スマホ決済を普段の支払いで利用する人は約3割に増加

文●ASCII

2020年02月27日 18時30分

 MMD研究所は2月27日、18歳~69歳の男女35000人を対象に実施した「2020年2月スマートホン決済に関する実態調査」の結果を発表した。

 対象者に普段の支払い方法について聞いたところ(複数回答可)、89.0%が「現金」を利用すると回答し、2019年夏の調査(以下、前回調査)の90.5%から0.5ポイント減。「スマホ決済」は28.6%となり、前回調査と比較すると16.4%から12.2ポイント増。約3割に増加したことが分かった。

 続いて、普段からスマホ決済を利用していると回答した人から、いつからスマホ決済の利用を開始したか聞いたところ、QRコード決済利用者(n=7,726)で最も多いのは「2019年10月~12月」となり、非接触決済利用者(n=2,268)は「2017年より前」が最多。QRコード決済は10月に開始した増税によるキャッシュレス・ポイント還元事業と利用開始時期が重なる結果となり、非接触決済はキャンペーンに関わらず利用されてきたことが見える結果となった。

 さらに利用開始時期を年ごとにまとめてみると、QRコード決済は2019年から利用を開始した人が6割を超えることがわかった。

 各スマホ決済サービスのインストールや登録状況を聞き、そのサービスを利用できる状況にある人を対象に、各サービスの利用状況を聞いたものを利用OS別に分けた結果が以下の通り。

 会員登録や銀行口座などの連携も済ませて利用しているのは、iPhoneでは「Apple PayのSuica」、「PayPay」、「iD」の順で、Androidでは「PayPay」、「Suica(モバイルSuica、またはGoogle PayのSuica)」、「楽天Edy」の順で、それぞれ利用の割合が高い結果となった。

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