docomo with最強スペックの「LG style」は長く使い続けたいライトユーザーに最適

文●村元正剛 編集●ASCII編集部

2018年07月11日 12時00分

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 今回レビューする端末は「docomo with」対象の「LG style L-03K」(LGエレクトロニクス製)だ。docomo withとは、対象機種を購入すると、次の機種変更まで毎月の利用料金からずっと1500円割引されるサービス。従来のdocomo with対象端末は、スペックや機能を抑えたエントリーモデルが多かったが、このLG Styleは流行りの縦長ディスプレーを搭載し、防水・防塵、おサイフケータイ、ワンセグにも対応するという充実仕様。価格は4万176円(税込)だ。

サイズは約144×69×8.7mmで、重さは約146g
背面には約1620万画素カメラと指紋センサーを搭載
カラバリはブラック、ブルー、ホワイトの3色で、それぞれ質感が異なる

5.5型画面を搭載しつつ、横幅は約69mm

 LG styleのOSはAndroid 8.1。CPUはクアルコムのSnapdragon 450(1.8GHz×4コア+1.8GHz×4コア)、メモリーは4GBで、内蔵ストレージは64GBという構成だ。

 ハード面での最大の特徴は、約5.5型の液晶ディスプレー。昨年来のトレンドもいえる画面アスペクト比が18:9の縦に長い画面で、解像度はフルHD+(1080×2160ドット)。左右のベゼルを細くし、本体の横幅は約69mmに抑えられている。5.5型クラスのディスプレーを搭載するスマホは横幅が70mmを超える機種が多い。たとえば、iPhone 8 Plusの横幅は78.1mmもある。LG styleは、画面の広さと持ちやすさを両立させている端末と言っていいだろう。

筆者はさほど手が大きくないのだが、片手でも画面の広範囲に指が届く
画面占有率が高く、写真や動画を見る際の迫力が増す

 防水・防塵に対応していることはもちろん、耐衝撃、耐振動、耐日射、防湿など、米国国防総省が資材調達基準として制定したMIL規格の14項目をクリアしている。コンパクトでカジュアルな印象のモデルだが、実はタフネスなのだ。スマホを落とすことが多い人や、長く使い続けたいと考えている人にも魅力だ。

右側に電源ボタンを搭載
左側に音量ボタンを搭載
SIMスロットにmicroSD(最大400GB)もセットできる
底部のUSB Type-Cポートを搭載。独立したイヤホンジャックも備える

ユーザーフレンドリーなメニュー構成
操作感も上々

 LG styleのホーム画面は「docomo LIVE UX」がプリセットされている。それを、LG独自のホーム画面に変更することもできる。その際、iPhoneのようにすべてのアプリをホーム画面に表示する形式にもでき、ホーム画面とアプリ一覧を分けるAndroidの標準的な形式にもできる。これまで使っていたスマホに近い操作性を引き継げるので、使い始めた当初からスムーズに操作できるだろう。

ホーム画面は3種類から選択可能。Androidの標準的なホーム画面に設定する場合、アプリ一覧に切り替えるアイコンを表示するか、スワイプだけで切り替えられるようにするかも選べる
ホーム画面とアプリ一覧を分けて表示し、ホーム画面に「アプリ」アイコンを配置
アプリ一覧画面

 「設定」メニューのわかりやすさも出色。たとえば、使い勝手を改善する機能をまとめた「ユーザー補助」を開くと、「見る」「聞く」「動作と認識」といった項目があり、ユーザーが求める機能を素早く見つけられる趣向だ。

「設定」の画面
「ユーザー補助」の画面。初めてAndroidスマホを使う人にもわかりやすいように、メニュー項目や分類に配慮されている
「ユーザー補助」の「見る」を開いた画面

 日本語キーボード(オムロンソフトウェア製)もユーザーの使い方に合わせた設定ができるようになっている。50音キーに変えたり、手書きで入力したりもできるので、テンキーでのフリック入力に慣れないという人も安心だろう。

自分が使いやすいキーボードを選べる
50音キーボードでも入力可能
手書きキーボードは、かなを書くと漢字に変換される

 パフォーマンスは“ミドルクラス機としては上々”という印象。日常的な操作では不満を感じることはなく、アプリの起動もスピーディーに感じるのだが、複数のアプリを立ち上げている状態では、動きが鈍く感じることもあった。ハイエンド機に慣れている人は物足りなく思うかもしれない。それでも“上々”と感じられるのは、4GBメモリーの恩恵といえるだろう。

ベンチマーク測定アプリ「AnTuTu Benchmark」で3回計測した。最高スコアは「68906」、平均スコアは「67692」だった。400番台のSnapdragon搭載機としては、悪くないスコアだろう

インスタ映えする写真が撮れるモードを搭載

 カメラは、背面が約1620万画素で、前面が約800万画素。画質は作例を見ていただきたいが、まずまずという印象。明るい場所での撮影には支障はないが、夜景を撮るとかなり画質が粗くなる。

※作例は原寸大で掲載しています。データ通信量にご注意ください。

花をクローズアップ撮影した作例。後方は適度にぼける
18:9の画面比率での撮影も可能
夜景を撮ると、もやっとした画質になった
「食べ物」という撮影モードがあり、色味を調整して撮影可

 LG styleのカメラは画質よりも“撮る楽しさ”を重視している印象だ。連続して撮影した4枚の写真をひとつにまとめたり、背面カメラと前面カメラで撮影した写真を並べたりできるユニークな撮影モードを搭載。インスタ映えする写真が撮れるようなガイドを表示できる機能もある。

撮影モードの選択画面
見本とする写真を透過させて、見栄えのよう構図で撮影できる「ガイドショット」
4枚の写真をInstagramに投稿しやすい1枚にまとめられる「グリッドショット」。これは前面カメラで撮った作例
2つのカメラで撮った写真が1枚に合成される「マッチショット」
撮影した写真で「Pinterest」を検索できる「Qレンズ」という機能もあるが、個人的には 「そんなに役には立たないかも」というのが本音

使わないと損! と思える独自機能が充実

 LG styleに搭載された独自機能の中で、個人的にもっとも気に入ったのは音質を向上させられる機能だ。「V30+」など、LGエレクトロニクス製の上位モデルにも搭載されている「Hi-Fi Quad DAC」が搭載されていて、これをオンにするだけで、イヤホンで聴く際の音質が格段に良くなるのだ。

 筆者は主に「Google Play Music」を聴いていたのだが、Hi-Fi Quad DACをオンにすると、音に厚みが増し、デジタル音源特有のノイズも気にならなくなった。

イヤホンは同梱されていないので、私物のBang&Olufsenのイヤホンで聴いた。Hi-Fi Quad DACには、接続したイヤホンやヘッドホンのバランスを自動で最適に調整する機能があるそうだ
ミドルクラス機ながら、音質を向上させる機能が充実
好みの音質にカスタマイズできるイコライザ機能も搭載

 指紋認証と顔認証の両方に対応していることもLG styleのアドバンテージだろう。指紋センサーは背面にあるが、端末を机の上に置いたままでも、画面をトントンとダブルタップすると画面を点灯でき、前面カメラに顔を向けると瞬時にロックが解除される。顔認証は平面での認証だが、顔をいろんな方向に向けて登録することで、ある程度は精度を向上できるようになっている。

スピーディーなアンロックには、指紋認証と顔認証の併用がオススメ。セキュリティーの精度が気になる人は、顔認証の精度を向上できる

 背面の指紋センサーは、前面カメラで自撮りする際にシャッターとして使えたり、なぞって通知パネルを表示できたり、便利なショートカット機能も備えている。

指紋センサーのショートカット機能は、全部オンにして使った

 手書きメモができる「Qメモ+」は、なくても困らないかもしれないが、“あってよかった” と思えること請け合いのアプリだ。スクリーンショットの上に文字などを書いてメールで共有するといったこともできる。

指先でなめらかに書き込める。使わないと、もったいない機能だ
端末の状態をチェック&改善できる「スマートドクター」は、しばらく使ってから便利さを実感できる機能だろう

【まとめ】機能に妥協せずに
スマホ利用料を安くしたい人にオススメ!

 LG styleは、スペックは控えめだが、流行りの縦長ディスプレーを搭載し、防水・防塵・耐衝撃、おサイフケータイ、ワンセグに対応。さらに、ハイレゾにも対応し、音質向上機能「Hi-Fi Quad DAC」も搭載。カメラの性能は、今ひとつという印象だが、ほかには、これといった弱点は見当たらない。バッテリー(2980mAh)も標準的な使い方であれば、1日は持ちそうだ。ライトユーザーで毎月のスマホ利用料を節約したいという人は検討すべき1台だろう。

ワンセグの視聴には、同梱のアダプタが必要
バッテリーは急速充電に対応し、省電力モードも搭載
LGエレクトロニクス「LG style L-03K」の主なスペック
ディスプレー 約5.5型液晶(18:9)
画面解像度 1080×2160ドット
サイズ 約69×144×8.7mm
重量 約146g
CPU Snapdragon 450 1.8GHz(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大400GB)
最大通信速度 下り最大262.5Mbps
OS Android 8.1
VoLTE
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア16.2メガ(F値2.2)
/イン8メガ(F値1.9)
バッテリー容量 2890mAh
Felica/NFC ○/○
防水/防塵 IPX5,8/IP6X
指紋センサー
SIM形状 nanoSIM
USB端子 Type-C
カラバリ ブラック、ホワイト、ブルー
価格(税込) 4万176円

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