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薄くて安くてeSIM搭載「OPPO A73」は低価格サービスにピッタリ (1/3)

文●佐野正弘 編集●ASCII

2020年11月12日 12時00分

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 オウガ・ジャパンが11月10日に発表した「OPPO A73」は、OPPOが得意とする大画面でコストパフォーマンスが高い4G対応のSIMフリースマートフォンであり、2019年に発売された「OPPO A5 2020」の後継ともいえるモデルだ。だが、それだけでなく特徴的な背面デザインや、SIMフリー端末としても珍しいeSIMを搭載するなど、個性的な1台に仕上がっている。発売前の端末に触れることができたので、その内容を確認してみよう。

薄さと独自の背面デザインが特徴的

 まずは本体を確認すると、6.44型ディスプレーを搭載しており、本体サイズは約72×159.8×7.45mm、重量は約162g。スタンダードなサイズ感だが、軽量で薄いのが大きなポイントといえるだろう。

「OPPO A73」の正面。ディスプレーサイズは「OPPO A5 2020」と大きく変わらないが、有機ELディスプレーの採用でより明るく見やすくなった

 デザインは「iPhone 12」シリーズに近いスクエアな印象となり、薄さも近いこともあって前面から見るとiPhone 12に近い印象も受ける。ただ、iPhone 12などは角が垂直に近いのに対し、OPPO A73は上下の側面にやや丸みがあることから、こちらの方が持ちやすい印象だ。

薄さもポイントの1つで、iPhone 12(右)にかなり近い厚さ。一方で側面上下のカーブがやや丸みを帯びていることから、iPhone 12より持ちやすいと感じる

 またディスプレー素材が液晶から有機ELに変わったというのも、OPPO A5 2020と比べた場合、大きな変化といえるだろう。有機ELへの変更によって指紋認証もディスプレー内蔵型へと変更されているが、フロントカメラ部分はパンチホールではなく、引き続きしずく型のノッチとなっている。

有機ELを採用しているが、フロントカメラ部分はパンチホールではなくしずく型のノッチとなっている

 一方の背面はかなり特徴的なデザインで、樹脂製だがレザー調の凹凸を付けて独特の素材感を打ち出している。OPPO A73はダイナミックオレンジとネービーブルーの2色展開だが、とりわけダイナミックオレンジは、素材は異なるもののヴィーガンレザーを採用した「OPPO Find X2 Pro」に近い印象を受けるかもしれない。

 ちなみに背面のカメラ部分の出っ張りはかなり小さく抑えられている。フラットな印象を与えているのに大きく貢献しているといえよう。

背面は樹脂素材だが、レザー調の加工が施されており特徴的なデザインとなっている。カメラ部分の出っ張りが小さいのもうれしい

カラーはネービーブルー(下)とダイナミックオレンジ(上)の2色。ダイナミックオレンジはレザー調のデザインもあって「OPPO Find X2 Pro」を彷彿とさせる

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