格安SIMの利用法といえば、すでに持っているドコモやauの端末を“SIM替え”して利用することがお得な方法だが、最近ではより幅広いユーザーが移行しやすいように格安SIM事業者でスマートフォンを販売し、セットでお得なプランを用意するなど次第に状況は変わっている。
そこで、現在のSIMフリー機のラインナップのなかで筆者が注目している「HUAWEI P10 lite」(単体で3万円程度)も、何かお得な購入方法がないか調べたところ、「OCN モバイル ONE」の公式ショップ的な存在の「gooSimseller」において、OCN モバイル ONEとセットで安くなることがわかった。
契約のいらない加入パック購入で割引
加入強制ならさらに安くHUAWEI P10 liteが1万円台
注目しているHUAWEI P10 liteは、その兄貴分で評価も高い「HUAWEI P10」のスペックダウン機となるが、なかなか使える機種。HUAWEI P10と比べてしまうと落ちるところもあるが、単体で使った場合なら、2~3年前の機種からの買い替えでも問題とはならないと思われるほど充実している。
今年6月発売機種ということもあり、Androidのバージョンも比較的新しい7で、最新の8への更新も期待できる。
そして、ごく最近のAndroid機はRAMの容量が大きめなことが特徴だが、HUAWEI P10 liteなら3GB搭載と、複数アプリを使ってもサクサク使えそう。
画面もフルHD解像度。単体で家電量販店で購入すれば、3万円前後と最安価格帯ではないものの、無理して1万円台機種を購入するよりも、長く満足して使える要素が詰まっている。
「gooSimseller」での価格は通常2万5704円で、加入パックをセットして2万4624円。これは加入パックが届いてからあらためて加入手続きをするものだが、それよりもお得なのは「らくらくセット」という最初に加入手続を済ませてしまうもの。価格は1万7237円になる。
加入パックだけだと加入しない、ということもできてしまうが、らくらくセットは加入しないと端末を送ってこない。その強制力の分だけお得というわけだ。
ちなみに、このセットで加入した場合、音声通話付きプランになるので利用開始月を1ヵ月目として6ヵ月目以内の解約は違約金が必要。
即解約する場合、(1600円+2円)×1.08×6カ月の1万381円かかり、端末代と合計で2万7618円。OCN モバイル ONEも悪くないが、もし、ほかの格安SIMがいいなら通常セットのほうがお得かもしれない。
ただし、逆に言えば半年間、わずかな金額でOCN モバイル ONEが利用できると考えることもできる。
また、当たり前のことだが、SIMと端末は同時に使う必要もないので、このSIMを別の端末で使い、購入した端末は別のSIMを挿入して使うこともできる。