mineoのソフトバンクプランに早速加入 そのメリットは?

文●正田拓也 編集● ASCII編集部

2018年09月14日 12時00分

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 2018年に入って、ソフトバンクのネットワークを使った格安SIMが登場しているが、主要MVNOの一角であるmineoからも、ソフトバンク網を利用したプランが登場したので早速加入した。

9月にスタートしたmineoのソフトバンクプランに加入。届いたSIMカードにもソフトバンクの文字が

ドコモやauのプランよりは
ちょっと高いソフトバンクのSプラン

 格安SIMであるかぎり、毎月の利用料金は最大の注目点となる。ネットワークを提供する通信事業者からの仕入れ価格はソフトバンクが最も高いと言われており、mineoの料金もソフトバンク網利用したプランであるSプランは、他の2つと比べて、高額に設定されている。

 実際の料金だが、月3GBの高速データ通信量を含むデータSIMが税抜月990円、音声通話付きSIMが税抜月1950円となっている。

 mineoでは、auのネットワークを使うAプランとドコモのネットワークを使うDプランのデータSIMは、月3GBの通信量で税抜月900円。音声通話付きはAプランで税抜月1510円、Dプランで税抜月1600円とあまり差はなかったが、Sプランはデータ専用でも若干高く、音声通話付きではより割高な料金となる。高速データ量が500MBという最も安い容量でも音声通話付きSIMは1750円で、最低維持費でほかのプランを使うよりも300円程度高い。

 注意しなければならないのは、現在キャンペーンを実施しており、最初の6カ月は500MBの音声通話つきで333円とうたわれているところ。それを過ぎると本来の料金が待っている点は気をつけてほしい。

 なお、mineoよりも先にソフトバンクネットワークの格安SIMを提供開始したLINEモバイルでは、ドコモネットワークとソフトバンクネットワークで料金はほぼ同一。QTnetは同じではないが、mineoよりは若干安く提供している。

先行予約をしていたので
最初の半年は0円~の利用が可能

 サービス開始は2018年9月4日だったが、その前日まで先行予約のキャンペーンが実施されていた。筆者はあらかじめ申し込んでいたので、さらに月額333円が引かれて、月500MBコースでは半年間は0円で利用できる。

先行予約をした人の加入画面

 先行予約をした人については、メールで専用URLが届けられているはずなので、そこから加入する。mineoの通常の申し込みページから加入した場合は先行予約の特典が使えないので、先行予約した人はメールをチェックしてほしい。

 URLを開いたら、その後は通常の加入と同様のようだ。もし、mineoの加入パックを購入していたり、mineoの長期ユーサーに与えられた加入エントリーコードがあれば、新規契約による事務手数料がかからない。あとはプランやSIMサイズなどを選択。最後に運転免許証などの書類を画像データでアップロードすれば完了だ。

加入申込画面。エントリーコードを入れる場合はここで選択
SIMカードサイズを選択する。今なら基本はnanoSIMだろう
オプションサービスを選ぶ
本人確認書類のアップロード

 筆者は9月4日の昼に契約手続きをしたが、その日のうちに出荷準備中となり、翌5日には発送され、翌々日の6日には手元にSIMが届いた。もう少し混んでいるのかと思っていたが、すぐに届いて驚いた。なお、9月4日の関西地方は午後から台風で大荒れの天候。mineoの本社は大阪なので心配していたが、SIMの発送元は東京だったため特に問題なかった。

申込翌々日には早くも到着した
SIMカードの台紙にはMVNO用だと明記してある

翌々日に到着したSIMで早速通信する

 届いたSIMをスマートフォンに挿入して早速使用開始。データ通信の前にはAPNを設定するが、ソフトバンクネットワークのSプランではAPNのところで、mineo.jpやmineo-d.jpではなく、mineo-s.jpにする。

 新しいサービスのSIMなので仕方ないのだが、手元にあるSIMフリースマートフォン、ASUS「ZenFone 5」ではAPN設定にmineo Sプランの設定は入っておらず、手動で入力する必要があった。

早速ZenFone 5に挿してみる

 その設定が終われば、すぐにデータ通信を開始する。リモートホストを確認してみるとSプランだからといってまったく違うものになるのではなく、IPアドレスを元にした記号と末尾にmineo.jpとつくもので、他のプランで割り当てられるリモートホストと違いはない。

 そして、スマートフォンでウェブサイト閲覧などをしてみても、体感上のデータの速さや表示にかかる時間は、mineoの他プランとの違いは感じられなかった。問題なくデータが流れてきており、混雑時でもデータが流れてくるというmineoらしいところも同じだ。

速度測定サイトで実測
ドコモプランとの差は特に感じない

 テストに用いたZenFone 5は2つのSIMを挿入して、2つの電話番号の同時待受ができる特徴がある。手元にあったドコモのネットワークを使ったmineoのDプランのSIMも挿入。データ通信で利用するSIMを切り替えながら速度比較している。

 まずは午前中の速度。どちらも差はないくらい順調で、80Mbps程度出ている。SプランとDプランの差はほぼないと思ってよい。

 午後3時のネットワークは速度が若干遅くなった程度で、早いことに変わりはない。実際に利用しても快適に利用できた。

 最後は速度が最も早いことが多い、早朝での比較。ここではDプランが非常に良い値を示している。測定場所の関係から、ソフトバンクネットワークの電波が若干弱かった可能性があるが、実際にウェブ閲覧をした使用感では、特に差は感じられずSプランでも非常に快適だった。

 以上を総合すると、mineo同士で比べた場合、SプランとDプランの差はほぼないと言うことができそうだ。

あえて若干高いソフトバンクプランを使う理由は
ソフトバンクのSIMロックがかかった端末での利用か

 すでに1週間近く使ってるが、実際に使ってみてもSプランとDプランでは特に差はないというのが結論だ。ネットワークも(今回テストした範囲では)サービスエリアに大きな差はないため、SIMフリースマートフォンであればどちらでも使い勝手は似たようなものになる。

 そうであればmineoを使う上で、積極的にSプランを選ぶ理由は特になく、より安価なDプランがオススメとなる。それでもSプランを選ぶ理由は、(SプランのSIMでしか使えない)ソフトバンクのSIMロックのかかったiPhoneなどを使うときだろう。プラチナバンドの対応がソフトバンクと同じ「バンド8」という機器でも有効と言える。

 また、他社にもソフトバンクネットワーク採用の格安SIMはあるが、mineoを選ぶ理由は音声通話付きSIMでも、違約金が適用される最低利用期間がないこと。1年以内でのMNP転出時は手数料がかかるが、短期間、昔のソフトバンク版iPhoneを復活させたいという場合にも役立ちそうだ。


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