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8インチWindowsタブレットでマンガを描く!「VivoTab Note 8」徹底レビュー

文●島 徹

2014年03月17日 22時25分

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VivotabNote8

8インチWindowsタブレットで漫画を描いてみた!
「VivoTab Note 8」をビジネス&ホビーで徹底活用


 ASUS製の「VivoTab Note 8」は、8インチのWindows 8.1搭載タブレットのなかでも、唯一標準で筆圧感知対応のペン入力が可能な端末だ。現在、8インチのWindows 8.1タブレットは、軽量かつ4万円前後という手頃な価格に加え、Office 2013も標準搭載していることから、日本では人気の製品ジャンルとなっている。この端末も、1月末の発売当初は入手が困難だったが、2月末よりようやく入手が容易になりつつある状況だ。

 前回、発売日にファーストインプレッションとして全体の外観や仕様についてお届けしたが、今回はビジネスからホビーまで幅広く使えるこのタブレットとしての利点と欠点、販売店舗ごとに異なる本体仕様と購入のポイントを紹介する。

 また、最後にはお絵かきタブレットとして、実際に漫画を描いてみてのレビューも掲載している。低価格なお絵かきタブレットとして注目している人も、最後まで見てほしい。

Office 2013も「艦これ」も動く
軽量Windowsタブレット

 まずは「VivoTab Note 8」の長所である、自宅PCと同じWindows 8.1やOfficeなどの使い勝手や、PCとしてのスペックについて見ていこう。「VivoTab Note 8」の外観については、前回のファーストインプレッション記事を参考にしてほしい。

VivotabNote8 VivotabNote8

▲縦持ちが基本のデザイン。電源ボタンやWindowsボタンはすべて側面に搭載する。背面には500万画素カメラと、横向きにすると臨場感が増すステレオスピーカーを搭載。

「VivoTab Note 8」をPCとして見た場合の位置づけは、2007年頃に安さで話題となった「Eee PC」など低価格ネットブックの現代版と考えればわかりやすいだろう。

 とはいえ、CPUのAtom Z3740もクアッドコアの1.33GHz(最大1.86GHz)と大幅に進化している。現行のCeleronを搭載した省電力ノートPCや、2010年頃のCore i3搭載ノートPCとほぼ同等の処理性能を持つ。ストレージもSSDと同じフラッシュメモリータイプなので、Windowsや各種ソフトの起動も高速だ。

■主要PCベンチマークソフトの結果

PCMark 8(Home Conventional)
1203
3D MARK(Ice Storm Unlimited)
Score   15625
Graphics 15319
Physics 15083

▲Atom Z3740はインテルが現在力を入れている省電力CPUコア「Bay Trail」を採用している。性能は「VAIO Fit 11A」などが搭載するノートPC向け省電力CPU・Celeron N2920とほぼ同じだ。

■本体ストレージの動作速度

VivotabNote8

▲SSDと同じように、ランダムリードが高速。OSやソフトの起動はHDD搭載PCよりもおおむね高速だ。シャットダウン状態からの起動は約15秒、Excelは約2秒で起動する。

 重量は380gと、8インチWindows 8.1タブレットとしてはLenovoの「Miix 2 8」の350gに次ぐ軽さ。「iPad mini Retina」の341gと比べても、重さの違いは感じられない。

VivotabNote8

▲サイズや重量は「iPad mini Retina」に近い。8インチなので、7インチのAndroidのタブレットと比べると一回り大きい。

 39,800円からと低価格ながら、Office 2013が標準搭載されているのも注目点だ。タッチ操作とマウスやキーボード操作のどちらでもサクサクと動作し、WordやExcelのファイルを編集できる。iPadやAndroid向けの互換Officeアプリと違って、機能制限や表示の変化もない。

VivotabNote8

▲Bluetooth接続のマウスやキーボードがあれば、通常のPCとおなじようにOffice 2013を操作できる。

 また、Office 2013はペン入力にも対応しており、「VivoTab Note 8」の特徴であるワコム製の筆圧感知対応ペンを積極的に活用できる。手書きでのオフィス文書の校正や、OneNoteを使ったクラウド上へのメモ入力が快適だ。

VivotabNote8

▲Office 2013はタッチ操作やペン入力にも対応。簡単な修正や校正ならマウスやキーボードなしで十分こなせる。

 外出先では、スマホのテザリング機能でLTE回線につなぐことで、PC向けのWebサイトを高速に表示したり、iPadやAndroidではできないFlashコンテンツの「艦隊これくしょん~艦これ~」だって遊べる。7GBの通信制限を考慮する必要はあるが、クラウドサービスで共有中のファイル編集にも便利だ。

VivotabNote8

▲初回の起動はやや遅いが、Flashコンテンツの「艦隊これくしょん~艦これ~」も動作する。

 このほか、他社の8インチタブレットと比べてステレオスピーカーの臨場感が高く、バッテリー持ちも公称11.8時間と長いのも注目点だ。室内でやや明るく感じる約150カンデラ(本体設定で43%)に設定し、ブラウザ上でニコニコ生放送を連続再生した場合で、6時間8分動作した。常時負荷17%前後だったので、通常利用ではもう少し長く持つだろう。充電に関しても、スマホと同じmicroUSB端子の急速充電器を利用できる。

VivotabNote8

▲スマホ向けモバイルバッテリーでの充電も可能だ。

 一方、利用する際の注意点もいくつか存在する。まず、ストレージ容量が64GBまたは32GBと通常のPCと比較して少ない。充電中はUSB端子を利用できないので、周辺機器は基本的にBluetoothやネットワーク対応のもので揃えることになる。あくまでも、自宅や外出先でちょっと使うiPadやAndroidのようなサブPCとして活用することをオススメする。

 通常のWindows対応ソフトの動作に加えて、タッチ操作対応アプリもWindowsストアからダウンロードできる。ただし、まだスマホ向けアプリと比べると数は少ない。特に、GPSナビには最初の測位にかなり時間がかかるので、スマホ向けアプリと比べ使いづらい点は注意が必要だ。

 このほか、細かい部分では液晶ディスプレイは広視野角で明るいが、高画質液晶搭載を謳った製品と比べるとややコントラストが低い。ペン入力時のペン先とカーソルが調節しても約1mmほどずれる。microSDカードスロットにカバーがなく、最悪microSDカードが外れる可能性もある。これらの点は、購入前に事前に店頭の実機などで確認しておいたほうが良いだろう。

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