ビジネスで連絡をやりとりする際のチャンネルが増えてきた。メールをはじめ、チャットワークやSlack、Facebookメッセンジャーなどが使われている。とはいえ、すべてのサービスをいちいちチェックしていては時間がいくらあっても足りなくなる。そこで今回は、超絶便利なメッセージ統合管理サービス「Franz」の使い方を紹介しよう。
すべてのメッセージサービスを
リアルタイムでチェックする
筆者はフリーランスなので、多くの取引先と仕事をしているのだが、連絡方法が年を追うごとに分散しつつある。10年くらい前までは、メールがほとんどだったが、現在はチャットワークやSlackを使うように指示されることが増えてきたし、いきなり個人的なFacebookメッセンジャーでビジネスの連絡が来ることもある。
もちろん、仕事なのですべて対応するし、ITライターとしてすべてのウェブサービスの使い方は熟知している。しかし、複数サービスを使い分けるのは、とても手間がかかる。新着メッセージの内容は通知などで目にしても、返信が漏れてやりとりが滞ってしまうことがあるのだ。メールであれば、メールソフトを常時起動しているので、見逃しに気がつくが、ウェブサービスだとそうもいかない。
そこでオススメなのが「Franz」というアプリだ。複数のメッセージサービスを1ウィンドウでまとめて管理し、送受信できるのがウリ。なんと65種類ものサービスに対応しており、メッセージサービス以外も利用できるのだ。
まずは、セットアップしてみよう。Franzのホームページ(こちら)からアプリをダウンロードしよう。デスクトップアプリで、Windows 7以降とMacOS 10.9以降、UbuntuなどのLinuxに対応している。
設定画面の「利用可能なサービス」から利用するサービスを追加する。まずは、Slackを追加してみよう。「最も人気」カテゴリーに入っているので、アイコンをクリック。設定画面が開くので、サービス名やチーム名、カスタムアイコン、通知方式などを設定する。後で変更することもできるので、最低限チームのURLを入力しておけばいいだろう。
「サービスの保存」をクリックすると、FranzにSlackのアイコンが登録されるので、クリックする。初回のみサービスへのサインイン画面が出るので、アカウント情報を入力しよう。