格安SIM、格安スマホ関連の1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週の話題はFREETELがSAMURAIシリーズの新スマホ2機種を発表、フラグシップ機と5000mAhの超大容量バッテリーモデル。また、グーグルが新シリーズのスマホ「Pixel」を発表も国内での発売は未定の2つです。

FREETELが12月発売予定のSAMURAIシリーズ2機種を発表

FREETELの新スマホは「極2」と「雷神」
新フラグシップ機と5000mAhバッテリー搭載機

　まずはFREETELが12月発売として発表した、SIMフリースマホ2機種から紹介。

　「SAMURAI KIWAMI（極）2」は、前機種同様のフラグシップ機。価格は税抜4万9800円とやや高くなったが、スペック的にはさらに向上。MediaTek製の10コアCPU、WQHD解像度の5.7型有機EL、4GBメモリー、64GBストレージ、16メガカメラ（イン8メガ）などを搭載。さらにキャリアアグリゲーションや4G＋3GでのデュアルSIMデュアルスタンバイ（DSDS）にも対応する。デザイン的にはSAMURAI REIの大型版といった感じの薄型メタル筐体を採用している。

前面にタッチ式の指紋センサーと一体化されたFREETELボタンがあるのはSAMURAI REIと同じ

　一方の「SAMURAI RAIJIN（雷神）」は税抜2万9800円で、5000mAhという大容量バッテリーが最大の売り。一方で8.65mm／183gとライバルとなるZenFone Maxよりも薄型軽量であることをアピールしていた。

　とはいえ、それ以外のスペックも十分に高い。ディスプレーはフルHD解像度の5.5型液晶、MediaTek製オクタコアCPU（MT6750T）、4GBメモリー、64GBストレージ、16メガカメラ（イン8メガ）など。発売時点からOSがAndroid 7.0であるほか、さらに極2と同様にキャリアアグリゲーションとDSDSにも対応する。コスパに優れた1台だ。

「雷神」という名前だが、外観的にはシンプルで背面はプラスチック。背面には指紋センサーも用意されている

グーグルが新スマホ「Pixel」をリリースも
国内販売については発表なし

　先週はグーグルも、Nexusに代わる、新しい自社ブランドのスマホ「Pixel」を発表した。「Made by Google」をキーワードにハードウェアの設計段階から、グーグルが深く関与しているのがNexusシリーズとの違い。発表会中では自社のAIを用いた新しいアシスタント機能「Google Assistant」を中心にプレゼンが行なわれた。

　端末自体は5型フルHDの「Pixel」、5.5型WQHDの「Pixel XL」の2モデル。ディスプレーはともに有機ELで、CPUにはSnapdragon 821（2.15GHz＋1.6GHz）、4GBメモリー、32/128GBストレージ、大型センサーの12.3メガカメラ（イン8メガ）など。OSには一足先にAndroid 7.1が搭載される。また、VRHMDの「Daydream View」（79ドル）もオプションで用意される。

　価格は649ドルからだが（Pixel XLは749ドル）、肝心の日本での販売については言及はなし（一次出荷国としてアメリカ、オーストラリア、カナダ、ドイツ、イギリス、少し遅れてインドが紹介され、すでに予約受付が行なわれている）。前年のNexus 6P／5Xが日本も一次出荷国に含まれていただけに残念なところ。ただし、ドコモ網での利用が前提と言える、周波数やキャリアアグリゲーションへの対応、そして日本語での紹介ページもすでにあるだけに国内販売にも期待したい。

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