このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー

見た目以上に使えるが、電池持ちが不安なコンパクトスマホ「Rakuten MIni」 (1/3)

文●村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

2020年02月26日 12時00分

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FeliCaとeSIM対応の
超コンパクトスマホ「Rakuten MIni」

 楽天モバイルが無料サポータープログラムの追加募集をしたのを機に、オリジナルスマホ「Rakuten Mini」を発売しました。価格は一括払いの場合は1万9819円(税抜)。楽天回線(MNO)に対応するモデルで、楽天のMVNOサービスでは利用できません。なので、現時点(2020年2月)では、無料サポータープログラムに参加している人しか使えない端末です。

 筆者は、昨年10月から無料サポータープログラムに参加していますが、それで使っている端末とは別に、楽天モバイルからRakuten Miniを借りています。Rakuten MiniはeSIM(組み込み型SIM)を採用しているので、自分が持っているSIMに差し替えたりすることはできません。楽天モバイルから借りたままの状態で、1ヵ月ほど使った率直な感想を述べさせていただきます。

人に見せびらかしたくなるコンパクトさ

 Rakuten Miniは、FeliCaを搭載するスマートフォンでは世界最小・最軽量だそうです。サイズは約53.4×106.2×8.6mmで、重さは約79g。コンパクトなスマホの、さらにその半分といったサイズ感。まさに“手のひらスマホ”と呼びたくなるような、かわいらしさです。

手のひらでガッシリとつかめるサイズ感。親指が画面の隅々にまで届く

 ストラップ穴があり、ガラケーのようにストラップを付けることができますが、筆者は市販のネットストラップ付きのクリアケースに入れて、首からぶら下げて使っています。フツーのスマホは、ぶら下げると目立つし、邪魔にも思えるのですが、Rakuten Miniは気にならずに持ち歩けます。小さい子どもに持たせるスマホとしても、ちょうどいいサイズだと思います。

右サイドに電源ボタンと音量ボタンを搭載

ストラップホルダーも備えている

底部のUSBポートは、いまどきのUSB Type-Cを採用

イヤホンジャックの変換アダプターも同梱

 Rakuten Miniを持ち歩いた当初は、仕事やプライベートで会う人に「それ何? スマホ?」と興味を持たれました。ここまで小さいスマホは珍しいので、人に自慢でき、話のネタになることも利点というか、このモデルならでは“ちょっといいところ”と言えるでしょう。

 ディスプレーは約3.6型のTFT液晶。解像度はHD(1280×720ドット)。画面の文字が読みづらいことは覚悟していたのですが、実際はさほど不便は感じませんでした。むしろ、こんなに小さくても、ブラウザーやマップは普通に使えるんだなぁ、と思ったくらい。画面が小さいので、近くの人に盗み見られずに済むというメリットも感じました。

5.8型のiPhone 11 Pro(左)と比べた。Rakuten Miniのスクリーンの面積はiPhone 11 Proの半分以下だ

ちょうど名刺くらいのサイズ

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