新プラットフォームを採用したハイエンド3機種
「au one ガジェット」やソニー(株)のウォークマンとの連携など、機能面の拡充を図った「W56T」、「W54S」、「W54SA」のハイエンド3機種。これらは共通で、米クアルコム(QUALCOMM)社開発の新プラットフォーム「KCP+」(関連記事)を採用している。今回は3機種ともモックアップでの展示となり、電源を入れた状態での撮影はできなかった。
W56T
カラーバリエーションは「ハイウェイオレンジ(手前)/チャイナホワイト(左奥)/ユニバースブラック」の3つ。背面にステレオスピーカーと、メール受信などを通知する7×7ドットのLEDディスプレーがレイアウトされている
とりわけ、ハイウェイオレンジがビビッドかつセクシー。ワンセグのアンテナは左側面に収納する。W54SやW53H、INFOBAR 2と同様に、韓国サムスンSDI社との共同開発による2.8インチワイドQVGA(240×400ドット)有機ELディスプレーを搭載する
開いた画面をそのまま底面側に折り返せる「リバーシブルスタイル」。ヒンジ部左側面のボタンを押すとロックが解除され、画面がフルオープンになる。開いたときにワンセグが自動で起動するよう設定できる
折りたたむとやや厚みがあるように感じる。本体の内側に向かってやや傾斜している「Σ(シグマ)シェイプ」は、本体の開けやすさだけでなく、ワンセグを横置きで観るときの安定性にも貢献している
W54S
カラーバリエーションは、左から「フランボワーズレッド」、「ベルベットブラック」、「アクアブルー」の3つ。オトナの女性を意識した端末で、背面部のフレームは単なるシルバーでなく蒸着塗装による本体同系色となっており、アクセサリーのような上品さを演出している
本体を開くとまた違った印象になる。メインディスプレーは2.8インチワイドQVGA(240×400ドット)有機ELパネルを採用している
画面表示を上下2分割する「マルチプレイウィンドウ」に対応。左側面の「マルチ」キーを押すと2画面表示に切り替わる。例えばワンセグを視聴しながらウェブブラウザーで調べものをするといったことができる
W54SA
カラーバリエーションは左から「山吹」、「白雪」、「黒紅梅」の3つ。漆器の小箱をイメージしており、落ち着きと高級感が漂う。山吹の実物はゴールドメタリックにも見えるほど
ディスプレーサイズと解像度は、秋冬モデルで最大の3インチワイドVGA(480×800ドット)。2画面表示や「au one ガジェット」での一覧性も断然高いという
ダイヤルキー部がタッチパッドになっていて、上下左右のスクロールや決定操作が可能。さらに従来のひらがな、カタカナ、英数字に加え、漢字の手書き認識にも対応した
本体色ごとに異なる数字フォントを採用。ダイヤルキー部は山吹のみツヤ消し。バックライトはブルーで統一される