au MVNOの格安SIM「mineo」が11のQ&Aでスッキリわかる! (2/4)

文●ASCII.jp編集部

2014年06月22日 15時00分

Q3 どんなスマホを用意すれば通信が可能?

A3 auの4G LTE端末でOK。ただし、iPhone 5では通信不可

 詳しくは後述するが、実用性で考えると、mineoはauからリリースされた「4G LTE」対応端末以外の選択肢は基本的にない。すでに使い古した旧モデルでもOKだ。ただし、mineoは3Gは利用できないので、3Gのみに対応したスマホ(ISシリーズなど)はダメである。

 公式の動作確認端末は、mineoのページ内(http://mineo.jp/device/)に掲載されている。auの「4G LTE」対応スマホ/タブレットがずらりと並んでいる。

動作確認端末の詳細は、mineoのサイトでチェックしてほしい。iPhone 5についてはハッキリと動作しないと書かれている

 iPhoneも、au版/SIMフリー版のiPhone 5s/5c、iPad mini Retinaディスプレイモデル/iPad Airが含まれているが、2012年発表のiPhone 5やiPadは記載がなく、特にiPhone 5は「動作しない」とハッキリ書かれている。編集部でテストした範囲でも通信は不可能だった。

au版のiPhone 5では「1x」の表示から切り替わらずに通信できなかった

Q4 SIMフリー端末でも利用できる?

A4 無理をすれば使えなくもないが、実用的とはいいがたい

 格安SIMというと、SIMフリー端末との組み合わせをイメージする人もいるかもしれないが、mineoとの相性はあまり良くない。

Nexus 5でも試みたが、隠し機能も使ってようやくなんとか通信できたレベル。エリアの問題も含めると、やはりSIMフリー端末ではドコモMVNOのSIMがいい

 au「4G LTE」がメインで用いている800MHz帯(バンド18)はほぼauでしか使われていない周波数のため、基本的にSIMフリー端末で対応している製品は存在しない。

 au「4G LTE」は2.1GHz帯(バンド1)でも提供されており、Nexus 5のように2.1GHz帯のLTEに対応した端末であれば通信できなくもない。しかし端末の隠し機能を用いて、通信モードをLTEのみに固定したりといった作業が必要なうえに、エリア自体も800MHz帯ほど広くない。

隠し機能を用いて、LTEオンリーに設定した

 SIMフリー端末で格安SIMで使うのであれば、ドコモMVNOのSIMを選んだほうがいいだろう。

Q5 端末はどうやって入手すればいい?

A5 オークションや中古ショップなどで購入可能。mineoでも京セラ製端末を販売

 A3/A4で回答したように、mineoはauスマホとの組み合わせがベスト。まだauスマホを持っていないユーザーにとっては、中古端末の購入が現実的な入手法となる。

 格安SIMとの相性がいいドコモ端末と異なり、au端末はオークションや中古ショップなどで安価に入手できた……と微妙に過去形になっているのは、mineoの登場により、中古のau端末の需要が増したため。それでも機種によっては、2万円以下で購入可能な例もあるので、そういった入手法が苦にならない人は、いろいろ探してみるといいだろう。

ヤフオクなどには、auスマホも多数出品されている

 中古はちょっと……という人には、mineo自身が京セラ製の「DIGNO M LYL22」というスマホを販売している(一括価格4万8000円、税抜)。これは2013年冬モデルとしてauからリリースされた製品だ。

mineoで用意されている「DIGNO M」

今回はGALAXY S IIIでもテストした。au「4G LTE」のスタートからすでに2年半経っており、機種変更などで端末が余っている人も増えているはず


(次ページでは、「設定方法やテザリングの可否について」)

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