Android iPhone 特集・連載

【夏スマホ総力特集】TizenとFirefox OS参入で戦国時代に? スマホOSの進化と最新トレンドをチェック!

文●島 徹

2013年08月12日 19時30分

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スマートフォンのOSの主流は
いうまでもなくAndroidとiOS


  今年に入って“ドコモが「Tizen」を導入”や“「Firefox OS」スマートフォンを開発”といったニュースを見かけることが増えてきた。TizenやFirefox OSとは、AndroidやiPhoneとは異なる操作性やアプリの実行環境を持った、新しいスマートフォン向けOSのことだ。これらの新OSを搭載したスマートフォンは、日本で今年の後半以降に発売される予定となっている。その状況によっては、今後スマートフォン購入時に、搭載している”OS”をより意識するようになるかもしれない。そこで今回は、今スマートフォンで主流の「Android OS」や「iOS」の歴史と今後のバージョンの進化についてや、「Tizen」、「Firefox OS」などの注目の新OSについて紹介する。

世界で市場拡大中のスマートフォン向けOS

 このサイトの読者にとっては今更解説する必要もないかもしれないが、スマートフォン向けのOSの現在の主流といえば、米Googleの「Android OS」と、iPhoneやiPadに搭載されている米Appleの「iOS」だ。スマートフォン向けOSといえば他にも、海外でシェアを広げつつある米マイクロソフトの「Windows Phone OS」、米国を中心に根強い人気のあるBlackberryの「Blackberry OS」なども存在するが、日本での取り扱いは少ない。

OS特集

▲現在のスマートフォン向けOSの主流は、「Android OS」と「iOS」。いずれのOSもスマートフォンやタブレットなど複数の端末バリエーションを持つ。

「Android OS]搭載のスマートフォンは、日本市場ではドコモ、KDDI、ソフトバンクなど全キャリアが取り扱っているほか、通信契約を必要としないWi‐Fi専用のタブレットや、SIMフリー端末としても数多く販売されている。一方、「iOS」搭載のスマートフォンといえばiPhoneとiPadだが、通信キャリアではKDDIとソフトバンクの2社での取り扱いで、WiFi専用のiPadやiPod touchについては量販店でも購入可能となっている。ドコモは今のところiPhoneを取り扱っておらず、今後の取り扱いについても否定的な立場を取っている状況だ。ここからは「Android OS」や「iOS」の現状について、もう少し詳しく見ていこう。

■AndroidOS

 米Googleが中心となって開発を進める、無償のオープンソースOSが「Android OS」。Gmailなど、同社のGoogleアカウントで提供されているサービスを快適に利用できるのが特徴だ。サムスン電子や世界各国のメーカーが端末を開発しており、現在は高価格帯から低価格帯まで2500種類以上のスマートフォンやタブレットが存在している。2013年Q1(1月~3月)の世界的な販売シェアは74.4%とスマートフォンの中で一番多く、日本でも60%前後の販売シェアを持つ。また「Android OS」専用のマーケット「Google Play」で提供するアプリの数は70万を超えており、アプリのダウンロード数は「iOS」よりも多い状況だ。OSのバージョンの歴史をざっくりと振り返ると、主に2011年までに発売された端末の大半は「Android2.1~2.3」で、2012年以降に発売された端末はマルチコアCPUに最適化された「Android4.0~4.3」を搭載している。タブレット向けのOSは、当初「3.0」~「3.2」がリリースされていたが、現在ではスマートフォンと同様の「Android4.0~4.3」に統合されている。

 そしてこの2013年7月24日にリリースされた最新の「Android4.3」では、省電力のBluetooth Smart対応や、Open GL ES3.0対応GPUなど、最新のデバイスをサポートする。次期メジャーアップデートについては未定だが、秋頃に次期メジャーアップデートとなる「Android 5.0」(コードネーム「Key Lime Pie」)がリリースされ、低価格帯端末を考慮した少ないメモリーでも動作するものになるという噂がある。

OS特集

▲国内外のさまざまなメーカーが、「Android OS」搭載スマートフォンを発売。端末ごとにディスプレイやCPU、バッテリーなどの仕様が異なり、選択肢の幅が広いのが特長だ。

■iOS

「iOS」は米Appleが開発する、iPhoneやiPadなど自社製品向けの専用OS。音楽プレーヤーのiPodをルーツに持ち、シンプルな操作性とiTunesで楽曲やアプリを購入・管理しやすい点が特徴だ。世界での販売シェアは18.2%に留まるが、これは「Android」と比べて取り扱う国や通信事業者が限られていることと、低価格帯のラインナップが少ないことが影響している。ハイエンド中心の日本市場ではiPhoneがAndroidスマートフォンよりも低価格で購入できることが多く、販売シェアも40%前後と世界平均よりも高い。iTunes Storeで提供する有料&課金アプリの売上高は、Androidの約2.3倍大きい。

 今年の秋には次期バージョン「iOS 7」がリリースされる。画面デザインがよりシンプルな“フラットデザイン”にリニューアル。画面下からスワイプすることでいつでもWi-Fiのオンオフや画面の明るさなどを変更できる機能など、操作性に関する数多くの改善や機能追加が予定されている。

OS特集

▲次期バージョン「iOS 7」の概要はWebサイトで公開されている。これまでの発表パターンから、秋の新OSリリースに合わせて新端末も登場するのではと噂されている。

■Windows Phone OS

 「Windows Phone OS」は米マイクロソフトが開発する、タイル状のUIが特徴のスマートフォン向けOS。PC向けのWindowsなど、同社製品やサービスとの親和性が高い。「Windows 8」でも踏襲された、タイルを敷き詰めたようなフラットデザインを採用している。

 最新バージョンは2012年10月にリリースされた「Windows Phone 8」で、このバージョンではハイエンドからローエンドまでさまざまなバリエーションの端末が開発されている。以前のバージョンとは実質的に互換性はない。「Android OS」や「iOS」と比べかなり後発となる新OSだが、徐々にシェアを拡大しつつある。

 特徴は、ハイエンドからローエンドまで、CPUやディスプレイなどハードウェアの仕様があらかじめ決められている代わりに、快適な動作速度や安定性を確保している点。マイクロソフトと提携しているノキアのほか、サムスン電子やHTCが端末を開発している。

 世界での販売シェアは伸びつつあるものの、まだ2.9%に留まっている。日本では2011年に発売された「Windwos Phone 7.5」搭載モデルの「IS12T」を最後に端末が販売されていない。

 

OS特集

▲ノキアは現在、Windows Phoneに絞って端末を開発している。最新モデル「Lumia 1020」は4100万画素のハイスペックカメラを搭載。

※2013年Q1(1月~3月)の世界販売シェアは、調査会社ガートナーの調査結果によるもの。
※2013年Q1(1月~3月)の国内販売シェアは、調査会社IDCジャパンの調査結果によるもの。
※アプリダウンロード数、売上高(4~6月)の比較はApp Annieによるもの

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