レビュー:Corel Painter Essential 4 (2/2)

文●大賀葉子

2007年12月07日 08時30分

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使い勝手を考えたインターフェース


 本ソフトの基本のツールは、左側に縦一列で表示されている。ブラシツールは「引き出し」の矢印ボタンで開いて種類を選択。「ペン」や「リアルペインティングブラシ」をはじめ、以前はなかった便利なブラシも加わり、95種類に増えた。これらをすべて把握するのは大変だが、「ブラシの履歴」「お気に入り」が常にツールの隣に表示されているので、いちいち引き出しを開かずとも、ここからすぐにブラシを選択できる。また、ブラシパレットでは各ブラシの描き味を目で見て確認できるので、より簡単に選べるようになった。

ブラシパレット

左側の「引き出し」には、ブラシの履歴(1)、お気に入りブラシ(2)、選択中の色のテクスチャーへの反映がわかるテクスチャメニュー(3)などがあり、使い勝手のいいインターフェースを備える


【Conclusion】
○  初心者にもわかりやすくGUIを大改造。パレットが整理されたうえ、コンパクトに収納も可能でかなり整備された。見て学べるビデオチュートリアルもいい。

×  「フォトペイント」で使用するクローンファイルの仕様が変わり、パターン設定を用いたクローン描画やクローン書類のみを作るといった裏技が使いにくい。

(MacPeople 2008年1月号より転載)


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