今回は070/080/090番号による音声通話付きSIMの主要サービスについて、料金表でまとめている（データ通信専用の格安SIMの料金表はこちらから）。先週の話題はIIJmioやOCN、イオンモバイルと相次いで通話定額を発表。また、ポケモンGO専用SIMや動作確認の動きも。

IIJmioも1回3分または5分以内はかけ放題の音声定額オプションを開始

主要MVNOが一斉に通話定額を開始
1回5分以内はかけ放題が主流

　先週は、主要な格安SIMが次々と通話定額オプションを発表した。とはいえ、それぞれ若干内容は違う。シンプルなのはイオンモバイル。月1620円のオプション追加で、国内通話はかけ放題だ。ただし050番号のIP電話なので、番号通知は本来の電話番号ではなく、050番号になる。一方でデータ専用SIMでも追加可能だ。

　OCNとIIJmioは、電話番号の前に7桁の番号を追加して発信するプレフィックス型。専用アプリが用意されているので、発信のたびに番号を追加する必要はない。OCNは月918円のオプション追加で、1回5分までの国内通話がかけ放題。IIJmioは月648円／896円の2コースあり、それぞれ1回3分、1回5分までがかけ放題だが、さらに家族などでまとめて契約しているSIM間の通話では、それぞれ1回10分、1回30分と定額で利用できる時間が長くなっているのが特徴的だ。

プレフィックス型では番号通知は本来の070/080/090番号になるので利便性が高い。ただし、発信時に番号追加が必要なので、スマホ用アプリが用意されているケースが多い。また超過分も10.8円／30秒などと料金が押さえられているのもプレフィックス型の特徴

　それ以外の各サービスの通話定額については、別記事でまとめているので、そちらも参照してほしい。

ポケモンGO専用のSIMがb-mobileから登場
SIMフリースマホのメーカーは動作確認情報を提供

　まだまだ続く、ポケモンGOの盛り上がり。先々週は、DTIやFREETELからポケモンGOの通信量をカウントしないSIMが発表されたが、先週はついにポケモンGO専用のSIMまで登場した。

　日本通信の「b-mobile ゲームSIM」は、ポケモンGOの通信のみが可能なプリペイドSIMで、それ以外の通信は不可能とのこと。価格は購入時は税抜1500円で、30日または1GBまでの通信が可能。使い切っても利用期間終了から10日以内にチャージ（税抜500円）すれば、再度30日または1GBまでポケモンGO専用で利用できる。

ポケモンGO専用のプリペイドSIMを日本通信が

　また、SIMフリースマホのメーカーの中には、ポケモンGOの動作確認情報を提供するところが増えてきた。たとえばFREETELは、「SAMURAI REI」「SAMURAI KIWAMI」がジャイロセンサーも搭載していることで対応をアピールするほか、ZTEも自社のSIMフリースマホについて、ジャイロセンサー搭載の有無も含めて、動作確認した結果を公表している。

ZTEが自社で動作確認した結果をFAQ内で公表。ジャイロセンサー非搭載機やインストールできなかった端末についても紹介している

^{※1：518円／1GBの追加チャージのみ、購入当月のみの利用で繰り越し不可（他は3ヵ月後の末日まで利用可能）。繰り越し可能な1GBのチャージは1188円
※2：新規／MNP加入時は最大2年間、通信量が2倍となる
※3：新規加入時は最大12ヵ月間、1080円割引}