Windows情報局ななふぉ出張所

アップル「キーボード体験」統一の魅力 (1/3)

文●山口健太 編集● ASCII

2020年04月03日 09時00分

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MacBook Air 2020年モデル 筆者撮影

 アップルが「MacBook Air」の2020年モデルを発表しました。基本性能を高めつつ、価格は税別10万4800円からと値下げされており、新生活に向けてコスパの高い内容に仕上がっています。

 2020年モデルの大きな特徴はキーボードの変更。同時に発表された「iPad Pro」と合わせて、アップル製品間で「キーボード体験の統一」が図られている点に注目です。

■MacBook Airも「Magic Keyboard」

 近年、アップルはノートブック型のMacにバタフライ構造の薄型キーボードを採用してきましたが、「薄すぎる」とか「不具合が多い」との声もありました。キーボードを理由に、MacBookを避けていた人もいるのではないでしょうか。

 しかし2019年の16インチMacBook Proでは大きく方向を転換し、デスクトップ用の「Magic Keyboard」と同じ構造を採用。そして今回、MacBook Airも同じキーボードを搭載しました。キーストロークは1mmの深さがあり、しっかり打ち込めるのが特徴です。

MacBook Airも従来型のシザー構造に戻った。キーストロークは1mm

 キーストロークの深さは好みが分かれるところで、浅いほうが指の動きが少なくて済むというメリットもあります。ただ、デスクトップのMac、MacBook、iPadなどアップル製品の間でキータッチに差があることは、明らかに改善してほしい点でした。

MacBook Airの上に「Magic Keyboard」を乗せた様子。内部構造が共通化された

 5月には、同じ構造を採用したiPad Pro用のMagic Keyboardが発売される予定です。まだ発表されていない13インチMacBook Proの次世代モデルを含め、2020年はアップル製品のキーボード体験がMagic Keyboardに統一されることを期待できます。

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