新型PlayStation VRでVR初体験

文●田丸 裕臣

2017年11月18日 15時00分

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 どーも、声優・ナレーターの田丸裕臣です。唐突ですが皆さん、お買い得って言葉、いいですよね。誰だってお得に買い物したいですし、「え? これがこの値段で!?」とか大好きなはずです。そんな皆さん、チャンスですよー。

 なんと、先月10月14日にSIEから発売された新しいバーチャルリアリティシステム「PlayStation VR」(以下PS VR)は、それまでに発売されていたPS VR単品と同じ価格なんです。

 「なーんだ同じだけ?」と思っているそこのあなた! それだけじゃありません。以前だと別売りか、もしくは少し価格の上がった同梱版を買うしかなかったポジショントラッキング用(後述)の「PlayStation Camera」を加えて、同梱版にした上での据え置き価格なんです。まぁお得!

10月14日に発売された新型PlayStation VR(型番:CUH-ZVR2)。プレイには別途「PlayStation 4」が必要です

 ですが皆さんこれだけじゃありませんよ! 従来品よりわずかではありますが軽くなりました。わずかとは言っても頭につけるものですから、少しでも軽いほうがいいですよね? もしかしたらこのわずかの差が肩こり解消の要因には……ならないか。

 そしてユーザー的にかなりのストレス軽減になるのが配線回りの改善です。今までコード上にあるリモコンにステレオ端子がありましたが、新型ではステレオ端子がVRヘッドセット後部に配置されたことで、配線の煩わしさが解消されました。

新型ではステレオ端子がVRヘッドセット後部に配置され、イヤホンのコードが邪魔にならなくなりました

 さらに、音量ボタンも本体に追加され、旧型のようにヘッドセットをつけて周囲が見えない中で「メガネメガネ…」の如く配線上の音量ボタンを探さなくてもよくなったのがかなり便利。

新型では本体底部(写真左下)に音量ボタンが追加されました

 あと僕も後で気が付いたのですが、音は部屋の音響システムを使って迫力あるサウンドを聞きたい、という人はそちらから音を出すこともできて、その際邪魔になってしまうイヤホンもイヤーピースホルダーですっきり収納できます。

イヤホンもイヤーピースホルダーに収納できます。イヤホンがプラーンと垂れ下がらないようになっているあたり、よく考えられています

 さて、最初に価格のことに触れておきながら、ここまで某通販番組のように実際の価格を引っ張りに引っ張ったのにはワケがあります。

 某通販番組みたくしたかったんです! ということでお値段は、税抜希望小売価格4万4980円です。普通ならここでタレントさんや芸人さんの「え!?」とか「これだけ入って!?」とか「信じられなーい!」とか入るんですけど、いやいや、信じられますよ。普通に金額で考えて約5万円は高いですからね。

 とはいいつつもです、高く考えるか安く考えるかは個人によります。結論から先に言うと、全部セットになった新型PS VR(PS4本体除く)僕的には妥当です。なぜかはこれから書きます。

 やー、毎度のことながら助走が長い長い。くだらないこと書かないと筆が走らないんですよね僕。よし、また脇道それてないで本題いきましょう。

新型PS VRでVR初体験
ゲームの進化を凄まじいほど実感

 今回体験させてもらった新型PS VRですが、何を隠そう、僕VR自体初めての体験だったんですよ。もちろん知ってはいたのですが、買うのは高いしVR体験施設に行ってまでっていうのはちょっと気が引けるし……ってことで、これまで体験しないまま来てしまいました。

 そこで今回新型が発売されたということを知って触らせてもらったのですが、装着してゲームをした瞬間の驚き! むしろ驚愕!

初めてVRをプレイしたときに、ポカーンと口が半開きになってしまうのは僕だけじゃないはず! 映像の中に飛び込んだかような没入感に、我を失います

 なかなかこの年になって新しい体験をして驚くということもないですが、今回は本当にバーチャルリアリティー(仮想現実)という言葉そのものの体験をし、今のゲームはここまで進化しているのか!という程のカルチャーショックを受けました!

 ではまずセッティング時の話からと思ったのですが、その前に被った時の俺のアホ体験から。PS VRは2ヵ所でフィット感の調整ができます。説明書を見れば載っているのですが、僕は最初なんとなく「ここいじればいいのかな?」くらいでやっていたので、後ろのダイヤルでしか調整していませんでした。

 結果、物凄い眼球への圧迫感! 実は目を覆う部分に当たる前方の部位もかなり移動できて、メガネをかけていても結構余裕があるくらいの調整ができるようになっていたのですが、そこはほら、センシティブというか感覚でいっちゃう僕という人間とVRへの期待感で我慢できなかった相乗効果といいますか。

 「VRってメガネかけたままできないのかー。仕方ないメガネ外してやるかー。なんかぼやけるなー。締め付けキツイなー。試練だなー」

 とか思ってたんですが、いよいよ我慢できなくなって調べてみたら、前のほうも調整できるようになってたんですよ。よかった他の人には気づかれてなくて。あ、でもこれでバレるな。ドンマイ俺。

 とまぁ、きちんと説明書を読むことの大切さを理解しつつ、VRヘッドセットの装着は快適にできました。

PS VRは前後にも調整できるので、メガネしてても余裕で装着できます

楽しくていろんなところを見ちゃうんですよ
そうするとやっぱり酔うわけです

 ここからようやく配線などのセッティングの話。パッと見はぶっちゃけ面倒くさそうに見える配線回りですが、VRヘッドセットとプロセッサーユニットをつなぐケーブルがよりスリムな一本のケーブルに集約されたなどのブラッシュアップがされたようです。

 僕は大体機械は説明書見ないで端子の形などで判別してセッティングをしてしまうのですが、配線回りがすっきりしたせいか今回もなんとなくでできてしまいました。VRヘッドセット装着のほうもそうですが説明書読めって感じですよね、すみません。(よい読者の皆さんは真似をしないでちゃんと説明書見てきちんとセッティングして下さいね!)

 セッティングの際に、ポジショントラッキング(位置追跡)用の「PlayStation Camera」をテレビにつけて自分の位置と視点をゲーム機側に認識させるのですが、そのことにより自分が右を向けば右の景色、左を向けば左の景色と本当に360度の景色が広がります!

 自分の部屋にいながら、視界いっぱいのバーチャルでキレイな景色、まるでアニメのソードアートオンラインの世界に入り込んでしまったかのような気分になってきます。

目の前にある建造物や人物に思わず触れてみたくなります。触れないのはわかっていながらも、ついつい手が延びてしまうのです

 右を見て、左を見て、上を見て下を見て、さらに後ろを見て……全方位の景色を堪能していると、どうなるかわかりますか皆さん?

 そうです、酔うんです。情けないことに、プレイして10数分の間にVR酔いをしてプレイ続行不可能になってしまいました。「自分こんなに3D耐性なかったかなー。通常画面での3Dゲームはわりと平気なんだけど」と思っていたら、最初は酔う人もいるらしいです。

 初めてVRを体験する時は、珍しさもありキョロキョロといろいろなところを見てしまうので酔う人がいると、SIEのお姉さんが優しくフォローして下さいました。俺だけじゃなくてよかった。

 そういえば初めて普通の画面でFPSをプレイしたときも酔ったかも。やっぱり人間“慣れ”って必要なんですね。

VR世界への没入感をさらに高める
PS VR シューティングコントローラー

 その後少し休み、PS VR専用の『Farpoint(ファーポイント)』というゲームを少しプレイしました。このゲームは自分視点のプレイ画面になっていて敵を撃つゲームなのですが、PS VR シューティングコントローラーという武器型のコントローラーにも対応しています。このコントローラーを使うとさらなる直感的なプレイができ、より一層ゲームへの没入感が深まるんです。

「PlayStation VR シューティングコントローラー」。狙いを定めている場所がそのままゲームに反映されるため、あるのとないのじゃ没入感がまるで違います

 もちろん全方位の映像が楽しめますし、なんなら自分が行きたい方向に体の向きを変えその方向を向いたら前に進むという、より自分の動きに対応したゲームになっています。

1人称視点のシューティングゲーム『Farpoint』

 ここまで来ると、PS VR シューティングコントローラーの存在も相まって、もはやアミューズメントパークのアトラクション内にいるかのような錯覚に陥ります。

 なのですが……気づきました。「これ、俺の部屋だとスペース的に厳しいのでは?」

 ゲーム内の最初の設定画面で、テレビ前にある程度のスペースが要求されるのですが、30代独身ワンルーム都内住まいだと、だいたいそんなスペースはとれないからです。

 編集部の潤沢なスペースがあってこそ存分に楽しめるけれども、自分の部屋でテーブル移動させてパソコンも危なくない位置に避難させてとなると、ちょっと手間かなと思いました。

 誤解のないように言っておくと、『Farpoint』はより臨場感を出すために体の向きを変えたりしますので、PS VR シューティングコントローラーが周囲にぶつからない程度のスペースが必要になっています。もっと稼いで広いおうちに住めるように頑張ろうかな。

PS VR シューティングコントローラーに対応した『Farpoint』をプレイ。コントローラーを構えると照準を合わせやすく、直感的に操作できます

 それと『グランツーリスモSPORT』もプレイしました。シネマティックモードでプレイしたのですが、大画面テレビでプレイしているかのような臨場感がありました。

 「グランツーリスモ」をプレイするのはかなり久々だったのですが、今はいろいろセッティングできるようになってるんですね。座高の高さまで変えられるというのは、むしろ開発者の方の「こだわり」の執念を感じました。

最先端のゲーム体験が楽しめる幸せ
それにいくら払えるかで価値が変わる

 ここまでいろいろ体験してきて、最後はコスパの話になります。PS4をすでに持っている前提ですと、新型PS VRの価格は税込でおよそ5万円、近場の遊園地などに行って交通費など全部の費用込みでおよそ1万5000円。ざっくりですが、だいたい3回行けば元が取れる計算です。

 ソフトの価格も含めていませんし、あくまで僕計算ですが、自宅で手軽にアミューズメント体験ができて、ソフト以外にはほぼお金がかからないでずっと遊べる。これなら大分ハードルも下がるのではないかなと思います。

アミューズメント施設にあるような体感型ゲームが家庭で楽しめると思えば、決して高い買い物ではないはず

 もし3D酔いが気になってPS VRを買うか迷っている方は、VR体験施設などもありますので一度体験してみてはいかがでしょうか? 体験した方々の話を聞くと酔いも個人差があるということですし、慣れるのが一番VRを楽しむコツという話も聞きました。なのでちょっとでも興味があればそこまで懸念する必要もないのかなーと思います。

 そしてお金の話とかいろいろ話しといて何ですが。皆さん、PS VRでのヴァーチャルリアリティーによる新たな世界は、人生の新たな1ページを開いてくれる、プライスレスな体験ですよ!(ドヤァ)

 ということでカッコよくキメキメな感じでしめたところで今回はこのあたりで。

新しくなった「PlayStation Move モーションコントローラー」(型番:CECH-ZCM2J)。これがあったほうが、PS VRをより楽しめます
写真左が新型です。接続端子がmini-USBからmicro-USBに変わったのが大きな変更点です。ほかにも、SONYのロゴの色が変わっていたり、バッテリーが1380mAhから1900mAhになっていたり、細かな改良が施されています
「PlayStation Move モーションコントローラー」を両手に持ちプレイ。プレイ前は格好つけていますが、プレイが始まると、世界観に圧倒されてへっぴり腰になってます

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