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【2014年春スマホ】画面の曲がったスマホ「G Flex LGL23」レビュー! 使いやすくフルセグもバッチリ!

文●島 徹

2014年02月06日 20時55分

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 この春商戦、auはファブレットとも呼ばれる5インチ以上の大画面スマートフォンを中心に、新機種を投入してきた。なかでも、特に異彩を放っていたのが、LGエレクトロニクス製の曲がったスマートフォン「G Flex LGL23」(以下「G Flex」)だ。ここでは、その「G Flex」の使い勝手について、実機でチェックしていく。

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画面の曲がったスマホ
「G Flex LGL23」を徹底チェック!


 大画面6インチかつ、独特の曲がった形状を実現できたのは、「フレキシブル有機ELディスプレイ」と呼ばれる、丸めることが可能なディスプレイを商用化できたことにある。

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▲新製品発表会では、フレキシブル有機ELディスプレイ部分を取り出した状態でも展示。ディスプレイの表示部分に限れば自由に曲げられことをアピールしていた。

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▲本体側面。横から見ると、アークラインともいうべき弧を描いた形状がよくわかる。

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▲中央が6インチの「G Flex」、右が6.4インチの「Xperia  Z Ultra」。左にある一般的な4.7インチスマホ「URBANO」と比べ、かなり大きい。

 ここ1、2年でタブレットに近い大画面のファブレット端末が注目されているとはいえ、そこからなぜフレキシブル有機ELディスプレイによる曲面スマホの新製品が発売されたのか。それは、昨年から韓国市場を中心にLGグループとサムスングループが、曲面ディスプレイ搭載製品の”世界初”をかけた商用化競争を繰り広げていることが影響している。両社とも大画面の曲面テレビから小型の曲面スマートフォンまで相次いで製品化し、有機EL技術の優位性を国内外に向けアピールしているわけだ。

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▲サムスンが韓国で発売した曲面スマホ「GALAXY Round」。「GALAXY Note 3」を横に曲げたような端末で、フルHDのフレキシブル有機ELディスプレイを搭載する。

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▲LGとサムスンともに、大画面の曲面テレビを発売中。2014年の初頭のInternational CES 2014では、リモコンで平面から曲面へと角度を変えられるモデルも発表している。

 そういった経緯もあり、この端末は”LGエレクトロニクスが、有機EL技術の先進性を示すモデル”としての意味合いが強い。とはいえ、性能自体はフラッグシップ相当なうえ、日本で曲面スマホならではの使い勝手をいち早く試せるという点では、唯一無二の魅力的な端末だ。では、この曲がったスマホ「G Flex」の使い勝手について見ていこう。

手になじむカーブが使いやすい
動画視聴にも最適!

 端末を実際に手にすると、大画面端末ながらカーブが手になじんで握りやすい印象を受けた。6インチサイズながら、持ち心地は一回り小さい5.7インチのサムスン電子の「GALAXY Note 3」に近い。

 電源と音量キーはドコモでも発売されているLGのフラッグシップ端末「G2」と同じく、背面に搭載。サイドキーと違って、握ったままでも押しやすい。さらに、画面のダブルタップでスリープ解除やスリープへ移行できる「ノックオン」操作にも対応。これはLGならではの機能だが、慣れてしまうと、この機能のないスマホを触るのが面倒になるぐらい便利な機能だ。

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▲正面から見ると曲がっているようには見えない。インカメラは左上に搭載。下部の操作キーはカスタムできる。

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▲同社の「G2」と同じく、背面中央に電源と音量ボタンを搭載。そのほか、上部に1,320万画素カメラ、リモコン用の赤外線ポート、中央におサイフケータイとNFCポート、下部にモノラルスピーカーを備える。

 スペック面は、解像度が1280×720ドットのHDという点以外はクアッドコアCPU搭載などハイエンド仕様だ。auファブレット製品のうち、本体に収納されたロッドアンテナでフルセグを視聴できるのはこの端末のみとなる。

 バッテリー容量も3,500mAhと、auのファブレットでは一番多い。画面の明るさを屋内で見やすい明るさ(150カンデラ相当、省電力設定オフ)に設定し、ニコニコ生放送を連続再生したところ、8時間20分再生できた。充電速度はauの急速充電対応ACアダプター「共通ACアダプタ04(5V/1.8A)」で、スリープ状態のまま3%から充電したところ、約2時間11分で満充電になった。

■G Flex LGL23とauの主なファブレット端末表

  G Flex
 
Xperia Z
Ultra
GALAXY
Note 3
メーカー LG
エレクトロニクス
ソニーモバイル サムスン電子
一括
購入価格
(機種変更時の
実質負担額)
8万5680円
(2万2680円)
7万8120円
(3万2760円)
7万5600円
(2万4780円
※キャンペーン価格
本体
サイズ
161×82×8.8mm 179×92×6.5mm 151×79×8.3mm
重さ 178g 214g 171g
画面
サイズ
曲面有機EL
6インチ
液晶
6.4インチ
有機EL
5.7インチ
画面
解像度
1,280×720
ドット
1,920×1,080
ドット
1,920×1,080
ドット
OS Android 4.2 Android 4.2 Android 4.3
CPU MSM8974
4コア
2.3GHz
MSM8974
4コア
2.2GHz
MSM8974
4コア
2.3GHz
RAM 2GB 2GB 3GB
ROM 32GB 32GB 32GB
電池容量 3,500mAh 3,000mAh 3,200mAh
外部
メモリ
なし
(外付けリーダー付属)
microSDXC microSDXC
LTE
対応
最大150Mbps 最大150Mbps 最大150Mbps
防水
防塵
× ×
おサイフ
NFC
ワンセグ
(外付けアンテナ)
フルセグ
外付けアンテナ)
×
外側
カメラ
1,320万画素 810万画素 1,320万画素
内側
カメラ
240万画素 220万画素 210万画素

曲面ディスプレイは、
フルセグや動画が見やすい

 曲面ディスプレイが一番便利に感じたのは、本体を横に向けて大画面でフルセグや動画を視聴する際に、通常のディスプレイよりも画面全体を見渡しやすく、よりリラックスして映像を視聴できた点だ。一般的な平面のディスプレイの場合、画面全体を視界に入れようとすると、視界の左右に画面の外の風景がちらついて見える。だが、この曲面ディスプレイだと画面以外が見えにくくなり、平面ディスプレイよりも高い没入感を得られた。ちょっとしたヘッドマウントディスプレイに近い感覚だ。

 映像自体も、有機ELならではの広視野角と鮮やかな色彩で見やすい。通常の操作画面については、鮮やかさを強調したモードから落ち着いた表示まで3パターンから選べる。動画再生に関してはフルHDのコンテンツが少ない以上、HDサイズの解像度でも十分な満足感を得られる。足りない部分があるとしたら、スピーカーがモノラルという点だ。映像を見やすい端末だけに、内臓スピーカーもステレオやサラウンドに対応してほしかった。

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▲本体内蔵のロッドアンテナでフルセグを視聴できる。ワンセグと比べて室内での視聴は厳しいが、外出先でもテレビを大画面かつ高画質に見られるのはうれしい。

 もう一つ利点に感じられたのが、QWERTYキーボードモードでの入力のしやすさだ。デスクトップPCのキーボードは打ちやすさ改善のため、上から下にかけてキーの段差が変えられているものが多い。「G Flex」のQWERTYキーボードも、本体の曲面形状のおかげで、同じような押しやすさがある。一方、サイズの大きさから、片手でのフリック入力はやや難しく感じられた。

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▲QWERTYキーボード入力は、画面自体の大きさに加えて曲面による適度な角度もあり両手打ち入力しやすい。

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▲テンキー入力や画面下のキーは、右や左に寄らせることも可能。ただ、本体が大きいこともあり、片手持ちでのフリック入力は難しい。

 曲面で気になるのは、利用する際の耐衝撃や持ちやすさだろう。収納に困るのは確かで、お尻ポケットに入りそうな形状だが、実際には大きくて入りきらなかった。また、「G Flex」は耐荷重40kgとしているが、実際にポケットに入れて体重をかけたりぶつけてしまったりなど、瞬間的により大きい衝撃を与えると壊れてしまう可能性もある。実際に持ち歩く際には、カバンに入れておかないと安心できないだろう。

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