米パラレルズ(Parallels)社は7日、インテルMac用の仮想マシンソフト『Parallels Desktop』(以下、Parallels)の最新版となるバージョン3.0(ビルド4124/4128)をリリースした。3Dグラフィック、Mac/Windows間の連携に続き、今回はスナップショットやParallels Explorerといった機能を見ていこう。
一発でインストール直後の状態に戻せる
“スナップショット”機能は、ある時点における仮想マシンの状態を保存しておき、いつでもその状態に戻せるという機能だ。例えば、OSをインストールした直後のクリーンな状態のスナップショットを作成し、トラブルがあったときに初期状態に戻すといった使い方が考えられる。
現在のスナップショットを作成するには、“Actions”メニューの“Create Shapshot”を実行するか、ツールバーの赤い“●”アイコンをクリックすればいい。スナップショットは、複数作っておくことが可能だ。
現在の状態を破棄して、直前に作成したスナップショットの状態に戻すには“Actions”メニューの“Revert to Shapshot”を実行するか、ツールバーの緑の“≪”アイコンをクリックし、表示されるダイアログで“Yes”を押す。
それ以前に作ったスナップショットの状態に戻すときは、“スナップショット マネージャ”を利用する。“Actions”メニューの“Run Snapshot Manager”を実行するか、ツールバーの歯車アイコンをクリック。スナップショットマネージャの画面で任意のスナップショットを選択し、“Go To”ボタンを押せばいい。
仮想マシンをクリーンな状態に保てる“Undo Disks”
さらにParallels 3.0は、スナップショット機能とは別に“取り消し可能ディスク”(Undo Disks)という機能もサポートした。取り消し可能ディスクをオンにすれば、仮想マシンの終了時に、ディスクへの変更を“取り消す”(Discard Changes)、“適用する”(Apply Changes)、“ユーザーに尋ねる”(Ask me what to do)の3種類から選択できる。
なお、スナップショットと取り消し可能ディスクは併用できない。また、Boot Campパーティションを基に起動している仮想マシンでは、スナップショットおよび取り消し可能ディスクの機能は使用できないので注意してほしい。
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