Android 特集・連載

フルHDディスプレイ、Android 4.1、大容量バッテリーがトレンドに!
【ドコモ「2013春モデル 新商品・新サービス発表会」まとめ】

文●mobileASCII編集部

2013年01月26日 19時00分

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ドコモ「2013春モデル 新商品・新サービス発表会」

2013年1月22日(火)に行なわれた、ドコモの「2013春モデル 新商品・新サービス発表会」。今回はモバアス編集長の中島と高橋が、注目の新モデルや、期待のサービスなどについて語ってみた。


ドコモの2013春モデルは全部で12機種!
フルHDディスプレイ、Android 4.1、
大容量バッテリー搭載がトレンドに!!


高橋:ドコモの2013春モデルは、一気にスマートフォン9機種、タブレット2機種、スティック型SmartTV端末1機種と、全部で12機種もの大量投入となりました。特にスマートフォンではフルHD解像度(1,920×1,080)のディスプレイを搭載しているモデルが5機種も登場してきたのは驚きでした。

中島:家庭用の薄型テレビの解像度がフルHDですよね? それが5インチ程度の小さなボディに搭載されてきたっていうのは、やっぱりスゴイなぁと思います。実際にフルHDディスプレイ搭載機でYouTube HDなんかの動画を観ると、その美しさにビビりますから!

高橋:画面の精細度を示す、1インチあたりのドット(点)の数「dpi」(dot per inch)は、5インチで440dpi以上と圧倒的な数値です。写真集などのグラビア印刷が350dpiですから、どれだけ精細なのかが分かりますね。

ドコモ「2013春モデル 新商品・新サービス発表会

中島:でも、ディスプレイの解像度が高くなればなるほど消費電力は増えてしまうんですよね?

高橋:1,920×1,080もの画素を、1秒間に60回も書き換えることになるわけですから、CPUやグラフィックチップにかかる負担はかなり増えますね。なので当然電力は食いますが、各社ともディスプレイで増えた消費電力の分を、さまざまな工夫でプラスマイナスゼロになるように工夫しているといった感じですね。

中島:なるほど。まぁ節電の工夫も大事なんですけど、スマホの駆動時間を延ばすのに一番効果が高いのは、結局バッテリー容量を増やすことですよね。この春モデルでは、バッテリー容量が軒並み2,000mAhを超えてきましたので、かなり安心できると思います。

高橋:そうですよね。モバアス読者のアンケートでも、スマホに関する不満の第1位は「バッテリーが持たない」ですから。かなりヘビーに使ってても、丸1日は充電しなくても使えるくらいな感じになってきたんじゃないかと思います。
中島:あと、ほとんどの機種がクアッドコアCPU搭載で、Android 4.1を採用してきたってのもトピックですね。2012夏モデルでも「サクサクだ~!」と感動したものですが、2013春モデルを触ると、「本当のサクサクってのはこれだったのか!」と思ってしまいます。

高橋:ホント、クアッドコアCPUの制御が熟成されてきたって感じですね。それに、各機種ともカメラをはじめとした機能面にもかなり力を入れてきた印象です。

ドコモ「2013春モデル 新商品・新サービス発表会

中島:docomo LTE Xiの112.5/100Mbpsエリアも、急ピッチで拡大中(なお、使用周波数帯などの関係から当面は北海道、東北、信越、北陸、中国、四国、沖縄の一部からスタートだとのことなので、春モデルを手に入れれば、高速通信&超ハイスペック端末で、バリバリに楽しめそうですね。


5分間でサクッとわかる
2013春の注目モデルはこれだ!
 


 今回発表された、スマートフォン9機種、タブレット2機種、スティック型SmartTV端末1機種のうち、モバアス編集部が注目しているモデルを抜粋してチェックしてみよう。

背面にガラス素材を使用したフラットデザインが新しい!
 防水Xperiaの最新モデル「Xperia Z SO-02E」

Xperia Z SO-02E

高橋:ドコモの加藤社長が一番に推していたフルHD解像度ディスプレイ搭載機がXperia Z SO-02Eでした。中島編集長はどのような印象を持ちました?

中島:やっぱりXperiaはスマホとしてのブランドイメージを確立しているのが強みですよね。デザインはこれまでのXperiaシリーズの雰囲気からガラリと変えてきましたが、ホームアプリをはじめとする全体的な雰囲気は、やはりXperiaのDNAを受け継いでいるなといった印象です。

高橋:「Xperia arc」から続く弧を描く“アークライン”じゃなく、背面にガラスを使用したフラットなデザインになったことについては、どう評価します?

中島:素直にカッコイイと思います。実機を見るまでは「iPhone 4/4S」みたいになっているのかな? と思っていましたが、ソニーらしくおしゃれな感じになっていてウレシかったです。7.9mmという薄型ボディなのに、2,330mAhのバッテリーを搭載しているのもイイですよね。

高橋:カメラ周りも刷新されて、新しいイメージセンサーである『Exmor RS for mobile』を搭載したのも魅力ですね。以前の『Exmor R for mobile』に比べて、より明暗差の激しい被写体に強くなっています。連写もマシンガンのように撮れますし、ビデオ撮影時にもHDRを効かせられるようになっているのが特徴です。

中島:個人的には、今持っている「Xperia acro HD」から買い換えようか迷っています(笑)。

■Xperia Z SO-02E スペック

サイズ:139×71×7.9(mm)
重量:146g

OS:Android 4.1
液晶: 5インチ FullHD液晶(1,920×1,080ドット)
CPU: Qualcomm Snapdragon S4 Pro APQ8064(1.5GHz クアッドコア)
RAM: 2GB
内蔵ストレージ: 16GB
外部メモリ:microSDXC 64GB対応
アウトカメラ:
1,310万画素(裏面照射型CMOS「Exmor RS for Mobile」)
インカメラ:210万画素
Wi-Fi:802.11 a/b/g/n
Bluetooth:Bluetooth 4.0
バッテリー: 2,330mAh
Xi:○(100Mbps)
防水・防塵:○

おサイフケータイ:○
NFC:○
赤外線:○
ワンセグ:○

カラー:Black、White、Purple
発売日:2月9日発売予定


眠れる獅子がついに本領を発揮してきた!
 パナソニックの渾身作「ELUGA X P-02E」

ELUGA X P-02E

高橋:失礼ながら、これまでパナソニックのスマートフォンには食指が伸びたことはなかったんですよ。でも、今回の「ELUGA X P-02E」には、これまでとは違う意気込みを感じます。本気で“勝ち”にきたな、と。

中島:5インチのフルHD解像度ディスプレイ搭載しながら、横幅が68mmに抑えられているのは持ちやすくてイイですね。お得意の家電連携や『エコナビ』などの技術が投入されていて、パナソニックグループの強みを活かしたモデルになっていると思います。

高橋:高画質技術の『モバイルPEAKSエンジン』も、同社のビエラ開発チームと共同で作り込まれたということです。カメラも同社のデジカメであるルミックスの技術を取り込んでいるとのことですし、グループ内の横の連携が上手くいっているということなんでしょうね。

中島:機能としては全部入りのオールインワンで、さらに『おくだけ充電』に対応しているのはうれしいですね。専用のクレードルとおくだけ充電パッドが付属してくるので、USBケーブルを抜き差しする手間から解放されます。

高橋:個人的には、正面のハードキー周りのデザインが、イマイチ洗練されていない感じなのが残念なんですが、この春モデルでの要注目モデルとなるのは間違いないと思います。

ELUGA X P-02E スペック

サイズ:139×68×9.9(mm)
重量:152g

OS:Android 4.1
液晶: 5インチ FullHD液晶(1,920×1,080ドット)
CPU: Qualcomm Snapdragon S4 Pro APQ8064(1.5GHz クアッドコア)
RAM: 2GB
内蔵ストレージ: 32GB
外部メモリ:microSDXC 64GB対応
アウトカメラ:
1,320万画素(裏面照射型CMOS)
インカメラ:130万画素
Wi-Fi:802.11 a/b/g/n
Bluetooth:Bluetooth 4.0
バッテリー: 2,320mAh
Xi:○(100Mbps)
防水・防塵:○

おサイフケータイ:○
NFC:○
赤外線:○
ワンセグ:○
NOTTV:○
おくだけ充電:○

カラー:Blue Green、Black
発売日:1月30日発売


1.7GHzのクアッドコアCPUと1,630万画素カメラ
 ハイスペックを極めた富士通「ARROWS X F-02E」

ARROWS X

高橋:「ARROWS X F-02E」だけが、この春モデルでCPUにNVIDIAのTegra3を採用しています。動作クロックは1.7GHzにクロックアップされ、1.5GHzのTegra3より13%ほど高速化されています。

中島:昨年の夏モデル「ARROWS X F-10D」では、発熱やバッテリーが持たないなどの声がユーザーから寄せられたんですが、その辺りは改善している?

高橋:今回の「ARROWS X F-02E」には、LTEと3G/2Gに対応した国産の通信チップ『COSMOSチップ』が搭載されているんですが、以前の機種(ARROWSシリーズのF-05DやF-10Dなど)に搭載されていた『SAKURAチップ』に比べて低消費電力で、LTEと3Gの切り替えのスピードや安定性も向上しているようです。バッテリーも2,420mAhと大容量ですので、実際の駆動時間はかなり改善されていると思います。

中島:通信チップのシェアは米国クアルコム社が1強状態ですから、ぜひ国産の『COSMOSチップ』には頑張ってもらいたいと思います。

ARROWS X F-02E スペック

サイズ:140×69×10.3(mm)
重量:157g

OS:Android 4.1
液晶: 5インチ FullHD液晶(1,920×1,080ドット)
CPU: NVIDIA Tegra3(1.7GHz クアッドコア)
RAM: 2GB
内蔵ストレージ: 32GB
外部メモリ:microSDXC 64GB対応
アウトカメラ:
1,630万画素(裏面照射型CMOS)
インカメラ:130万画素
Wi-Fi:802.11 a/b/g/n
Bluetooth:Bluetooth 4.0
バッテリー: 2,420mAh
Xi:○(100Mbps)
防水・防塵:○

おサイフケータイ:○
NFC:○
赤外線:○
ワンセグ:○
NOTTV:○
指紋認証:○

カラー:Blue Green、Black
発売日:2月発売予定


1台2役の折りたたみ式スマホ
  「MEDIAS W N-05E」の2画面をどう使う?

medias w

中島:あと、インパクトと話題性という意味でいったらNECの「MEDIAS W N-05E」は外せません! 

高橋:実物を見るまでは、2つ折りディスプレイはかつてのSONY XperiaタブレットのPシリーズのように、ディスプレイを内側に向くように折りたたむ方式かと思っていました。まさか、外側に折れるタイプだとは想像もつきませんでした(笑)。約4.3インチ(540×960)のディスプレイを2つ装備していて、開くと約5.6インチ(1,080×960)のディスプレイのように扱えます。

中島:折りたたんだ状態では普通のスマートフォンとして使えて、開けばタブレットのような使い方ができるというアイデアは斬新ですね。2つの画面で別々の作業ができるので、Webを見ながらメールが打てたりと、工夫次第で便利な使い方ができそうです。

高橋:2つのディスプレイで同じ動画を再生する「Wムービー」という機能があるんですが、これは「MEDIAS W N-05E」を少しだけ折ってテーブルに置けば、自分と正面の相手で同じ動画を楽しむという使い方ができるようになっています。カメラは810万画素の裏面照射CMOSがサブディスプレイ側にひとつしかありませんが、開いた状態ではそのカメラがインカメラとして使えます。810万画素のインカメラなんて、本機が世界初ですね。まさに変態スマホです(笑)。

中島:2画面を快適に使う方法は、いろいろありそうですね。価格がどれくらいになるかが気になりますが、この手のタイプのスマホは、フィーリングが合うかどうかがすべてだと思うので、心に刺さった人が指名買いしていくようになると思います。

MEDIAS W MEDIAS W

MEDIAS W N-05E スペック

サイズ:136×64×12.2(mm)
重量:183g
OS:Android 4.1
液晶: 
4.3インチx2 QHD液晶(960×540ドット)
CPU: 
Qualcomm Snapdragon MSM8960 (1.5GHz デュアルコア)
RAM: 1GB
内蔵ストレージ: 16GB
外部メモリ:microSDHC 32GB対応
アウトカメラ:810万画素(裏面照射型CMOS)
Wi-Fi:802.11 a/b/g/n
Bluetooth:Bluetooth 4.0
バッテリー: 2,100mAh
Xi:○(100Mbps)

カラー:Black
発売日:4月中旬予定


9,975円の10.1インチタブレットが登場!
 衝動買いの予感 ドコモ「dtab」に注目!!

d tab

中島:最近じゃ1万5,800円のKindle Fire HDや、1万9,800円のNEXUS 7など、低価格なタブレットが大人気ですが、今回ドコモが発表した「dtab」は、なんと9,975円(税込)ですよ! しかもドコモがSIMが不要のWi-Fiオンリーなモデルを出すということが驚き!!

高橋:価格的に相当インパクトがありますね。9,975円はキャンペーン価格で、この価格で購入できる条件としては、ドコモの回線およぴspモード契約があって、「dビデオ」(ビデオストア)を6カ月間契約する必要があります。「dビデオ」(ビデオストア)は、月額525円(税込)ですから、6カ月で解約したとすれば13,125円ということになります。CPUの、HiSilicon Technologies製1.2GHzクアッドコアCPU(K3V2T)が、どれくらいの性能なのかが気になりますけど、なかなかのハイスペックで、この価格はお値打ちだと思います。

中島:「dtab」のホーム画面は、Kindle Fire HDのように、いきなりドコモのdマーケットなどの入り口画面になっているんですね。ドコモの有料サービスに特化したタブレットだから安く提供するってことなのかな?

高橋:ライバルのKindle Fire HDはOS自体をAmazonサービスに完全に絞った独自カスタマイズを加えていて、Google Playからアプリをダウンロードできないなどの制約があるんですけど、「dtab」は太っ腹なことにGoogle Playが使えるんです。これなら、自分が好きなホームアプリをインストールして普通のタブレットとして使うことも可能だと思います。

中島:なるほど。でもボクはスマホで「dビデオ」(ビデオストア)を契約してるから、カスタマイズせずに普通に使うかな。マジで衝動買いしちゃいそう(笑)。

dtab スペック

サイズ:176×257×9.9(mm)
重量:610g

OS:Android 4.1
液晶: 10.1インチ WXGA液晶(1,280×800ドット)
CPU: 
HiSilicon Technologies K3V2T (1.2GHz クアッドコア)
RAM: 1GB
内蔵ストレージ: 8GB
外部メモリ:microSDHC 32GB対応
アウトカメラ:
300万画素
インカメラ:130万画素
バッテリー: 6,020mAh

カラー:Aluminum Silber
発売日:3月下旬発売予定


 mobileASCIIでは、今回ピックアップした端末以外の情報も、順次フォローしていく予定だ。2013春モデルに興味津々の読者の皆さんは、このmobileASCII Webサイトをブックマークしてチェックしてみてほしい。また、2月27日には「mobileASCII VOL.13」も発売されるので、お楽しみに!

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