Android 特集・連載

軽量コンパクトで防水対応
ドコモ2012冬モデル「Xperia AX SO-01E」最速レビュー!!

文●小林誠

2012年11月01日 11時30分

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ドコモ2012冬モデル「Xperia AX SO-01E」最速レビュー!!

人気のXperia最新機種「Xperia AX」は
ドコモスマートフォンの王道か?


人気のXperiaシリーズ最新機種となるNTTドコモのXperia AX SO-01E。このシリーズはいまだ試行錯誤しているかのような機種が多いAndroidスマートフォンのなかで、圧倒的な完成度の高さを誇っている。今回は夏モデルのXperiaにはなかった防水・防塵も含めて「全部入り」。断言する。100%買いだ。

 うん、申し訳ない。いきなり結論を急ぎ過ぎた。「ソニーの回し者か!」と怒った人、安心してほしい。筆者は編集部から原稿料を頂いているのであって、ソニーモバイルとはなんの関係もない。ソニーの株も買っていない。発売前の端末をいじったうえで正直な気持ちを書いている。しかも編集部から「小林らしい原稿を」とまで言われた。なにが小林らしいのか分からないので、こんな書き出しにしてみた。いきなり読んだ人は戸惑っただろうか。申し訳ない。

 だから冷静に書いてみる。まずは「Xperia AX」の概要だ。
ディスプレイは4.3インチのHD(720×1280ドット) Reality Display13メガカメラにはソニー製裏面照射型CMOSセンサー・Exmor R for mobileを搭載。裏面照射型CMOSセンサーは、通常の表面照射型CMOSセンサーよりも感度が高く、ノイズが少ないため高画質の写真が撮影できる。
 つまりどういうことか? 今までのXperiaシリーズのスタイルを守っているということだ。きれいな画面、きれいな写真が撮れるカメラはXperiaの要と言ってよい。

 日本向け機能では、ワンセグおサイフケータイ赤外線通信に対応し、防水・防塵仕様なので水回りで使う場合や外出先の雨も気にならない。が、筆者は知っている。ちょっと水に濡れたくらいでスマホはそうそう壊れない(壊れた人はごめん)。だが汚す人はいる。筆者は汚したスマホを水で洗える、というのが防水の最大のメリットだと思っている。おにぎりやパンを持った手で触っている人、あなたのスマホは脂ぎっていないか?  私の手は脂ぎっている。防水は必須だ。

Xperiaで久しぶりの防水・防塵仕様

ドコモ冬モデル「Xperia AX」

「Xperia AX」は、Xperiaシリーズとして春モデルのacro HD以来の防水・防塵モデル。

 チップセットは1.5GHzのデュアルコアCPUで、クアッドコアCPUほどではないにせよ、最近のスマートフォンとしては必要十分な処理能力がある。OSも主流のAndroid 4.0。常に最先端を狙っている人でなければ十分だ。

 ドコモの高速通信LTEサービス「Xi」は、下り最大100Mbps・上り最大37.5Mbpsに対応したので、とくに地方のユーザーには嬉しいはずだ(下り100Mbps/上り37.5Mbpsのエリアは地方から導入され、東名阪などの都市部は2014年の予定)。さらに海外版おサイフケータイと呼ばれ、世界的に普及が進む非接触通信「NFC」にも対応している。
 最強・最先端端末というわけではないが、欲しい機能、トレンドは網羅しているうえ、これまでの実績を考えると「買って外れはない」と言えそうだ。

 すでに発売中のXperia acro HD SO-03DXperia GX SO-04Dと何が変わったのか気になる人も多いと思う。なので、ここで従来モデルと比較しつつチェックしてみよう。


以前の2機種とXperia AXを比較する


ドコモ2012冬モデル「Xperia AX SO-01E」

左から順番に、Xperia AX、Xperia GX、Xperia acro HD。

  Xperia AX 
SO-01E
Xperia GX 
SO-04D
Xperia acro HD 
SO-03D
ディス
プレイ
4.3型
(720×1280ドット)
4.6型
(720×1280ドット)
4.3型
(720×1280ドット)
プロ
セッサ
MSM8960
1.5GHz
(Dual Core)
MSM8960
1.5GHz
(Dual Core)
MSM8260
1.5GHz
(Dual Core)
RAM 1GB 1GB 1GB
ROM 16GB 16GB 16GB
メイン
カメラ
1300万画素
裏面照射型
CMOSセンサー 
Exmor R
for mobile
1300万画素
裏面照射型
CMOSセンサー
Exmor R
for mobile
1210万画素
裏面照射型
CMOSセンサー 
Exmor R
for mobile
イン
カメラ
31万画素
CMOSセンサー
130万画素
CMOSセンサー
130万画素
CMOSセンサー
バッテリー
容量
1700mAh 1700mAh 1840mAh
ワンセグ × 
赤外線
通信
○  × 
おサイフ
ケータイ
防水/
防塵
○/○ ×/× ○/○
Xi
(LTE)

100Mbps

(75Mbps)
×
NOTTV × × ×
おくだけ
充電
× × ×
サイズ/
重量
約129×65×8.7mm
/約120g
約131×69×10.5mm
/約127g
126×66×11.9mm
/約149g

 

 まず主なスペック、対応機能を比較してみると、「Xperia GX」には日本向け機能がおサイフケータイくらいしかない。いつもはワンセグを見ていない人でも「とりあえず欲しい」という人は多いと思うが、「Xperia AX」なら安心だ。ディスプレイサイズとインカメラの画素数が小さくなったのはマイナス要素だが、こんなもの大した問題ではない(怒った人ごめん)。

 また、「Xperia AX」はCPUが「Xperia GX」と同一のSnapdragon S4だが、「Xperia acro HD」と比べると省エネ化を実現している。そのためバッテリー容量が小さくとも、スタミナが不利というわけでもなさそうだ。

 またXperia acro HDと比べ重量は29gも軽い。確認しておくがXperia acro HDの発売から1年も経っていない。iPhoneの場合、4Sが1年を経て5になったとき、28g軽くなったが、そのとき私を含めた世界のiPhoneユーザーが「すっげぇ軽い!」と絶賛した。Xperia AXも同じくらいの絶賛を受けるべきではないだろうか? しかしXperiaファン、ソニーファンは冷静なのでそんなことは起きない。しかし圧倒的に軽くなったことは大きなメリットとして覚えておきたい。

ワンセグのアンテナは外付け

「Xperia AX」が確実に劣っているのは△としたワンセグ。これは付属品のアンテナを装着しなければならないため。Xperia acro HDはホイップ式のアンテナが搭載されているので「アンテナ忘れ」がない。正直、私のように整理整頓できないユーザーは「Xperia AX」のアンテナを紛失する可能性は大。いっそのことワンセグは非対応と思い込むことにしよう。

ドコモ2012冬モデル「Xperia AX SO-01E」最速レビュー!!

Xperia AXのワンセグアンテナはイヤホン端子に装着して使用する。ワンセグを使いたいのならカバンやポケットに入れて持ち歩く。

 ……また乱暴なことを書いてしまった。誤解を生まないようにフォローしておくと、ワンセグのアンテナが別、というスマホは他にもある。なにも「Xperia AX」だけの問題ではないし、そもそも整理整頓ができない私が悪いだけだ。

ともかく3機種を比較した結果、Xperia acro HDの日本向け機能と、Xperia GXの最新機能を合わせたうえで、軽量化・薄型化を図っているのが「Xperia AX」といえる。明確な弱点はワンセグのアンテナが付属品になったことくらい。スペックと機能だけを見ればXperia AXの購入が断然オススメとなる。

 しかしスペックや対応機能だけでは分からない部分はどうだろうか?


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