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【2013-2014冬 おすすめ&人気タブレット比較-第1回-】

「Surface Pro 2」「iPad Air」「Nexus 7」「TransBook」「MeMO Pad 8」、5つのタブレットで比較!【スペック&使い勝手&「艦これ」編】

文●小林誠

2014年01月09日 20時10分

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各種タブレットのスペック&使い勝手比較と、
「艦これ」のプレイ状況をチェック


 2013年末から、俄然、盛り上がっているのがタブレットだ。8月に「Nexus 7 2013年版」(以下、「Nexus 7」)が発売されたのを皮切りに、11月には「iPad Air」、「iPad mini Retinaディスプレイモデル」、そして12月には8インチサイズの「Windows」タブレット勢と、「Android」「iOS」「Windows」という3つのOSを搭載したタブレットが発売され人気を博している。特に「Windows」タブレットが好調で、PC用ブラウザゲーム(「艦隊これくしょん」)が遊べたり、ビジネスアプリの使い勝手がいいなど”Windows PCの代用として使える”ことなどが、その理由のようだ。そこで今回は、その3つのOSを搭載するタブレットから代表的な機種を集めて、主に”Windows PCの代用”として使えるのかをチェック。というか、かなりピンポイントな比較で恐縮だが、筆者が熱中しているPC用ブラウザゲーム(「艦隊これくしょん」)をプレイしたときの操作感や、仕事でよく使う「Office」などビジネスアプリの使い勝手がどうかについて比べてみた。 「前編」となる今回は、スペックや外観の比較と、「艦隊これくしょん」のプレイのしやすさについてチェックする

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▲「iPad Air」(左)と「Nexus 7」(中)、「Surface Pro 2」(右)など、今売れているタブレットを”Windows PCの代用”という観点から比較してみた。

「Surface」、「iPad」、「Nexus 7」など
5製品でチェック!

 今回、比較用に用意したのは、今人気&注目の5製品。Windowsタブレットからは、マイクロソフトの「Surface Pro 2」、ASUSの「TransBook T100TA」を、アップルのiPadシリーズからは「iPad Air」を、AndroidタブレットはASUS&Googleの「Nexus 7」とASUSの「MeMO Pad 8」の計5製品を使って比較してみた。

 なお後編で行う「Office」の検証については、同じOSの場合はアプリが共通であり、ほとんど操作に違いはないので、OSごとに代表機種として「Surface Pro 2」「iPad Air」「Nexus 7」を取り上げる。

 それでは、まずは主なスペックと使い勝手について、チェックしてみよう。


 
マイクロ
ソフト
アップル ASUS

Google
ASUS ASUS
Surface
Pro 2
iPad Air Nexus 7
(2013)
Trans
Book
T100TA
MeMO
Pad 8
価格 99,800円
51,800円
27,800円
44,800円
24,800円
OS Windows
8.1
iOS 7 Android
4.4
Windows
8.1
Android
4.2.2
本体
サイズ
275
×
173
×
13.5mm
240
×
169.5
×
7.5mm
200
×
114
×
8.65mm
263
×
171
×
10.5
(23.6/24.45)
mm
212.8
×
127.4
×
9.9mm
重さ 907g 469/478g
(Cellular)
290/299g
(LTE)
520(1070)/
583(1130)g
350g
画面
サイズ
10.6インチ 9.7インチ 7インチ 10.1インチ 8インチ
画面
解像度
1,920
×
1,080
ドット
2,048
×
1,536
ドット
1,920
×
1,200
ドット
1,366
×
768
ドット
1,280
×
800
ドット
記憶
容量
128/256
/512GB
16/32/
64/128GB
16/32GB 32/32か
64+500GB
16GB
メモリ 4/8GB 非公表
(1GB程度)
2GB 2GB 1GB
CPU Core i5
-4200U
A7 Snapdragon
S4 Pro
1.5GHz
Atom
Z3740
ARM
Cortex-A9
1.6GHz
連続
使用
時間
非公表
(6~7時間程度)
10時間 9時間 15.8時間
(タブレット時)
9時間

 

「Surface」シリーズには、より安価で薄くて、連続使用時間が約10時間の「Surface 2」もある。ただし今回は仕事で使うシーンに焦点を当てているので、パソコン用アプリを自由にインストールできる「Surface Pro 2」を取り上げた。記憶容量が大きく、メモリも4GB以上、ハイスペックのパソコンでも使われているCPU・Core i5を搭載しており、今回、最もハイスペックなタブレットだろう。

「Surface Pro 2」はハイスペックだが、
携帯性はイマイチ…

 ただし、重量に関しては約1kgもあり、かなり重い。連続使用時間に関しては正式なスペックは発表されていないが、「Surface 2」より劣るのはもちろん、今回、比較するタブレットの中では恐らく最低だ(ただし、初代「Surface Pro」と比べると、連続使用時間自体は伸びている)。というわけで、スペックだけを見れば、「Surface Pro 2」は高性能だが携帯性がいまひとつ、という評価になるだろう。

 実際に使ってみても、「Surface Pro 2」は気軽に持つことができない感じだ。筆者は普段タブレットを手帳や本のように片手で持ち、特に注意することもなくカバンにサッと入れて使っている。軽い衝撃があろうが気にならないのだが、「Surface Pro 2」の場合はノートパソコンのように慎重に扱うことになった。高価だからというのもあるが、それ以上にずっしりとした重さや大きさが「落としたら危ない」「乱暴に扱ったらまずい」と感じさせるのだ。

 使いやすさもノートパソコンに近い。タッチ操作でもサクサクとソフトが開き、マルチウィンドウで使える。ノートパソコンと比べれば画面が小さいとはいえ、昔のネットブックよりもスペックがはるかに高いから、ウィンドウの切り替えも素早くできる。Windowsタブレットと言うと、タッチしてもうまく反応しない、動作がモタモタというイメージがあったのだが、非常にスムーズに使えた。

 だから良い意味でも悪い意味でも「ノートパソコンに最も近いタブレット」なので、ノートパソコンの性能はそのまま、ただし携帯性を高めたい、という人にオススメだ。

「iPad Air」は高精細で
バランスがいい!

iPad Air」は、他のタブレットと比べてダントツの高精細な画面が特長。やはり、画面を常に見ているタブレットでは、キレイで明るいほうがいい。それに高精細であれば、書類の細かい文字も見やすいはずだ。また、10インチ近いディスプレイを搭載するが、軽くて薄い。Cellular版を使えば、外出先でWi-Fiがなくてもネットにつながるうえ、記憶容量を見ると128GBまである。連続使用時間も、5機種中2位とスタミナも十分だ。

 ただし、ご存じのように「iPad Air」はiOSにA7搭載と、アップル独自の仕様となっているので、今回のお題である”Windows PCの代用”として比較した場合にどうかという点で注目だ。ともかく、まずはバランスが取れているタブレットである、という印象である。

「Office」以外の部分で実際に使ってみると、「Surface Pro 2」よりも気軽に持ち歩ける。けっして安いタブレットではないが、片手で持っても安心できる軽さ、薄さ、大きさとなっている。筆者は前モデルの「iPad 4」も持っているのだが、明らかに「iPad Air」は軽い。9.7インチというサイズだが、携帯性はノートパソコンや他の10インチタブレットというよりも、8インチ、7インチの小さめのタブレットに近いのだ。

 操作性は、ブラウザを使う、メールを見る、ゲームをするというレベルであれば、サクサクで手軽。ただし、マルチウィンドウではないので、アプリを複数使う場合、表示を切り替えなければならない点は少し面倒だ。また、最新の「iOS 7」はこれまでと比べてUIが一新したり、さまざまな機能が追加されたので、昔の「iPad」よりも操作が分かりづらくなった気がするのは筆者だけであろうか。 

 以前はAndroidタブレットと比べるとiPadは使いやすいという印象だったのだが、AndroidのOSが大きく改善していることもあり、今はそれほど大きな差はないように感じるが…。

3tab

▲「iPad Air」(左)、「Nexus 7(2013)」(中)、「Surface Pro 2」(右)の厚さを比べてみた。「iPad」と「Nexus」は、ひと目で薄いと分かる。

「Nexus 7」は、
300gを切る軽さが魅力

「Nexus 7」は、圧倒的な携帯性の高さが魅力。7インチタブレットということもあるが、300gを切る軽さは素晴らしい。それに価格も安く、2万円台で購入可能だ。SIMフリーのLTE版もあり、これなら格安SIMを挿して低コストでの運用も可能。OSも最新のAndroid 4.4にバージョンアップができるのも魅力だ。というわけで、スペックでの評価としては、「携帯性抜群」のタブレットだと言えるだろう。

 ただし「iPad Air」同様、OSが違うのでWindowsのパソコンとの相性が気になる。しかもAndroidのオフィスアプリに、あまり完成度の高いものがない、というのが筆者の印象だ。仕事で使いこなすにはハードルが結構高いのではないか。

 また、実際に使ってみると、「せっかくタブレットを持つなら、もっと大きい画面サイズのものがいいかも」と思ってしまった。7インチサイズは確かに軽いし、持ち歩きやすいのだが、5インチサイズのスマホと比べると、実はそれほど”違い”はない。特に「Nexus 7」の場合、UIがAndroidスマホとほとんど同じなので、なおさらそう感じるのだ。これが10インチになると、横画面で使うケースが多いし、若干UIも変化するのだが……。

 逆に言えばAndroidスマホとほとんど同じなので、同スマホユーザーは操作に迷わない点がメリットだ。「iPad」と同じくマルチウィンドウが使えないという問題はあるものの、ブラウザ、メール、ゲームをメインで使うのなら、「iPad」と遜色ない。またAndroidには「ウィジェット」があるので、TwitterやFacebookのチェックなどはアプリを開くよりも簡単に行えるのはAndroidの利点。

 というわけで、「Nexus 7」は「Surface Pro 2」とは真逆のタブレットという感じで、ノートパソコンよりもスマホにかなり近いと言えるだろう。「iPad Air」は、その中間だ。

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▲「iPad Air」(左)、「Nexus 7」(中)、「Surface Pro 2」(右)の背面。「Nexus 7」は、今回新色のホワイトをお借りできた。ホワイトは32GBで、Wi-Fi版のみとなる。

「TransBook T100TA」は、
「ネットブック」に近い!?

 ASUSの「TransBook T100TA」は安価で、キーボードも付いたWindowsタブレットだ。家電量販店のランキングを見ると、上位にいることが多い。キーボードは着脱可能なので、スペック表ではキーボード装着時のスペックはカッコ内に別途掲載している。タブレット単体で使えば15時間以上のスタミナがあり、キーボード装着時は7時間程度となる。

 また記憶容量にも注目で、32GB版もあるが、仕事をするのにうれしい500GBモデルもある。500GBモデルはキーボードにHDDが内蔵し、「32/64GB+」の部分はタブレット単体時の記憶容量だ。

 気になるのは、やはり重さだが、「Surface Pro 2」同様にかなり重い。CPUはAtom Z3740。Atomと聞くと低価格、低スペックパソコン向けのCPUという印象があるが、このAtom Z3740は高性能で、このCPUの進化が今季のWindowsタブレットの躍進につながっている。個人的には見た目がノートパソコンとほとんど変わらず、安いこともあって印象は「ネットブック」といったところ。

 ただサクサク使えるので、ネットブックよりもサブマシンとしての実力は上と言えるだろう。動作が固まることもなく、イライラすることも無い。タブレット単体で使ってみると重さは半分になり、「Surface Pro 2」より丸みのあるデザインで、薄く、少しだけだが画面が小さいこともあって、持ち歩きやすい。「iPad」や「Nexus 7」と比べれば負けるものの、10インチタブレットとしては標準的だ。

 一日中使う、あるいは高い処理能力が要求されるソフト(フォトショップとか)を頻繁に使う場合は「Surface Pro 2」のほうがいいだろうが、そこまでヘビーに使わなくて、ブラウザ、メール、たまにOfficeなどをメインに使う人にとっては、オススメのWindowsタブレットだ。

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▲キーボードが着脱できる「TransBook」。見た目はノートパソコンそのものだが、ヒンジ部分のスイッチでキーボードが離れる。

 最後に昨年の12月末に発売されたばかりの、ASUS「MeMO Pad 8」。「MeMO Pad」と言えば、長らく家電量販店のランキングでトップに君臨していた「MeMO Pad HD7」を思い浮かべる人も多いと思うが、「7」は安価ながら必要な機能は十分にある”コスパに優れた”端末だった。

「MeMO Pad 8」は、その8インチ版。より画面が大きくなり、OSもAndroid 4.2.2となっている。価格も想定価格が2万4800円となっており、今回の5機種のなかでは最安だ。連続使用時間は、「Nexus 7」と同じく9時間となかなか。ただしスペックに関してはAndroidの最新スマホと比べると格落ちで、メモリは1GB、CPUはクアッドコアではあるが、Androidでおなじみのクアルコム製ではなく、低コストとされるARM製のCortex-A9が採用されている。まさに、安さ重視の8インチタブという印象。書類仕事をするには、物足りないかもしれないが、ブラウジング、動画やゲームといったエンタメ用途には十分なタブレットという感じだ。

 実際に使ってみると、「Nexus 7」よりひと回り大きいが、携帯性は「iPad mini」や8インチのWindowsタブレットと同じく、持ち歩きやすい。重さ、厚さも申し分ない感じだ。画面の解像度は「Nexus 7」より低く、画面の美しさ、精細さにこだわるのなら選択肢には上がらないが、「大画面のタブレット」という感じは十分味わえる。

 ちなみに、画面の解像度に関しては、ブラウジングやプリインアプリなどを試したところ、特に気になるほどではなかった。また、メモリやCPUの性能に関しても、ごく普通の操作ならスムーズに行える感じだ。ライトユーザーが使う「初めてのタブレット」としてなら、今回のタブレットの中で一番オススメしやすい。ただし「ノートパソコンの代用」ならば、話は別だ。

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▲「Nexus 7 」(左)と「MeMO Pad 8」(右)。「MeMO Pad 8」の方が、ひとまわり大きい。Windowsではなく、Androidタブレットで8インチというのは貴重だ。

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