6.2型有機EL搭載で150g以下 シャープ「AQUOS zero」の衝撃

文●南田ゴウ/ASCII編集部

2018年10月03日 15時45分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 シャープは10月3日、6.2型WQHD+(1440×2992ドット)解像度の自社国内製の有機ELディスプレーを搭載したスマートフォン「AQUOS zero」を発表した。6.2型有機ELディスプレーと3130mAhバッテリーを搭載しつつ146gと超軽量。既発売のハイエンド「AQUOS R2」とは別のラインアップで、両スマホは併売される。

 AQUOS zeroは、バックライト不要の有機ELディスプレーの採用に加えて側面にマグネシウム合金、背面に帝人の高強力アラミド繊維「テクノーラ」を採用することで、ハイエンドスマホとしては異例の約146gという重量を実現。また、本体内に充電ICを並列に搭載することで、充電中の発熱を防ぐ。

「AQUOS zero」は重量約146gで、Snapdragon 845とフルHD解像度超えのディスプレーを搭載するハイエンドスマホとしては異例の軽さ。また、自社国内製の有機ELディスプレーを搭載することもトピック
内部フレームはマグネシウム合金製で、背面パネルには帝人のアラミド繊維を採用する
マグネシウムフレームはマグネシウムダイキャストから24の切削・加工工程を経て製造され、一般的なアルミ製構造から41%軽量化。背面のアラミド繊維は鉄の5倍強靱なアラミド繊維を編み込んで配合した素材「テクノーラ」だ

 SoCはオクタコアのSnapdragon 845でメモリー(RAM)6GB、ストレージは128GB。全面曲面となる有機ELディスプレーのコントラスト比は100万対1で、DCI-P3規格100%の広色域を実現。Dolby VisionとDolby Atmosの両方にも対応する。OSは最新のAndroid 9.0(Android Pie)だ。

6.2型の自社国内製有機ELディスプレーの解像度は1440×2992ドットで、Dolby VisionとDolby Atmosの両方に対応

 カメラは2260万画素(F値1.9)でインカメラは800万画素のシングル構成。本体サイズは73×154×8.8mm。生体認証には指紋と顔認証を採用しており、防水防塵仕様でおサイフケータイにも対応。既発売のAQUOS R2はデュアルカメラなど動画撮影に特化したハイエンドとして併売。新モデルのAQUOS zeroはリア/インカメラともシングル構成で、処理性能と軽量性を生かした用途向けの別ラインアップのハイエンドとして据える。

 また、ゲームプレイ中に気になる充電使用中の発熱に関しても、充電ICを並列で搭載する「パラレル充電」を採用。発表会場では「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」と「鉄拳」がデモ展示されていた。

充電ICを並列で搭載するパラレル充電で、充電中にスマホを使用しても発熱しづらい
発表会場で「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」と「鉄拳」をデモ展示
指紋認証センサーは背面に配置。生体認証は顔認証にも対応
有機ELディスプレーのノッチ部分は一般的な形状だ

 シャープは2020年の目標として、Androidスマホのシェア40%を狙う。200万台以上を販売したヒット端末「AQUOS sense」の後継機と、処理性能と軽量性を追求する新シリーズの投入で一気にシェア拡大を図る構え。AQUOS zeroの価格と発売時期に関しては「通常のフラグシップスマホと同じ価格帯」(端末担当)とのことで、年内発売が予定されている。

シャープは2020年の目標として、Androidシェア40%超えを掲げる
実働するAQUOS zero試作機の実測重量はキッチリ146g。
「AQUOS zero」の主なスペック
メーカー シャープ
ディスプレー 6.2型有機EL
画面解像度 1440×2992ドット
サイズ 約73×154×8.8mm
重量 約146g
CPU Snapdragon 845 2.8GHz+1.77GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 6GB
内蔵ストレージ 128GB
OS Android 9.0
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
防水/防塵 IPX5,8/IP6X
FeliCa
カメラ画素数 リア:22.6メガ
/イン:8メガ
バッテリー容量 3130mAh
生体認証 ○(指紋、顔)

 同時発表の「AQUOS sense2」はアスペクト比18対9のフルHD+(1080×2160ドット)解像度IGZO液晶ディスプレーを搭載。アプリの表示領域は従来モデル比で約23%拡大、最大輝度は47%向上しながら消費電力を約21%削減している。

AQUOS sense2

 同社のスタンダードスマホとして初の「AIオート」モードを搭載するカメラは、ピクセルサイズを従来比で25%大型化したイメージセンサーとF値2.0のレンズを採用。インカメラの「AQUOS beauty」機能は、美肌補正効果をディスプレーで確認しながら自然な仕上がりでの自撮りが行える。

同社スタンダードモデルでは初のAIオートモードを搭載

 SoCはSnapdragon 450で、独自のチューニングにより「AQUOS sense」「AQUOS sense lite」比でCPU性能は約20%、GPU性能は約30%向上。防水防塵に加えておサイフケータイ機能も搭載する。

AQUOS sense2のカラバリ
「AQUOS sense2」の主なスペック
メーカー シャープ
ディスプレー 5.5型液晶
画面解像度 1080×2160ドット
サイズ 約71×148×9.4mm
重量 約155g
CPU Snapdragon 450 1.8GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 3GB
内蔵ストレージ 32GB
外部ストレージ microSDXC(最大512GB)
OS Android 8.1
防水/防塵 IPX5,8/IP6X
FeliCa
カメラ画素数 リア:12メガ
/イン:8メガ
バッテリー容量 2700mAh
生体認証 ○(指紋、顔)

mobileASCII.jp TOPページへ