AIが15秒の動画ダイジェストを自動生成! シャープの新ハイエンドスマホ「AQUOS R3」

文●南田ゴウ/ASCII編集部

2019年05月08日 16時00分

長い動画をかしこいAIが自動で15秒のダイジェスト動画化!
第5世代の“Pro IGZO”液晶を搭載するシャープの「AQUOS R3」

シャープは5月8日、2019年夏モデルとしてフラッグシップスマホ「AQUOS R3」を発表した。AQUOS R3は動画撮影中にAIが被写体や構図を分析し、約15秒のダイジェストムービーをリアルタイムに作成する「AIライブストーリー」機能を搭載したのが大きな特徴。

AQUOS R3

 前モデル「AQUOS R2」と同じく、AQUOS R3のリアカメラは動画専用+静止画専用カメラの組み合わせで、カメラセンサーや画質エンジンはすべて刷新。電子式手ぶれ補正を搭載する動画用の約2010万画素カメラは、動画撮影中に自動でベストな静止画を自動撮影する「AIライブシャッター」に加えて、先述のAIライブストーリー機能を搭載する。

カメラセンサーや画質エンジンはすべて刷新

 光学式手ぶれ補正を搭載する約1220万画素の静止画カメラは、F値1.7の明るいレンズと全面位相差センサーを搭載。画像処理エンジン「ProPix2」はAF/AE/AWBや画質調整などがフルリニューアルされ、被写体ブレ検出エンジンを採用。被写体の動きをリアルタイムに検出して最適なシャッター速度やISO感度を算出、静止画の被写体ブレやノイズを防ぐ。

10億色表示できる120Hz駆動の“Pro IGZO”液晶を搭載

 シリーズ最大・最高解像度の6.2型Quad HD+(1440×3120ドット)ディスプレーは、電子移動度がR2比で約2.5倍、明るさ2倍かつ省エネ性能が10%向上した120Hz駆動の“Pro IGZO”ディスプレーに進化。表示色は1677万色から107374万色に向上している。上部のインカメラと下部の指紋センサーはダブルノッチタイプで、HDR映像方式のDolby Visionと立体音響技術のDolby Atmos両方に対応する。

上部のインカメラと下部の指紋センサーはダブルノッチタイプ

 CPUは最新のSnapdragon 855で、CPU性能はR2比で30%、GPU性能で20%、AU処理性能は約3倍アップ。メモリーは6GBでストレージは128GB。ワイヤレス充電Qiの高速充電規格であるEPP(Extend Power Profile)11Wに対応。本体即面にはGoogleアシススタント専用キーも搭載する。プラチナブラック、プラチナホワイト、エレガントグリーン、ピンクアメジスト、ラクシャリーレッドの5色。

Snapdragon 855を採用

Gold 4coreに同程度の負荷をかけて30分経過後の表面温度はR2比で5度低下

ワイヤレス充電のQi(11W)に対応

AQUOS R3の特徴まとめ

発表会場には5Gスマホのプロトタイプも展示

 また、発表会場にはプロトタイプの5Gスマートフォンも展示されていた。

発表会場に展示されていたプロトタイプの5Gスマートフォン。現状では本体はかなり厚めだった

電波暗室での5Gスマホの通信実験の様子

AQUOS R3の主なスペック
メーカー シャープ
ディスプレー 6.2型Pro IGZO液晶
画面解像度 1440×3120
サイズ 約74×156×8.9mm
重量 約185g
CPU Snapdragon 855
2.8+1.7GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 6GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC
OS Android 9
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac
(2.4/5GHz)
Bluetooth 5.0
カメラ画素数 リア:(動画)約2010万画素(F値2.4)
/(静止画)約1220万画素(F値1.7)
イン:約1630万画素(F値2.0)
バッテリー容量 3200mAh
Qi ○(11W)
生体認証 ○(指紋、顔)
USB Type-C
カラバリ プラチナブラック、プラチナホワイト、エレガントグリーン、ピンクアメジスト、ラクシャリーレッド

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