Windows情報局ななふぉ出張所

アマゾンが子ども向けタブレットに本気を出した (1/3)

文●山口健太

2019年03月12日 16時00分

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 3月7日、アマゾンジャパンが子ども向けタブレット「Fire HD 8 キッズモデル」を発表しました。単なる子ども向けタブレットにとどまらず、他社ではあり得ないコスパを実現するなど、アマゾンの強みがいかんなく発揮されています。

■「お下がりiPad」がライバル

 子ども向けという位置付けのタブレットはさまざまな製品が出ていますが、そこにライバルとして立ちはだかっているのが「iPad」です。

 といっても最新モデルではなく、親が使っていたiPadを与える「お下がり」が多い印象でした。ここに真っ向勝負をしかけてきたのが、今回のアマゾンです。

 「Fire HD 8 キッズモデル」の開発にあたっては、子どもにタブレットを使わせる米国家庭が直面してきた利用制限やコストの悩みを反映したといいます。

米Amazon.com Amazonキッズ・ファミリー関連事業 統括責任者のカート・バイドラー氏

 利用制限については、アマゾンが独自に開発したペアレンタルコントロール機能を搭載。「本を30分読んだらアプリで遊べる」など、家庭ごとに細かなルールを決められます。

アマゾン独自のペアレンタルコントロール機能を搭載

 子ども向けコンテンツの月額サブスクリプション「FreeTime Unlimited」も始まります。YouTubeなどのネット動画を見せ続けることに不安を感じている親にとって、知育や英語教育のコンテンツが充実しているのは魅力です。

子ども向けサブスクリプション「FreeTime Unlimited」

 子ども以外に、大人が使うことも想定しています。親のアカウントでログインし、保護カバーを外せば見た目も使い勝手も「普通のFire HD 8」になります。

「普通のFire HD 8」としても使える

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