iPadやNexus 7やdtabを超活用する機器連携術

dtabが小型テレビに! タブレット画面の大活用術 (3/5)

文●鳥居一豊

2013年05月21日 12時00分

少し前のタブレット端末でもちゃんと再生できるのか?

edenTABはGoogleのPlayストアに対応しておらず、Tapnowマーケット経由でTwonky BEAMを導入する必要がある

edenTABはGoogleのPlayストアに対応しておらず、独自のTapnowマーケット経由でTwonky BEAMを導入する必要がある

 続いてはAndroid端末だ。Andoroid端末は、以前からDTCP-IPに対応したモデルもあり、接続可能なBDレコが限定されるものの、番組配信や持ち出し自体はできていた。だが、海外製のタブレット端末はほとんどが非対応だし、同様に安価なタブレット端末でも使えなかったので、そのために特定のタブレット端末を買おうという人はあまり多くはなかっただろう。

 しかし、Twonky BEAMを使えば、Andoroid 4.0以上のタブレットならば、番組配信や持ち出しなどが可能になる。安価なタブレット端末がサブテレビのように使えるようになるというわけだ。

 ここではedenTABで試してみた。初回発売が2012年1月とやや古い機種でCPUも2コアだが、問題なく録画番組を再生できた。再生に関してはコマ落ちが生じることもなく、安定した再生が可能。

 タブレット端末のスペックにもよるだろうが、最近のモデルならば再生自体は問題なさそう。再生のコマ落ちなどについては無線LANの信号の強さなどの方が影響は大きそうだ。

低価格なタブレット端末も小型テレビに変身!?

dtabでライブ放送を受信。1時間ほど再生し続けてみたが、途切れたり止まったりすることはなかった

dtabでライブ放送を受信。1時間ほど再生し続けてみたが、途切れたり止まったりすることはなかった

 ソニーのBDレコは現在放送中の番組をライブ配信する機能も搭載している。これを利用できればタブレット端末を小型テレビとして利用することが可能なわけだが、実際ちゃんと動作するのか、NTTドコモのdtabで試してみた。

 結論としては録画済み番組と同様に安定した再生ができた。念のため、放送を映しっぱなしにして1時間ほど再生を続けてみたが、コマ落ちが発生したり、再生が停止してしまうようなこともなかった。

 無線LANの環境に大きく左右されるが、電波状況さえ良好であれば、タブレット端末を使ってずっとテレビを見ているというような使い方でも大丈夫そうだ。

BDZ-ET2000にアクセスすると「ライブチューナー」という項目があり、そこに現在放送中の番組が表示される。これを選ぶことでライブ視聴が可能だ

BDZ-ET2000にアクセスすると「ライブチューナー」という項目があり、そこに現在放送中の番組が表示される。これを選ぶことでライブ視聴が可能だ

 録画番組や放送番組のLAN経由の再生や番組持ち出しが多くのタブレット端末で使えるようになったというメリットは大きい。

 事実上、タブレット端末がサブの小型テレビになったようなもので、防水機能を持ったタブレット端末ならばお風呂テレビとしても使えるなど、さまざまな使い方ができるようになる。

 同様のことはスマホでも行なえるのだが、タブレット端末は画面が大きいことが魅力。10インチ前後の画面サイズがあれば、十分にサブテレビとして楽しめるし、同じ位の画面サイズのポータブルテレビよりも活用範囲も広いなど、使い勝手は良好だろう。

 会社から帰宅して好きなテレビ番組を見ようと思っていたら、家族がリビングのテレビを占拠していて視聴不可だったという経験を持つ人や、自分だけのテレビがほしいという人にとってもスマホ+Twonky BEAMは有効だ。

 このほか、同様の機能を持つアプリとして「DiXiM Player」がAndroid用にある。DTCP-IP対応で、LAN内の番組配信や番組の持ち出しが行なえるなど、機能的にはほぼ同様と考えていい。また、iOS用として「DiXiM Digital TV」も登場しているが、こちらは番組持ち出しには対応していないようだ。

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