1万円台前半まで! エントリークラスの最新SIMスマホ3機種を比較

文●小林 誠 編集● ASCII編集部

2017年07月10日 12時00分

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 最近発売されたSIMフリースマホのなかでも、特に安く、税込でも1万円台のエントリークラスを3機種集めた。果たしてその実力は?

FLEAZ Que
Tommy
Priori 4

比較するのはFLEAZ Que、Tommy、Priori 4
4コアCPU搭載の低価格モデルだが、その性能は?

 今回から比較するのはエントリークラスのSIMフリースマホ。主にgoo Simesellerで販売されているコヴィア「FLEAZ Que」、Wiko「Tommy」、FREETEL「Priori 4」の3機種となる。まずは各機種の簡単な紹介から。

●コヴィア「FLEAZ Que」
4.5型のコンパクトさもうれしいスマホ。税抜9800円と、スマホ初心者、2台目サブ機という位置付けだろうか。低価格でもジャイロセンサー搭載、5GHz帯のIEEE802.11n対応という点をアピール。

●Wiko「Tommy」
西欧圏で人気のフランス発のブランドでポップな印象。クアルコム製CPUで、ゲームや動画、カメラなどマルチメディア、エンタメ機能への強みをアピールしている。

●FREETEL「Priori 4」
基本的にはエントリークラスのスペックながら、4000mAhの大容量バッテリー搭載が売り。6色のリアカバーがすべて同梱され、カラバリ代わりとなる。こちらはMediaTek製CPUで2GBメモリーも搭載。自撮りもアピールポイント。

 エントリークラスのスマホのなかには通信方式が3Gのみ対応という機種もあるものの、今回の3機種は1万円台でもすべてLTE対応だ。詳しいスペックは以下のとおり。

  FLEAZ Que Tommy Priori 4
メーカー コヴィア Wiko FREETEL
本体サイズ 約66.5×132.4
×10.35mm
約71.5×146
×8.8mm
約71.5×144.8
×9.5mm
重量 約125g 約165g 約167g
画面サイズ 4.5型 5型 5型
画面解像度 854×480ドット 1280×720ドット 1280×720ドット
OS Android 6.0 Android 6.0 Android 6.0
CPU 1.3GHz
(4コア)
1.3GHz
(4コア)
1.3GHz
(4コア)
ROM/RAM 16GB/2GB 16GB/2GB 16GB/2GB
メモリーカード microSDXC
(128GB)
microSDXC
(64GB)
microSDXC
(128GB)
国内4G対応バンド 1/3/19 1/3/8/18/19 1/3/5/8/18
/19/28/41
キャリアアグリゲーション × × ×
VoLTE対応 × ×
連続通話時間 900分(3G) 1300分(3G)
無線LAN IEEE802.11n
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 500万画素 800万画素 800万画素
インカメラ 500万画素 500万画素 500万画素
防水/防塵 ×/× ×/× ×/×
ワンセグ × × ×
フルセグ × × ×
FeliCa × × ×
赤外線通信 × × ×
NFC × × ×
Bluetooth 4.0 4.1 4.0
MHL(HDMI) × × ×
Miracast × ×
SIM形状 microSIM microSIM×2 micro+nanoSIM
バッテリー容量 2200mAh 2500mAh 4000mAh
Qi × × ×
生体認証 × × ×
USB端子 microUSB microUSB microUSB
カラバリ ブラック ブリーン、フラッシュレッド、トゥルーブラック マットブラック、シルバー、ブルー、ピンク、グリーン、パープル(6色同梱)

 FLEAZ Queのコンパクトさは抜群。ただし画面の解像度は低い。TommyとPriori 4は標準的な5型スマホで、ディスプレーもHD解像度。本体サイズの数字だけを見れば、大容量バッテリーを搭載しているぶん、Priori 4のほうが若干重く、厚みがある。

 OSはいずれもAndroid 6.0だが、FLEAZ QueとPriori 4は7.0のアップデートを予告している。CPUはすべて4コアで一応横並びだが実際の性能はどうだろうか。無線LANでもFLEAZ QueとPriori 4は5GHz帯に対応している。

 カメラは自撮り重視の昨今、インカメラはこのクラスでも3機種とも5メガだ。指紋センサーは3機種とも搭載されず、FLEAZ QueとPriori 4にボイスロック解除があるものの声紋ではなく、コマンド(キーワード)による解除なので生体認証には含まないと判断した。

 スペック比較ではいずれもエントリークラスではあるものの、Priori 4がまずリードと判断した。スタミナだけでなく対応バンドの多さも、海外で利用するサブ端末な使い道を考えると強味になるだろう。

公開当初、製品写真に間違いがありました。お詫びして修正いたします。(7/10 15:50)

一見Priori 4が安いが3年契約
FLEAZ QueとTommyの差はわずか1000円

 続いてトータルコスト比較。本体代のほか2年利用時の通信費も含めて計算してみた。キャリアのスマホでは無いので、それぞれMVNOの格安SIMとの組み合わせで計算している。なお一部の税込計算で小数点以下四捨五入としている。

  FLEAZ Que
(OCN)
Tommy
(OCN)
Prior 4
(FREETEL)
本体価格 1万584円 1万1570円 ー3000円
(キャッシュバック)
基本プラン 月3GBプラン 月3GBプラン スマートコミコミ+
定額プラン2GB(1GB)
月1944円 月1944円 月1274円(1年目)
/月2894円(2,3年目)
ISP料金 上記に含まれる 上記に含まれる 上記に含まれる
データ定額 上記に含まれる 上記に含まれる 上記に含まれる
通話定額 オプション オプション 1回10分まで無料
2年間トータルコスト 5万7240円 5万8226円 4万7016円

 一応2年経過時点で最安はFREETELのPriori 4。ただし今回計算した本体分割価格と通信費がセットの「スマートコミコミ+」は3年契約で実際は3年トータルだと8万1744円。途中での解約時は割賦代金の残金が大きいので、最も高いという言い方もできる。

 一方でこの「スマートコミコミ+」は3000円のキャッシュバックや1回10分までの通話定額オプションも含まれており、データ増量キャンペーンで通常月1GBのデータが2倍になるというメリットもある。なお、もしスマホ単体を購入する場合は1万5984円だ。

 続くのがFLEAZ Queで、こちらはオンラインショップのgoo Simsellerで購入した場合を想定。OCN モバイル ONEとのセットになり、トータル5万7240円だ。1日110MB版のプランであれば、さらに安く5万2056円となる。

 TommyはAmazon.co.jpで購入する場合を想定。6月下旬の執筆時点でOCNモバイルONEとのセット割を利用したので、FLEAZ Queとの差は基本的に端末の価格差となる。なお、Amazon.co.jpではカラーによっても若干本体価格が違う。今回は最安だったトゥルーブラックの価格を掲載した。1日110MBのプランを選択した場合はトータルで5万3042円となる。

 料金面ではFLEAZ Que、Tommyがややリードと判断した。

FLEAZ QueとTommyはバッテリー交換が可能!

 最後に外観チェック。まずは3機種を並べてみると、やはりFLEAZ Queのコンパクトさが目立つ。そしてTommyの色がよく映える(検証したのはブリーンのカラバリ)。厚みに関してはさほど3機種とも違いを感じない。また今回の3機種はすべて背面のリアカバーを外すことが可能で、外す際も本体の端にくぼみがあり、開きやすい。

4.5型のFLEAZ Queが二回り小さい

 FLEAZ Queはディスプレー上にメインのキーが表示される。音量ボタン、電源ボタンは右側面。左側面には何も無し。上部にmicroUSB端子とイヤホンジャック。上側にmicroUSB端子があるスマホは最近では少なめ。たったこれだけの違いでも、意外と持ち方を上下逆にしてしまうことがある。リアカバーを外すと、バッテリーの交換が可能だ。

メインのキーはディスプレーに表示するタイプ。側面に各種ボタンが
背面パネルを開けるとバッテリーの交換も可能。SIMのサイズはmicroSIM

 Tommyもディスプレー上にホームボタンが表示。右側面に音量ボタンと電源ボタン。若干デザインに工夫を施している。上部にイヤホンジャック、下部にmicroUSB端子を搭載。リアカバーを外すとこちらもバッテリー交換が可能。また一枚のSIMスロットは側面にあり、付け替えが多い人にはこのスロットが便利だろう。

こちらもディスプレー表示型のメインキー。電源キーが小さくなっており、区別が付きやすい
ブリーンのカラバリはマットな手触りとの組み合わせで好印象。こちらもバッテリーの交換が可能だ

 Priori 4はディスプレー下にタッチ型のホームボタンを表示。このキーの配置は、設定メニューから変更可能だ。やはり右側面に上から音量ボタン、電源ボタンの順。上部にイヤホンジャック、下部にmicroUSB端子を搭載。リアカバーを外してもバッテリー交換は不可。SIMスロットやmicroSDスロットが両側に搭載されている。

メインキーは独立したタッチ式で、左右の配置を入れ替え可能
本体下部にmicroUSB端子が。SIMスロットはmicroSIMとnanoSIMの組み合わせ。DSDS対応ではないが、サイズが違う2つだと案外便利

やや決め手に欠けた結果、引き分け

 今回はまずは引き分けと判断したい。Priori 4はスペックでリードしながらも、料金比較で3年契約となるとハードルが高い。単体で購入して、別途SIMを用意するのも1つの手だろう。FLEAZ QueとTommyはスペック面はほぼ同等だが、デザイン面ではTommyが印象的。

 次回はスピードチェック。ベンチマークや文字入力といった速度を競うテストになる。エントリー機ゆえにスペックは控えめだが、実際はどうなるだろうか? お楽しみに。


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