乗り換えの春、格安SIMの解約方法をまとめてみた

文●正田拓也

2018年04月05日 12時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
イメージ

 格安SIMといえば毎月の料金が安いことだけと思われがちだが、この連載でも何度も指摘しているとおり安さだけではなく積極的に選ぶ理由がある。

 そのひとつが不要になったら無駄なく手間なく解約できること。そこで、2018年4月現在の解約方法をまとめてみた。なお、「UQmobile」と「Y!mobile」は“サブブランド”として制度面では大手キャリアに準じるため、今回は含めていない。

解約はネットで、お店で何時間も待つ必要ナシ

 ほぼすべての格安SIMはリアルな店舗窓口に行く必要はなく、ネット上での手続きか電話で解約手続が完了する。

 電話の場合は電話の前で待つこともあるかもしれないが、店に行って何時間も待たされるということはない。

 中でもウェブサイトで手続が完了するところや電話窓口に電話をしなければならないところ、さらに解約の申し込み締切日にも違いがある。

 ほとんどの格安SIMは毎月末が解約日となるが、その申し込みが直前まで可能なところもあれば、早めに締め切ってしまうところもある。また、「mineo」のように申し込み時点で即解約というところもある。

 申し込み方法も変化する。たとえば「楽天モバイル」は解約に厳しい格安SIMとして知られており、以前は必ずコールセンターに電話して解約手続きをすることになっていた。

 しかし、最近はウェブサイト上での解約手続きが可能になった。ただし、解約締切が毎月15日と早めなことに変化はないため注意が必要だ。

 また、月末ぎりぎりまで解約できるところもある。月末ぎりぎりに回線整理と解約を思いついても、その場でウェブサイトにアクセスし、解約できれば翌月分の費用を抑えることができるかもしれない。

音声通話付き契約では期間経過後はいつ解約しても手数料なし

 解約といえば気になるのは「解約手数料」の扱い。格安SIMでも音声通話付き契約を中心に手数料がかかる最低利用期間があるが、3大キャリアに比べるとかなり緩い。

 まず、データ通信のみのSIMではほとんどがいつ解約しても手数料がない。「IIJmio」のように開通翌月末までは最低利用期間としてまったく解約ができないというところもあるが、データ通信のSIMではいつでも手数料なしに解約できるため、手数料との駆け引きで回線を維持するという面倒がない。

 一方の音声通話付き契約ならば、定められた期間を過ぎればいつ解約しても手数料が発生しないものが大半なのが格安SIMの特徴だ。

 3大キャリアやサブブランドでは、基本的に契約から2年間を過ぎても特定の月ではないと違約金なしで解約できず、手続きなしに2年目の時期を逃せば次は違約金なしで解約できるのは契約から4年目になってしまう。ここが格安SIMとは大きく違う。

 音声通話付き契約で手数料なしで解約できるまでの期間は格安SIM事業者によって異なり、短いもので「OCN モバイル ONE」の6ヵ月。そのほかはだいたい1年間程度。IIJmioのように経過時間で金額が変化するものもある。

 特に長いものでは楽天モバイル「スーパーホーダイ」で、高額ポイントがもらえる3年契約がある(1年、2年のプランもある)。一方で、mineo、イオンモバイルのように純粋な解約ならば音声通話付き契約でも手数料が一切なしのところもある。

 ただし、mineo、イオンモバイルはMNP転出の場合、開通から短期間では転出料が高くなる。mineoは13ヵ月、イオンモバイルは180日間となっており、3大キャリアに安くMNP新規契約するための“弾”として使うことが、やりにくくなっている。

主な格安SIM事業者の解約締切日や解約方法

 ここで主な格安SIM事業者の解約の取り扱いをまとめてみた。

おもなSIMカードの解約方法
おもなSIMカードの解約方法

 基本的に大きな違いはないが、差があるのは手数料の仕組みの違いのほか、解約手続きがウェブサイトではなくコールセンターという事業者がある程度だ。

 解約のことまで考えて加入するのなら、電話での手続きが苦手という人は「BIGLOBE」や「イオンモバイル」は避けるしかない。

 その一方で、窓口で解約したいならイオンモバイルだ。格安SIMの加入は店舗の窓口で行なう機会が増えているものの、解約はウェブサイトのみというのが逆に面倒という人たちもいるはずだ。イオンモバイルの店頭解約は格安SIMのなかでは珍しい。

 ただし、これも今後変化する可能性がある。これまで、コールセンターに電話して解約するのみだった楽天モバイルが段階的にウェブサイトへの手続きに移行したことからもユーザー層の変化などによって対応が変わってくる可能性もある。

解約後のSIMを返却する必要がある場合も

 ウェブサイトで解約手続きした後、悩ましいのはSIMカードの返却だ。明確に返却不要としているのはmineoやBIGLOBEのAプラン(auネットワーク)程度で、ほかは返却が必要。

 それでも、損害金を示して強い姿勢で返却を求めているところもあれば、できれば返送してほしい……と、緩いお願いのところもある。

SIMカード返却について
SIMカード返却に対応について

 明確に返却不要ということでなければ、返送したほうがよいだろう。返送方法としては、特に指定していないところや、封筒にSIMカードを入れて送付するように求めている。

 通常なら定形封筒と82円切手が必要になるが、もし、返送費用を少しでも節約したいのなら62円で送れるミニレター(郵便書簡)という選択肢がある。

 SIMカードを薄い紙片と解釈すれば、小さい封筒と切手が一体化して62円。定形外よりも20円安い上に封筒代も助かる。極限まで格安SIMのコストを削りたい人向きだ。

 返却がない場合は損害金を明記しているところでも実際に請求されたという話はきかないが、それでも、郵便事故で不着の場合の対策として追跡が必要という人もいる。

 その場合は164円のクリックポスト、定形郵便やミニレターに160円追加の特定記録のオプションを追加するなどの方法がある。

解約できるからもっと気軽に試してほしい格安SIM

 解約が手軽な点をまとめてみたが、言いたいのは解約が手軽だからこそ、もっと気軽に試してほしいということ。

 特にデータ回線はやめるのが簡単。今は使っていないスマートフォンや、タブレット、モバイルルーターに挿入して、つながっていることの便利さを実感してみてほしい。

mobileASCII.jp TOPページへ

mobile ASCII

Access Rankingアクセスランキング

アプリ週間ランキング

アプリランキングをもっと見る

for Biginnersスマホ入門

スマホからスマホへ機種変更する前に読む! 各種アプリ&サービスのデータ移行・引き継ぎ方法

「Xperia A」「GALAXY S4」へ機種変更したらチェック! ケータイとの違い&スマホの使い方をマスターしよう

「Xperia A」ほか夏スマホ購入前にチェック! スマホへの機種変更&乗り換えQ&A

スマホのトラブル解決ガイド2013

スマホ定番アプリ活用術!

連載:スルッとわかる! 高速通信規格「LTE」

おサイフケータイ乗換案内!

Linkリンク