Android 特集・連載

【ドコモ春スマホ「ELUGA X P-02E」レビュー】
パナソニックの本気が詰まった
「ELUGA X」の便利機能をチェック!!

文●mobileASCII編集部 高橋章憲

2013年03月15日 15時00分

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 ドコモ春スマホ、パナソニック「ELUGA X P-02E」は、クアッドコアCPU、フルHD(1920×1080ドット)の5インチディスプレイ、2320mAhの大容量バッテリーを搭載した、2013春の端末トレンドをキッチリと押さえてきた端末です。機能面では、おサイフケータイ、ワンセグ、NOTTV、防水・防塵、赤外線通信、海外のおサイフケータイとも言える「NFC」、それに「おくだけ充電」まであるという、本当の意味での全部入りモデルとなっています。ドコモ春スマホのラインナップの中では、究極のフル装備端末だといえます。

 パナソニックは、昨年の夏モデルから「ELUGA」というブランドを立ち上げ、かつて携帯電話で栄華を極めた「Pシリーズ」のように、スマホでもシェアを伸ばそうとしてきました。ところが、「ELUGA V P-06D」、「ELUGA power P-07D」ともに、同時期にリリースされたライバル機に比べ、スペック的に少しずつ物足りないという残念なモデルであったため、ハッキリ言ってあまり話題になることはありませんでした。

「パナソニックはどうしちゃったんだろうか…」そんな風に考えていたところに登場したのが、この「ELUGA X P-02E」です。本機は、パナソニックグループのテレビ部門やデジカメ部門、電池部門などが、持てる技術を惜しみなく持ち寄って作られたということで、これまでのパナソニック製スマホのイメージを塗り替える出来映えになっています。今回は、そんな「ELUGA X P-02E」をじっくり触る機会を得ましたので、徹底的にレビューしてみたいと思います。

ELUGA X

5インチディスプレイを搭載しながら、横幅を68mmに抑えてきた「ELUGA X P-02E」を、筆者が左手に持って撮影。71mmの「Xperia Z」との違いはたったの3mmだが、実際に持ってみると、その3mmの差はかなり大きいと感じる。


約3mmの狭額縁デザインで
5インチでも持ちやすいデザインを実現


 ドコモの2013春スマホでいうと、「ELUGA X P-02E」のライバルは、「Xperia Z」と「ARROWS X」ということになるでしょう。採用しているCPUなど、スペック的には多少の違いはありますが、性能的にはほぼ3者とも近い感じだと言えます。こうなってくると、単純にデザインの好き嫌いや、ユーザーインターフェースが気に入るかどうかが購入の決め手になってきます。

 下にスペックの比較がしやすいように表を載せましたので、参考にしてみてください。

  ELUGA X P-02E Xperia Z SO-02E ARROWS X F-02E
ディスプレイ 5.0型(1080×1920ドット) 5.0型(1080×1920ドット) 5.0型(1080×1920ドット)
プロセッサ APQ8064 1.5GHz(Quad Core) APQ8064 1.5GHz(Quad Core) NVIDIA Tegra3 1.7GHz(Quad Core)
RAM 2GB 2GB 2GB
ROM 32GB 16GB 32GB
メインカメラ 1320万画素裏面照射積層型CMOSセンサー 1310万画素裏面照射積層型CMOSセンサー Exmor RS for mobile 1630万画素裏面照射型CMOSセンサー
インカメラ 130万画素CMOSセンサー 220万画素裏面照射型CMOSセンサー Exmor R for mobile 130万画素CMOSセンサー
バッテリー容量 2320mAh 2330mAh 2420mAh
ワンセグ
赤外線通信 ○  ○ 
おサイフケータイ
防水/防塵 ○/○ ○/○ ○/○
Xi(LTE) ○(100Mbps) ○(100Mbps) ○(100Mbps)
NOTTV ×
おくだけ充電 × ×
サイズ/重量 約139×68×9.9mm/約152g 約139×71×7.9mm/約146g 約140×69×10.3mm/約157g

 

女の子の小さな手でも
 なんとか片手持ちできるサイズ

 下の写真は、モバアス女子部・柏ちゃんに「ELUGA X P-02E」を持ってもらったもの。最初は「5インチは自分には大きすぎる」と言っていた彼女でしたが「この横幅ならなんとか片手でもイケそう」とコメントしてくれました。5インチディスプレイを採用しながら68mmという横幅もさることながら、リアカバーのラウンドデザインが効いていて、手のひらに当たるイヤな感じがしないのも好印象だったようです。重さに関しては152gと、「Xperia Z」より6gほど重いですが、「Xperia Zよりも持ちやすいせいか、それほど重いという印象はありません」とのことでした。

ELUGA X

電車の中などで、GALAXY S Ⅲを片手操作(必死に)している女子をよく見かけるのだが、GALAXY S Ⅲの横幅は71mm。68mmの「ELUGA X P-02E」なら、もっと楽に操作ができそうだ。

デザイン上のアクセント?
 ハード・キーを装備

「ELUGA X P-02E」には、「ELUGA V P-06D」、「ELUGA power P-07D」には無かったハード・キーが採用されています。ハード・キー採用のメリットは、ホーム・キーがスリープ解除にも使えるとか、しっかり押したことが確認できるといった他に、ソフト・キーではボタンの分だけ削られる画面の表示領域が、ハード・キーを採用すれば100%利用できるといったところでしょう。デメリットは端末が上下方向に大きくなることですが、「ELUGA X P-02E」の場合、それほど目立って大きくなっていません。

 ハード・キーの採用は、「ユーザーからの要望に応えて」(パナソニックモバイル・広報さん談)ということですが、デザイン的には「これぞ2013年最新のデザインだ!」というカッコ良さは、個人的には残念ながら感じられませんでした。ハード・キー周りの意匠は、他のメーカーのパテントやら大人の事情やらで自由にならないのは理解できるのですが、もう少しスタイリッシュさも欲しかったなと思います。

ELUGA X

ハード・キーのデザインに対して、少々辛口なことを書いたが、ボディが上下方向に間延びしないように収めているのは美点。

電源キーとボリュームキーは
 ボディ右側に配置

「ELUGA X P-02E」では、電源キーとボリュームキーの両方が、ボディ右側中央よりに固まって配置されています。右手で持ったときに親指でスリープの解除がしやすい位置なので、なかなか使いやすい印象です。ボディカラーと同色に塗装されていますので、デザイン上の主張はほぼありません。

ELUGA X

デザイン的には特筆するところは無いが、キーの配置されている位置は使いやすいと感じる

キャップレス防水イヤホンジャックと
 
防水キャップ付きUSB端子を上面に配置

 防水・防塵機能に対応している多くの機種と同じく、「ELUGA X P-02E」にもキャップレスの防水イヤホンジャックが採用されています。音楽をよく聞くユーザーにとっては、キャップが邪魔にならないキャップレス防水イヤホンジャックは必須条件となるでしょう。また、USB端子は防水キャップ付きですが、本機は「おくだけ充電」対応モデルなので、キャップを開けてUSB端子を挿さなくても充電できるのが便利です。

ELUGA X

ボディ上部の端子類の配置は、ARROWS X F-02Eとよく似ている。

背面のデザインはあっさり気味
 ライトには高演色
LEDを採用

「ELUGA X P-02E」には、Blackと独自色のBlue Greenの2色がラインナップされています。Blue Greenの方は好き嫌いが分かれる色かもしれませんが、ちょっと地味デザインの本機には、黒よりも似合っているように思います。また、カメラのレンズが端末の中央線上に配置されているのは、ELUGAシリーズ共通の特徴となっているようです。ロゴなども中央線上にあり、シンメトリーなデザインとなっています。

ELUGA X

Blackは、マット塗装という感じではなく、半光沢風な仕上げとなっている。カメラの起動中には、LEDライトが赤く点滅する。

ELUGA X

Blue Greenはクリア光沢仕上げ。最初は派手すぎるかと思うが、意外とシックで悪くない。

ワンセグアンテナはホイップ式を採用
 フロントスピーカーで動画の迫力がアップ!

 ワンセグのアンテナはボディ上部の右側から引き出す、ホイップ式となっています。このアンテナはNOTTVの受信も兼ねていますが、よりNOTTVを強力に[受信したいときには、付属のUSB端子に挿す外部アンテナを使うことになります。また、フロントの受話スピーカーのある箇所に、外部スピーカーも併設されています(Xiのロゴの上)。フロントにスピーカーがあるので、動画を観るときなどは、音がクッキリと聞こえて迫力が違います。これはELUGA Xならではのアドバンテージでしょう。

ELUGA X

動画視聴の際には、フロントスピーカーの恩恵をひしひしと感じる。ボリュームを上げても音割れがないのはさすがだ。

ストラップは、ボディ下部の
 ブイに引っかけて止める方式

 大画面スマホの場合、うっかり手から滑らせて落下させてしまう事故が怖い。やはり事故を未然に防げるストラップが付けられる機構があるのはありがたいと思います。取り付け方法は、カバーを外して底面の穴から差し込んだストラップの輪を、ボディのブイに引っかけるだけとカンタンです。

ELUGA X

緑の丸で囲んだ場所がストラップ取り付け用のブイ。着脱が楽なのがうれしい。

外観デザインまとめ

「ELUGA X P-02E」の外観デザインは、主張するところがそれほどなく、実にあっさり気味です。ライバルである「Xperia Z」と比較すると、もう少しデザインに力を入れても良かったのでは? と思ってしまいます。“強度を確保したまま狭額縁を実現するため、メタルフレームで液晶を挟み込んだ”という、組み立て工程上の制約が影響したのかもしれませんが、一目見て「これ素敵じゃん!」というような魅力が欲しかったように思います。

 ただし、機能面ではかなり独創的なアイデアに溢れていて、相当楽しい端末に仕上がっています。使い込んでみると良さがわかる、「ELUGA X P-02E」はそんなタイプのスマホだと思います。そのあたりを次のページから紹介していきます。


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