石川温のPCスマホニュース解説

アップル新型「iPhone SE」3月に出るか? (2/4)

文●石川温 編集● ASCII

2019年12月30日 09時00分

●あらゆるモデルが「家庭用」と「業務用」に

 iPhoneでは「iPhone 11」がエントリーモデルで背面カメラが2つなのに対して、「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro MAX」は3つ。

 「とりあえずアップル製品が買えればいい」という人はエントリーモデルの「iPhone 11」で充分だし、「いやいやアップル大好き。製品選びで妥協したくない」という人は「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro MAX」を選べばいい。

 AirPodsも、Proはノイズキャンセル付きの上位モデルとエントリーモデルの2つがラインナップされているし、iMacもPro仕様が強化されている。

 「モバイルもデスクトップも仕事用でバリバリ使う」という人はPro、「日用品」として使い勝手ならエントリーというラインナップが明確化されている。

 iPadにもProとノーマルがあるが、一方でAirやminiも存在する。このあたりも今後、整理されてくるのではないか。

●2019年はサービス・イヤー

 もうひとつ、アップルが2019年、注力したのがサービスの強化だ。

 「Apple TV+」では、ドラマを自社制作するなど、動画サービスの差別化に注力してきた感がある。また、「Apple Arcade」でも自社で囲い込んだゲーム会社にオリジナルゲームを作ってもらうことで、他社プラットフォームとの差別化を図ろうとしている。

 いずれも、サブスクリプションモデルでユーザーから継続的に利用料を徴収するビジネスモデルとなっている。アップルとしては「Apple Music」が成功していることもあり、二匹目のドジョウを狙いたいのだろう。

 さて、2020年、アップルはどんな戦略を打ってくるのか。

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