中できるポイントです。

イヤフォン端子がないXperiaでも
ウォークマンの高音質が楽しめる

 本体サイズは約55.7×97.3×10.8mmで重量は99g。駆動時間は、MP3(128kbps)再生時で約45時間、ハイレゾ(FLAC 192kHz/24bit)再生時で約39時間の連続再生が可能(NC機能オフ時)。

 このかさばらない小さくて軽いボディーと、単独で長時間のスタミナ性能という点でも、スマホよりも圧倒的に有利になるので、持ち運ぶことのモチベーションはウォークマンのほうが高まるという利点があります。

 さて、Xperiaとの親和性が向上するのが「Bluetoothレシーバー機能」です。シンプルにXperiaとNW-A50シリーズをBluetooth接続することで、スマホの音声をNW-A50シリーズから聴くといった使い方ができるものです。

 接続はかんたんで、NFCやおサイフケータイを搭載しているスマホであればNFCマーク同士を近づけてペアリング。Bluetoothのオーディオコーデックは、LDAC(エルダック)やSBC/aptXです。

 Bluetoothレシーバー機能の最大のメリットは、先ほど紹介したNW-A50シリーズのたっぷり搭載されたオーディオ性能を、まるまる使えるということです。

 フルデジタルアンプ「S-Master HX」や圧縮音源をハイレゾ相当の解像度にアップスケーリングする「DSEE HX」といった高音質化の恩恵や、付属イヤフォンを使ってのデジタルノイズキャンセリング機能や、外音取り込み機能といったものまで利用できます。最近のXperiaにはイヤフォンジャックがなくなってしまったこともあり、お気に入りのヘッドフォンを導入することもできます。

Xperiaと直接ケーブル接続すると
USB DACとしても使える万能ぶり

 さらに音質にこだわるユーザーなら、直接ケーブルで接続する「USB DAC機能」がオススメです。接続にはNW-A50シリーズと、付属のWM-Portケーブル、USBホスト(OTG)に対応したUSB Type-C変換アダプターを利用します。

 NW-A50シリーズのディスプレーにコントロールボリュームが表示され、まさにUSB DACとして使えます。本気使いのUSB DAC機能から、配線いらずの自由度のあるBluetoothレシーバー機能まで、用途に応じて使い分けできます。

 NW-A50シリーズはコンパクトで、スマホには積めない高音質化パーツたっぷり採用。かつバッテリーの保ちもよく、音楽をシンプルにイイ音で聴きたいという欲求をみたしてくれるオーディオプレーヤーです。

 加えてBluetoothレシーバー機能という、スマホとワイヤレス接続してポータブルアンプとしても使える機能で、いつでもどこでもXperiaにあるコンテンツをイイ音で聴けてしまう、スーパーサブメカになってくれます。

 Xperiaで音楽を聴くためにわざわざモバイルバッテリーを持ち出すよりも、バッテリーの消費を抑えかつ良い音で聴けるウォークマン、NW-A50シリーズを使ってみるのもおもしろいかもしれません。

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