柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」

iOS 11にアップデートしてさらにiPhoneを活用する12のワザ (1/2)

文●柳谷智宣

2017年10月01日 12時00分

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 9月20日、iOS 11がリリースされた。調査会社の発表を見るとiOS 10の時よりも、ユーザーがアップデートするペースは遅いようだが、iOS 11にはいろいろと便利な新機能が搭載されているので、ぜひ体験してほしい。先日発売されたiPhone 8/8Plusはもちろん、iPhone 5s以降の端末で利用できるので買い替えなくてもiOS 11を体験できる。筆者もiPhone 7をiOS 11にした。今回は、iOS 11でiPhoneが便利になるワザを12個紹介しよう。

iOS 11には多数の新機能が搭載されている!

QRコードの読み取りに対応!
ライブフォトも面白くなった

 まずはカメラ機能。「やっとか!」というところではあるが、標準の撮影時にQRコードを認識できるようになった。今までは別アプリでQRコードを読み込んでいたが、iOS 11からはその手間が省ける。

画面はiPhone 7で、もちろんiOS 11にアップデートしている

カメラでQRコードを写すと、認識してくれる

通知をタップするとブラウザーやメールが開く

 「Live Photos」にエフェクトが追加された。繰り返し再生してくれる「ループ」と、再生し終わったら逆再生を繰り返してくれる「バウンス」、動きを1枚の写真にまとめてくれる「長時間露光」の3つで、それぞれユニークな映像になるので試してみよう。

「Live Photos」で撮影した写真を上にスライドする

「ループ」や「バウンス」といった効果を適用できる

「長時間露光」はシャッターを開きっぱなしにして撮影したような効果を得られる。写真は花火の「Live Photos」

 「カメラ」アプリではないが、「メモ」アプリに書類をスキャンして取り込む機能が追加された。追加メニューから「書類をスキャン」を選ぶとカメラが起動し、書類に向けると自動的に認識して取り込んでくれるのだ。もちろん同様のことができるアプリはたくさんあるが、標準でできるようになったのは歓迎したい。

「メモ」の+をタップして、「書類をスキャン」を選択する

書類に向けると切り抜いて保存してくれる

大きく変化した「コントロールセンター」

 画面を下から上へスワイプするとコントロールセンターが現れるが、iOS 11ではがらっと変化している。多数の機能をまとめて表示できるようになり、UIも変更。表示項目をカスタマイズすることも可能だ。

下から上にスワイプすると、新しくなったコントロールセンターが表示される

 表示項目は3D Touch端末なら押し込み、非対応端末なら長押しでさらなるメニューがポップアップする。明るさなど、単純にゲージだけが大きく表示されるものから、電波に関する項目で「インターネット共有」や「AirDrop」など隠された機能が表示されるものもある。

明るさを押し込むと、この画面に。ブルーライトをカットするナイトシフト機能も利用できる

電波系のブロックを押し込むと、「AirDrop」などのアイコンも現れる

 基本は色が付いていればオン、消えていればオフだが、Wi-FiとBluetoothは注意が必要。コントロールセンターからオフにしても切断はできるが、機能は有効のまま。完全にオフにするなら設定から操作すること。完全にオフになれば、アイコンに斜線が付くので判断できる。

アイコンをタップして色が付けばオンになる

設定からWi-FiやBluetoothをオフにすると斜線が付く

 表示項目をカスタマイズするには、設定から「コントロールセンター」を開き、「コントロールをカスタマイズ」をタップ。表示されている項目を追加したり削除したりすればいい。並び替えることも可能だ。

「コントロールセンター」を開き、「コントロールをカスタマイズ」を開く

よく使うボイスメモやアラーム、画面収録などを追加する

アイコンが増えた

 コントロールセンターはいちいち設定を開かなくてもいろいろと動作を変更できるのでラクなのだが、ゲームで遊ぶ時などは誤操作の元にもなる。アプリの実行中にはコントロールセンターを開きたくないなら、「App内でのアクセス」をオフにしておけばいい。

「App内でのアクセス」をオフにすればアプリ内での誤操作を防げる

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