ドコモ「MONO」と2台のお手頃SIMフリー、スタミナ勝負はどうなる?

文●ASCII.jp編集部

2017年03月20日 12時00分

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 ドコモ「MONO」にSIMフリー機の「g07」、Alcatel「SHINE LITE」という3機種を比較してきたスマホ定点観測。最後のテストはスタミナチェック。バッテリー容量も画面の大きさも異なる3機種だが、果たしてどの機種がバッテリー持ちでトップに立つだろうか?

ドコモ「MONO」
gooのスマホ g07
Alcatel SHILE LITE

MONOが2勝で有利な展開 このまま勝ち切るか?

 ここまで比較しているのは、いずれもお手頃価格で購入できるドコモ「MONO MO-01J」、gooのスマホ「g07」、Alcatel「SHINE LITE」の3機種。初回はトータルコストとスペックでg07、2回目のスピードチェックと3回目のカメラ比較ではMONOが勝利という展開。

 MONOは通信料を含めたトータルコストでは3機種中一番高価(と言ってもドコモのスマホの中では相当安い)。しかし、使ってみるとスペックどおりに1枚上の性能を出している。そんなMONOと常に接戦を演じているのがg07。画面/本体サイズが大きいため片手操作は不利だが、大画面がうれしいという人には魅力的だろう。

 一方のSHINE LITEは離され気味で、スペックでの劣勢もあってか、どうしてもリードするという場面があまりない。と言っても、それほど大きな差があるわけではない。格安スマホらしく、価格を重視する人向けと言えるだろう。

 最後はスタミナ比較を行なうが、まずは主なスペックをおさらいする。

  MONO MO-01J gooのスマホ g07 Alcatel SHINE LITE
メーカー ZTE コヴィア TCLコミュニケーション
本体サイズ 約69×136
×8.8mm
約75.6×152
×7.9mm
約71.2×141.5
×7.45mm
重量 約138g 約150g 約156g
画面サイズ 4.7型 5.5型 5型
画面解像度 1280×720ドット 1920×1080ドット 1280×720ドット
OS Android 6.0.1 Android 6.0 Android 6.0
CPU 1.5GHz+1.2GHz
(8コア)
1.5GHz+1GHz
(8コア)
1.3GHz
(4コア)
ROM/RAM 16GB/2GB 32GB/3GB 16GB/2GB
メモリーカード microSDXC
(128GB)
microSDXC
(128GB)
microSDXC
(128GB)
下り最大速度 150Mbps 150Mbps 150Mbps
国内4G対応バンド 1/3/19/21 1/3/8/19 1/3/19/26
キャリアアグリゲーション × × ×
VoLTE対応 ×
連続通話時間 620分(LTE) 760分(3G) 390分(LTE)
無線LAN IEEE802.11n
(2.4GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4GHz対応)
カメラ画素数 1330万画素 1300万画素 1300万画素
インカメラ 490万画素 800万画素 500万画素
防水/防塵 ○/○ ×/× ×/×
ワンセグ × × ×
フルセグ × × ×
FeliCa × × ×
赤外線通信 × × ×
NFC × × ×
Bluetooth 4.1 4.2 4.2
MHL(HDMI) × × ×
Miracast × ×
SIM形状 nanoSIM nano+microSIM nanoSIM×2
バッテリー容量 2440mAh 3000mAh 2460mAh
Qi × × ×
生体認証 × ○(指紋) ○(指紋)
USB端子 microUSB Type-C microUSB
カラバリ ホワイト、ブラック ホワイトパネル、ブラックパネル ピュア・ホワイト、サテン・ゴールド、プライム・ブラック

 バッテリー容量だけを見れば3000mAhのg07が有利。ただしg07は5.5型のディスプレーにフルHDの解像度とあっては、消費電力も大きそうだ。一方、MONOはディスプレーが4.7型のHD解像度。もちろんバッテリー容量も画面サイズとともに2440mAhと小さいが……。

 そしてSHINE LITEは5型のHD解像度と3機種の中間。ただバッテリー容量はMONOよりもほんの少し大きいだけの2460mAh。予想では不利に思えるが、実際にはどうだろうか?

動画2時間再生は余裕でMONOが勝利!

 まずはYouTubeの動画を2時間再生し続け、バッテリー残量を見る。通信はWi-Fiに接続、同じGoogleアカウントで同期、画面の明るさは自動調整に任せ、GPSは有効に、Bluetoothはオフ、その他の設定はほぼ初期設定のままだ。

 バッテリーの消費経過はアプリの「Battery Mix」を使用してチェック、満充電からテストを始める。その結果が以下のとおり。

  MONO g07 SHINE LITE
2時間視聴後の
バッテリー残量
81% 64% 73%

 バッテリー残量81%で最も優秀だったのがMONO。3機種で並べてテストを行ったが、画面が一番暗く感じた。画面が小さいだけでなく、デフォルト設定での画面の暗さも有利に働いているかもしれない。

 それに続くのはSHINE LITE。バッテリー容量がMONOとほぼ同じで画面の明るさもMONOに近く、それで8%差というのは、画面の大きさが影響したかもしれない。ただ、数値自体は過去のスマホと比べると、まずまず優秀な部類だ。最後に残量64%とg07はかなり離された。画面サイズが大きいうえに表示も明るく感じたので、その影響がありそうだ。

 この動画再生テストだけを見れば、画面が小さい順にスタミナがある、ということになる。ただ、使用する機能によってバッテリーの減り具合も変わるかもしれない。

複数の機能の利用では、僅差ながらもSHINE LITEがリード

 続いてのテストでは複数の機能を連続で使用する。最初に静止画50枚と動画10分を撮影、次にKindleアプリでコミック1冊を読み、最後にマップで30分ナビを続ける。約2時間半程度の連続使用だ。

 なお、マップのナビでは、3機種とも同じルーターにWi-Fiで接続して移動した。バッテリーの消費経過は引き続き「Battery Mix」で見ていく。

  MONO g07 SHINE LITE
カメラ撮影後 96% 100% 98%
電子書籍1冊 87% 87% 89%
マップGPS30分 81% 81% 83%

 こちらでは最終的にバッテリー残量83%でSHINE LITEの勝ち。最初のカメラ撮影では残量98%と2位につけていたが、Kindle終了で9%減、マップ終了で6%減と大きく減ることが無い。

 一方、MONOとg07はどちらもバッテリー残量81%で最後には並んだ。CPUの性能差が逆の結果に働いたのかもしれない。

MONOとSHINE LITEの機能はシンプル
g07はやや独自性強め

 最後に独自機能や便利機能を見ていく。

 MONOはGoogleとドコモ製アプリが並び、この端末ならではというアプリは無い。

 ただ本体の機能の設定として「LEDインジケータ」の表示設定や、電源ボタンの2回押しでカメラ起動、ボタンを押さずに応答スタイルになるだけで通話が可能な「スグ電」、マナーモードスイッチのバイブレーションのオン・オフ、スマートカバー設定など細かい機能は用意している。

 他にもナビゲーションキーの変更(と言っても左右のキーを反転するのみ)や、省エネ設定(これもAndroidそのまま)もあるので、設定からのカスタマイズはある程度可能だ。

ドコモが企画した端末だけにホームUIは「docomo LIVE UX」を採用している
スマホを持ち上げるとすぐに通話ができる「スグ電」もドコモ側の機能。MONOに搭載されたマナーモードのハードキーは設定を変えられる

 g07はDSDS対応ということで、SIM管理アプリがあったり、検索やブラウザーのトップページが「goo」になっていたり、「gooメモ」があったりと“gooのスマホ”っぽさを感じる部分もある。ホーム画面も実は3種類あるが、初期設定では「g07ホーム」となっている。

 また同じNTTグループのOCN モバイル ONE用のユーティリティーや通話サービス用アプリ、キュレーションアプリの「milkfeeder」など、グーグル製以外のアプリも数多い。

 Androidの設定ではあるが、Wi-Fiと3G/4Gを同時に使用して大容量の通信を行う「ターボダウンロード」、ナビゲーションバーや側面に用意されたマルチファンクションキーの割り当てを変更するなどのカスタマイズが可能。またg07の売りとして指紋認証センサー搭載があるものの、他社の上位クラスのそれと比べて、指の動きにシビアな印象だ。

Android標準に近いUIだが、デュアルSIM用のアプリなども用意されている
標準の検索やブラウザーなどでgooのサービスを利用する

 SHINE LITEはグーグル以外のアプリも用意しているが、基本的な機能のものが用意されている印象。見慣れないものはPCや他のスマホとのファイル移動をWi-Fi経由で手軽にできる「Xender ファイル移動」くらい。PC連携アプリやメモリ解放機能、Alcatel独自のアプリストアも用意されている。

 g07と同じく「ターボダウンロード」や、デュアルSIMの設定もあり、また細かいジェスチャー機能もある。シンプルではあるが、アプリの作りで海外製スマホであることを感じられる場面もある。

壁紙がやや派手なものの中身は標準のAndroid。ただ、端末間で簡単にデータをコピーできるツールが用意されている

格安スマホ同士ならMONOは相当強いぞ!

 スタミナ勝負はMONOとSHINE LITEの一騎打ちだが、初回の動画2時間再生時に大差をつけたのでMONOの勝ちとしたい。となると、これで3度目のMONOの勝利となり、総合優勝でも文句なしと言える。

 MONOは初回の料金でSIMフリー勢には勝てなかったものの、スペック自体はミドルクラスでもやや上ということもあり、性能自体は一歩勝った。月々の料金はやや高くなるが、ストレスなく使えそうだ。

 そんなMONOに肉薄していたのはg07だったが、なかなか勝てない。今回の3機種の中では2番手の印象。とはいえそれだけ安定感はあり、大画面に魅力を感じるのなら選択肢に入る。

 SHINE LITEはどうしてもスペックで見劣りするが、カメラ比較、スタミナ比較では光るものを見せた。格安スマホらしく、シンプルに使うには良さそうだ。

 次回はスタミナ重視でスマホを比較する予定だ。お楽しみに。


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