ジャーナリングアプリで心を楽にする! 「Day One」を徹底解説

文●柳谷智宣

2017年07月29日 12時00分

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 会社でバリバリ働いていれば、相応のストレスがどうしても発生する。大人であればうまく発散させていかなければならないのだが、そのうちの手段のひとつとして活用されているのがジャーナリング。今回は書くことで心を楽にするジャーナリングアプリ「Day One」の使い方を紹介する。

ジャーナリングアプリに心の丈をぶちまけて、メンタルヘルス・マネジメントしよう

ジャーナリングするなら専用アプリを活用しよう

 ビジネスでもプライベートでも、心の中の問題は一人で考えていても堂々巡りで答えが出ないもの。スポーツで発散するのも健康的だし、お酒で忘れてもいいだろう。その中の手法の一つとしてジャーナリングがある。「思っていることを紙に書き出す」というシンプルなものだが、メンタルヘルスに好影響があることは、すでにいろいろな研究で明らかになっている。

 1日5分10分でもいいので、考えていること悩んでいること怒っていることを書き散らすだけでいい。もちろん、人に見せる必要はまったくないし、それどころか見られない方がいいだろう。TwitterやFacebookをこの手の書き出しに使っている人がいるが、見せられた方は負担でしかない。のべつ幕なしにネガティブな投稿をするのは避けた方がいいだろう。本来はアナログで書き散らすのだが、その紙を見られるのも困る。やっぱりスマホアプリがおすすめだ。

 ジャーナリングすると心の中が可視化される。これを見ると、自分であっという間に情報を整理でき、可能であれば最善手が見えてくる。どんなに頭がいい人でも、脳内ですべて処理するのは無理。書き出す、といった行為が絶対に必要なのだ。

 書き出しをすると、とてつもなく大きなメリットがある。書いたことが頭から出てくれる、つまり忘れられるのだ。その空っぽの頭で考えるべきことに集中すればいい。空っぽの分だけ、驚くほど効率が向上する。ビジネスであれば、カレンダーやTODO管理アプリを活用することになるだろう。

 プライベートのジャーナリングの場合、誰にも見られず、手軽に快適に記入し続けられるというのが重要だ。クラウドストレージの「OneDrive」にテキストファイルをため込んでもいいし、情報管理アプリ「OneNote」に書いてもいい。今は有料化された「Evernote」もぴったりだし、自分しか見ないアドレスにメール送信する手もある。ちなみに、SNSに公開範囲を自分だけにして投稿する、と言うのだけは避けよう。いつか操作ミスをして、自分の闇を全世界に公開することになりかねないからだ。

 ただし、やはりどれも記録サービスというわけでもないので、使い勝手がいまいちだったりする。やはり専用アプリを使うことをオススメする。ジャーナリングアプリはいくつか公開されているのだが、定番は「Day One」というアプリだ。

Day One ジャーナル + ライフログ(iOS版)


作者:Bloom Built Inc
価格:無料(アプリ内課金有り)


※アイコンの横の文字をクリックで、ダウンロードサイトにアクセスします。

「Day One」をインストール。現在、ダウンロードは無料になっている

「Day One」アプリに日々の悩みや怒りをぶちまける

 「Day One」は以前は有料アプリだった。Mac版が4800円、iOS版が1200円とお高めだが、それでも多数のユーザーの人気を集めていた。しかし、2017年6月にサブスクリプション制に移行した。アプリは無料でダウンロードでき、プレミアムアカウントであれば年3900円もしくは月450円(2017年7月25日現在)となる。とは言え、無料のままBasicアカウントとして利用することもできる。

 まずは、無料で使える機能で、ジャーナリングしてみよう。「+」ボタンをタップするとテキスト入力画面が開くので、思い浮かんだことを片っ端から殴り書きしてみよう。文法も誤字もどうでもいい。下手をすると、自分でさえ読み返さない可能性があるので気にせずに。ただ、ごまかさずすべてを書き出すことが大切だ。重複しても、答えが出なくても結構。ひどい言葉を使っても、ストレス発散になるかもしれない。

 そして書き込んだら、右上のチェックをタップすれば書き込める。どうだろう、5分程度でずいぶんすっきりしたのではないだろうか。ちなみに、画面の文章はダミーなので、実際はこんなことは起きていない。

最初にチュートリアルが開く
メイン画面が開くので、+をタップする
本文入力画面が開く
何も考えずに書き込む。画面はフィクションです
タグアイコンをタップし、タグを付けられる
右上のチェックマークをタップすれば入力完了。左上の矢印アイコンで画面を閉じる
メイン画面に、登録済み項目が一覧表示される。画面はフィクションです

日記としても活用するならPremiumアカウントにしよう

 テキスト入力のみでジャーナリングするなら、以上のようにBasicアカウントでも問題なし。ずっと無料で使い続けられる。写真も1枚までなら登録できる。

 有料版時代に購入した人なら、Plusアカウントになっている。その場合は、写真は10枚まで投稿可能。また、Basicアカウントでは、保存できる場所(ジャーナル)は1ヵ所のみだが、Plusでは10個までのジャーナルを切り替えられる。「愚痴」の他「日記」「夢」といったカテゴリーで使い分けられるのだ。とは言え、このプランは購入することはできない。

 現在は、年3900円もしくは月450円のPremiumアカウントにアップグレードできる。ジャーナルの数と写真のアップロード容量が無制限になり、クラウドストレージを利用できるようになる。Mac版アプリを利用でき、しかも同期機能も使える。

 もし、愚痴の発散だけでなく、日記としても利用するなら是非Premiumアカウントにアップグレードしたい。無料で使えるFacebookもあるのに、有料アプリを勧めるのは閲覧機能が抜群に使いやすいから。そもそも、Facebookは過去の投稿をさかのぼるのがとても面倒。検索機能もないし、データベースとしては使い物にならない。その点、本アプリは様々な絞り込み機能を備え、過去の投稿を閲覧できるのだ。

写真も添付できる。添付できる枚数はプランによって異なる
アカウントをアップグレードする
アカウント種別は設定画面で確認できる
MacとiPhoneで投稿を同期できる。Mac版をインストールしたら、同じアカウントでサインインする

 Premiumアカウントにしたら、まずは目的ごとにジャーナルを作成する。あとはガンガン投稿していけばいい。過去の日付を指定して投稿することも可能だ。また、写真も30枚まで投稿できるので、アルバム代わりにも使える。

 投稿はタグや場所、アクティビティなどで検索できる。撮影年でもいいし、お気に入りも管理できる。その時聞いていた音楽で絞り込むこともできるのもユニークだ。

新しいジャーナルを作成する
+を押して日記を書く
「写真」タブを開くとInstagramみたいに写真を閲覧できる
「地図」タブでは投稿した場所が地図上で確認できる
タグアイコンをタップすると、絞り項目が表示される
タグを選ぶ
そのタグの投稿が一覧表示される
虫眼鏡アイコンからキーワード検索することもできる
アクティビティでも検索できる
投稿の詳細画面で、アクティビティや歩数、聞いている音楽などを設定できる

「IFTTT」と連動させればログの収集にも活用できる

 複数のウェブサービスをまたいだ処理を自動実行できるアプリ「IFTTT」(「第46回 複数SNSでプロフ画像などを同期できる神アプリ「IFTTT」を徹底解説」関連記事)に対応しているのもウリ。

 InstagramやFacebook、Twitterに投稿した内容や、いいね! を付けたツイートやInstapaperなどをジャーナルに自動的に追加してくれるのだ。Swarmでチェックインを追加したり、体重計や歩数計の情報を登録することも可能。手間をかけずに他のサービスと連携して、ライフログの中心になることができるのだ。

「設定」画面の「IFTTT Integrations」からライブラリにアクセスできる
連携させて、オンにすれば有効になる。画面はFacebookへの投稿を本アプリにも投稿する機能

 以上が、「Day One」の説明書となる。ジャーナリングの使い方があっけなく終わり、日記アプリとしての機能もがっつり紹介してしまったが、それほど迷わず使えると言うこと。日記アプリとして神アプリの域にあることは間違いないが、心を軽くするジャーナリングアプリとしても問題なく活用できる。ぜひ、無料のBasicアカウントでいいので試してみよう。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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