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肉そっくり「人工肉」が世界を変える? (1/3)

文●山口健太 編集● ASCII

2020年01月27日 09時00分

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 多くの新製品や新技術が登場した「CES 2020」において、盛り上がったジャンルの1つがテクノロジーを食品や料理に活用する「フードテック」です。

 中でも「人工肉」や「植物肉」と呼ばれる植物由来の原料で作られた肉製品は、大きな可能性を秘めています。開発に「地球を救うレベル」で取り組んでいるのがインポッシブル・フーズです。

■新たな人工肉として「豚肉」を発表

 インポッシブル・フーズは、ライバルのビヨンド・ミート社と並び、人工肉の分野で注目されています。米国のスーパーには精肉や冷凍食品のコーナーに両社の製品が並び、ファストフード店での採用事例も増えています。

 CES 2020では新しい人工肉として「インポッシブル・ポーク」を発表。中華料理など、豚肉を多用するアジア市場を視野に入れた製品となっています。

「シュウマイ」など中華料理を意識した調理の実演も

 牛と豚が違う動物であることは分かりますが、人工の牛肉と豚肉はどう違うのでしょう。インポッシブル社は大豆から抽出したヘムと呼ばれる物質で肉の風味をつけていますが、わずかな配合の違いで牛肉と豚肉に分かれるといいます。

 調整次第では、今後もさまざまな種類の「肉」を作り出せる可能性を示唆していました。

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