Windows情報局ななふぉ出張所

ファーウェイ問題 次の展開は (1/3)

文●山口健太

2019年05月28日 16時00分

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 米国から輸出規制を受けたファーウェイの話題で、業界が持ちきりとなっています。5月24日に発売されるはずだった「HUAWEI P30」シリーズは延期が相次ぐ一方、販売再開に向けた動きも出てきました。

■発売延期が相次いだ新製品、再開の動きも

 ファーウェイのスマホ新製品は、大きく分けてキャリアモデルとSIMフリーモデルの2つに分かれています。

 ドコモの「HUAWEI P30 Pro HW-02L」などのキャリアモデルは、キャリアの商品として販売し、サポートもキャリアが窓口になります。そのため、各キャリアは発売に向けて慎重に検討を重ねているのが現状です。

ドコモ版「HUAWEI P30 Pro」は予約受付が中止に

 これに対してMVNOや量販店が販売するSIMフリー版は、ファーウェイがサポートを提供します。そのため、発表会場では「売ること自体は問題ない」との空気が広がっていましたが、実際には発売延期が相次ぎました。

SIMフリー版も発売延期が相次いだ

 たとえばAmazon.co.jpでは、新製品だけでなく既存のファーウェイ製品の販売ページにも「OSに懸念が発生している」との注意書きが加わりました。中古ショップを展開するゲオモバイルでは、ファーウェイ製品の買取を停止しています。

アマゾンではHUAWEI P20 liteなど既存製品にも注意書きが

 MVNOの中ではNifMoが一貫して販売を続けているほか、イオンモバイルやエキサイトモバイルはいったん延期したものの、販売を開始。量販店でもヨドバシカメラやビックカメラが販売を開始するなど、販売チャネルによって判断は分かれています。

イオンモバイルは販売を再開。大々的に売り出している

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