世界最高クラスのカメラ! コンデジいらずなスマホHTC「U11」

文●林 佑樹 編集●ASCII編集部

2017年07月09日 12時00分

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 台湾・HTCのフラッグシップとして登場した「HTC U11」。光の当たり方で複雑な色合いを見せるリキッド・サーフェスのインパクトが強いスマホだ。auとソフトバンクからリリースされたことでユーザーの選択肢が広がり、スペックはSoCにSnapdragon 835を採用するなど、夏モデルの中でも最強クラスとなっている。

 今回はau版のHTC U11を中心にチェックしていくが、ソフトバンク版もキャリア供給アプリ以外に大きな差はないので、参考になるだろう。

HTC U11

美しいリキッド・サーフェスだが
指紋対策を考えないといけない

 存在感を強くしてるリキッド・サーフェス。微妙な色合いの変化は見ていて楽しいのだが、半鏡面仕上げもあるため、当然ながら握ると指紋がベタベタと付いてしまう。汚れが落ちやすいように表面処理はされているのだが、裸のまま使用したいとなると、フッ素かケイ素コーディングを視野に入れたほうがよさそうだが、裸で使っていきたいと思わせてくれる上質なデザインだ。

正面はごくごく普通のビジュアル
背面は写真ではわかりにくいが、独特の光沢感がある

 本体はフルフラットではなく、背面末端はややラウンドしている。そのため、最厚部は約8.3mmだが手に収まりやすい。搭載するパネルは5.5型(1440×2560ドット)で正面に指紋センサー、またHTCではすっかりお約束のフロントステレオスピーカーを採用しているほか、本体側面下部には感圧式センサーを備え、握ることで操作できるEDGE SENSEも搭載している。後述するが、なかなか面白い操作体系の提案だ。

本体頂部、サブマイクとSIMカード/microSDカードスロットがある
本体底部には、マイク×2、USB Type-C、スピーカーがある
本体左側面。ハードウェアスイッチはないのだが、下部(写真右寄り)に感圧式センサーを備える
本体右側面。電源/スリープボタンとボリュームボタンがある

 基本スペックについては、SoCが現在最速のSnapdragon 835、メモリー4GB、内蔵ストレージ64GB(microSDXC、最大200GB対応)、バッテリー容量3000mAhと、いまどきのハイエンドらしいものとなっている。

 ベンチマークを測ったところ、3DMARK Sling Shot Extreme Unlimitedのスコアは3325。ほかのSnapdragon 835搭載端末と近しいスコアだった。ウェブブラウズやSNS、撮影では極端に発熱する様子もなく、良好なレスポンスを体感できるだろう。

SoftBank版でのスコア。5回連続実行したあとのスコアとしては十分に高い

EDGE SENSEは慣れると便利すぎる!

 本体側面下部に用意されているEDGE SENSE。握ると設定したアプリを起動したり、シャッターを切ったりといったもので、使用頻度の高いアプリを設定しておくと、画面タッチ分の操作をショートカットできる。

 具体的には、短く握る/長く握るというふたつの動作を検出可能になっており、カメラアプリの操作やGoogle音声入力、任意のアプリ起動、スクリーンショット、LEDライト点灯、インスタントボイス録音の中から、ひとつずつ選ぶことができる。バイブレーションでのフィードバック、ディスプレー上での視覚効果もあるため、どういった操作をしようとしているのかの判別もつきやすい。といっても、握る時間の使い分けには少し慣れがいるため、店頭でハンズオンする場合は純正カメラアプリを立ち上げてシャッターを実行してみるのが、感覚を掴むのには適しているだろう。

EDGE SENSEの入力中は写真のように視覚効果とバイブレーションがデフォルトでセットされている
握る際のレベル調整にも対応しており、軽く握った程度ではEDGE SENSEが実行されない設定も可能。またEDGE SENSE自体をオフにすることもできる
短く握る、長く握るのカスタマイズ項目は共通
設定としては「エッジセンス」に集約されているので、購入したらまず弄ってみてほしいところ

 いまのところ、付属のUSB Type-C接続のヘッドフォンのみになるが、個人用オーディオプロフィールの設定も可能だ。専用の機能があり、耳の構造をスキャンして、使用者に合わせたチューニングを自動的に実行してくれる。チューニング前と後では明らかに聞こえ方が異なるので、店頭でチェック可能であれば試してみてほしい。

設定はやや少なめ
個人用オーディオプロフィール設定時の画面
HTC Sense CompanionはHTC製人工知能アプリで、スマホの使用状況を判断して細かい調整や通知などをしてくれるもの。1週間程度だとあまり目立った点はなく、2~3週間以降でパーソナライズが進むようだ
Motion Launchはスクリーンがオフのときの操作設定。特定の機能を自由に振り分けできる

DxOスコア90を記録した
良好過ぎるアウトカメラ

 U11のアウトカメラは1200万画素で、画素数ではなく「画素ピッチ」に重点を置いている。1画素あたりの受光性能が高く、暗所だけでなく、明るい場所でのレンジ取得も良好になるもので、UltraPixel 3とネーミングされている。

 画素ピッチは1.4μmで、すべてのピクセルに位相差AFも搭載されている。HTC曰く、一眼レフカメラにも搭載されている技術とのことだが、そうなると光学手ぶれ補正ユニット内にドライバーがあると思われるのだが、詳細情報は開示されていない。AF速度は素早いのだが、特定の被写体を追いかけている際に画面が一瞬固まることが複数回あったため、このあたりはまだチューニングしきれていなさそうだ。

 上記の挙動が気になったものの、それ以外については極めて良好だ。DxOMark Mobileスコア90という謳い文句も、けっこう納得である。以下のサンプルは手ぶれ補正の効き具合のテストも兼ねて、片手持ちでの撮影データだ。

※写真は実寸のまま掲載しています。通信量のご注意ください(2~4MB)。

オートHDRをオンがデフォルトで、だいたい見ているままの雰囲気に寄せてくる
黒中心の物体が大半を占める場合の露出判断も良好
ご飯写真は照明の色を考えなくてもいいくらい適切でラク
ハイライトとシャドウが顕著なシーンでのテスト。ハイライトとシャドウともレンジは広い
日中に関しては、極めてシャープな描写になる
一定光量を確保されている室内でも同様で、お散歩カメラとしてわざわざミラーレスとか持たなくてもいいような気もしてくる。また、Rのレンジが妙にあり、トーンジャンプが起きてない部分にも注目してほしい
夜間の撮影は街灯やディスプレーの照明があればOKで、使い勝手がいい
ややディティールは消失しているが、夜景もとくにしっかり構えず、テキトーに撮っても十分なものになる
間接照明も弱い状況ではさすがに厳しいのだが、SNSにアップロードするぶんには問題ないレベル

【まとめ】写真をスマホでバシバシ撮る派なら要チェック!

 スペックについては文句ナシ。握る操作でよりお手軽なEDGE SENSEや、カメラ機能の処理が良好であり、普段使いのカメラとしてもとてもよくできている。カメラはスマホだけで十分という人にオススメしたい。店内を撮ってみるだけでも、その性能の高さを体感できるだろう。

レーザーAFやRGBWユニットもナシと、他メーカーと比べるとさっぱりしているが、だいたいのシーンでハズレのない絵を記録してくれる
「HTC U11」の主なスペック
メーカー HTC
ディスプレー 5.5型液晶
画面解像度 1440×2560ドット
サイズ 約76×154×8.3mm(最厚部9.7mm)
重量 約170g
CPU Snapdragon 835
2.36~2.45GHz×4+1.9GHz×4
(クアッドコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部メモリー microSDXC(最大256GB)
OS Android 7.1
最大通信速度 下り最大350Mbps
SB対応周波数 4G:700MHz(28)/900MHz(8)
/1.5GHz(11)/1.7GHz(3)
/2.1GHz(1)/2.5GHz(41)
3G(W-CDMA):900MHz/2.1GHz
VoLTE ○(HD+)
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:12メガ/イン:16メガ
バッテリー容量 3000mAh
FeliCa
防水
カラバリ アメイジング シルバー、ブリリアント ブラック、アイス ホワイト

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