“INFOBAR”(インフォバー)や“talby”(タルビー)など、独創的なデザイン端末を輩出してきた“au design project”。その第6弾『MEDIA SKIN』(メディアスキン)がKDDI(株)から3月23日に発売された。MEDIA SKINは、新触感と映像美を追求したCDMA 1X WIN端末だ。世界的デザイナーの吉岡徳仁氏がデザインを担当し、「身体や思考の一部と感じられるケータイ」を目指しているという。ニューヨーク近代美術館“MoMA”がコレクションに選定したことからも、芸術性が高いのは分かる。でも実際の使い勝手や基本機能はどうなのか?今回はその辺を“一本釣り”してみたい。
MEDIA SKINのインターフェース
端末の機能は想像以上に充実している。
GPSやフルブラウザーはもちろん、ワンセグやおサイフケータイ、モバイルSuicaから、最新の“auケータイクーポン”や“LISMO Music Search”まで、主なサービスに幅広く対応。さらにauのワンセグケータイとしては史上最薄の薄さ13.1mmを誇る。
以前紹介した、超ハイスペック端末『W52T』(関連記事)にはおよばないものの、Bluetooth通信機能やJavaアプリの実行環境“オープンアプリプレイヤー”を搭載しない点を除けば、機能的には“ほぼ全部入り”と言ってもいいぐらいだ。
本体色は“ブラック”“ホワイト”“オレンジ”の3色だが、同社ウェブサイトでの人気投票でカラーバリエーションが追加される予定だ。投票期間は4月19日までで、誰でも投票できる。詳しくは“MEDIA SKINスペシャルカラー投票サイト”(http://www.au.kddi.com/promotion/media_skin/index.html)を参照してほしい。
また、なぜか公表されてはいないが、パッケージやマニュアルなどから、端末は京セラ(株)製で、型番は『W52K』だということが読み取れた。次ページでは、デザインや機能といった部分だけでは分からない使い勝手にもフォーカスしてお伝えする。